ワンダースワンソフト「めざせ海賊王」プレイ日記第9回目です。 
 海軍本部大佐・スモーカーとの戦い。ルフィ達は無事、偉大なる航路へと進む事ができるのか?

 


 前回のプレイより間が空いたため、日記の進行上1度電源を切っての再スタート。
 ステージ中のセーブが出来ないため、改めてローグタウン編を最初からプレイする事になったわけだが、特に目立った違いはありません。


 
 天運が幸いし、バギーによる処刑から何とか逃れたルフィ。
 仲間達と合流した彼は、勢いに乗り一気に“偉大なる航路”へ…‥‥と行きたいところなのだが、ゲームの仕様上そうはいかない。
 
 まずはローグタウン左上辺りに出現した、たしぎが居る島へと向かわなくてはならない。

 
 さっさとグランドラインを目指せば良いのに、わざわざ海兵のところへ向かう理由?



 知らぬ。

 何故ならこれはそういうゲームだから。

 
 例によって一度来た道を引き返さなくてはいけない航海ルートな為、パネルの配置によっては詰みかねないマップをひた走りつつ、たしぎのもとへと辿り着いた一行。


たしぎ「ロロノア・ゾロ!!
    あなたがロロノアで 海賊だったとは
    私をからかっていたんですね!!」

 出会って早々えらい怒りようだ。
 

 いやまあ分かる。
 キミの言いたい事は分かるよ。

 原作じゃ、きゃっきゃしながら一緒に刀選んだりしてたもんな。
 わざわざ海賊狩りの名前まで出して、「悪党から刀を回収する」って息巻いてたもんな。本人とは気づかずに。

 それで「からかわれた」って思うのは分かるよ。


 でもさ。


 このゲームじゃキミとゾロって、「メガネ拾ってあげた」だけの関係だよね。


 武器屋で再会したり、してないよね。顔見知り以下だよね。通行人Aだよね。
 刀の回収の話も、ロロノア・ゾロの話もしてないよね。


 とんだ言い掛かりである。まるで人気者の女子クラスメートにちょっと優しくされただけで彼氏面を始める非モテ中学生だ。



 話の流れ上、たしぎがその刀にいつ気づいたのかも、そもそもゾロは刀の名を知ってるのかも微妙なまま「和道一文字」回収のために戦いを挑んでくるたしぎ曹長。

 バトルは相手が的確に先行を奪いつつも支離滅裂なパネル配置を繰り返すせいでまったく攻撃は喰らわず、しかしロックパネルばかりを配置されているせいでこちらの攻撃も当たらないという驚異の泥仕合を繰り返す流れに。

 しかし、最後にはゾロの攻撃が炸裂し、哀れたしぎのHPは一発で0に。

 話の流れは雑だったが、実力差だけは原作通りだった


 
 「私が女だからですか」の口論のくだりはサクッとカットされ、敗北したたしぎは潔く道を譲る結果に。


 ローグタウンへと戻った一行の前に立ちはだかるのは、当然海軍本部大佐・白猟のスモーカー。

 会話も早々に、スモーカーとのバトルへ移行。

 部下との格の違いを見せてやると言わんばかりに、今度はきちんとパネルを配置し、ルフィへと攻撃を仕掛けて来るスモーカー。


 が、ルフィにダメージが通る事はなかった。



 いや、子供向けなのは分かるよ。
 難易度を低めに設定したかったのも分かるよ。


 にしても敵、弱すぎじゃね?

 別に育て上げたキャラってワケでもないのに、こうもノーダメージが続くのはちょっと。
 しかもキャラ設定上、今までの敵で最強の可能性が高いスモやん相手なのに。


 ナミとかウソップへの攻撃ならもう少し効くのかもしれないけど、主人公をパーティに入れただけで無双状態ってのはちょっとなぁ……。



 原作では17歳になったルフィに初めて土をつけた強敵であったスモーカーをもワンパンで沈めたルフィは、仲間達と共に船へ。

 スモーカーさんに捕まる事もなかったため、ドラゴンの出番はなかった。


 突風でバギー一味にも逃げられ……と散々だったスモーカーさんは、原作通りゾロを追うたしぎと共に船を出す。


 そりゃ、ルーキーに一撃でノされたらリベンジしたくもなるわな。
 純度100%の、実力差による大敗だもの。



 そしてここから、スモーカーの追跡を振り切りながら偉大なる航路を目指すという、いつものカーチェイスモードに突入。


 ……と思いきや、何故かスモーカーはルフィ達ではなく偉大なる航路の入口を示す“導きの灯”を目指して船を進めるため、バトル内容は「どっちが早く偉大なる航路へ入れるか」というレースなのであった。


 スモやん、敗けたショックで目的を見失ってしまったらしい。

 ただし、試してみたところ自分の船がスモーカーの軍艦と重なった場合、流石にゲームオーバー扱いになりました。
 スモーカーの進行ルートを迂回しながら進まなきゃいけないんで、これが意外と難しい。


 結局、ロックパネルを駆使してスモーカーを袋小路に閉じ込めながら、そこに行き当たらない様に大回りをして導きの灯へと到着。

 身動きを封じられ、ただ無言でターンを終えていくスモーカーの姿には心なしか哀愁が漂っていた。



 導きの灯へと到着すると、スモやんが「これが全て偶然か……?」と驚くくだり、バギーがグランドラインへの突入を決めるくだりを流しつつ、進水式を行ってステージクリア。



 倒した敵の懸賞金の方は、レディー・アルビダが8000、バギーが15000となっておりました。
 過去に登場した時はアルビダが3000、バギーが7000だったので、えらい出世っぷりである。

 
 あ、ちなみにボスとはいえ、スモーカーとたしぎには懸賞金はかかってません。
 海軍だから当たり前……と言いたいけど、モーガンには普通に懸かってたな。
 まあ、あっちは悪党なんで事情は異なりますけど。



 さて、これにて「めざせ海賊王」に収録された6つのエピソードを終え、無事にゲームクリア。

 ステージクリアと同時に、スタッフロールも流れ始めます。 

 エンディングは、「麦わら帽子のジョリーロジャー」に似てるようなそうでもないような曲をバックに、スタッフさん達の名前がローマ字で流れていくごく普通のもの。
 特に凝った演出があるワケでもなかったので、イジる事もないです。


 というワケで、プレイ日記も今回で終了……。


 否。
 実はこのゲーム、クリア後に再び1人用モードの画面を開いてみると、新たに追加されたクリア後ステージが存在するのだ。


 気になるそのステージはエルドラゴ編

 TVアニメ「ONE PIECE」初の映画作品であり、それ故に副題が存在しないため若干呼びにくいあのタイトルを元にしたステージになっている様だ。


 と、いうワケで、次回はそのエルドラゴ編をプレイしていきます。