「ONE PIECE図鑑」 の名を冠して世に送り出され続けている商品、「VIVRE CARD」。 
 すでにamazonなどで今後展開されるセットの概要が明らかとなっているこの商品の、「どのパックに誰のカードが封入されるのか」を1人で予想して一喜一憂しよう、という会でございます。


  
 当たったからって何になるのかって?



 私が楽しい。
 以上説明終わり。

 念のため、「VIVRE CARDってなに?」という人達はこちらをご覧ください。くそ長いけど。
→『VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~』レビュー



・まず第一に「VIVRE CARD」という商品それぞれに封入されるカードに関してですが、スターターには32枚、ブースターには16枚のカードが入って1セットとなっています。

・ブースターでは基本的に、16枚の内1枚が「EXキャラクターカード」という単独のカードを貰えなかった脇役達をひとまとめにしたカードとなるので、実質のカードは15枚。まあその他にも技カードが封入されたりする例外もありますが、基本は「1セットにつき15枚」というのを元に予想していくのが良いかな。

・「EXキャラクター」という概念の存在により、要は「単独のカードを貰えなかった面々は容赦なくEXとして一纏めにされていく」という恐怖のサバイバルも発生しており、今までもウープ・スラップ村長にリカちゃん、Mr.9にミス・マンデーの夫婦やサッチなど、それなりに出番や人気もあったキャラクター達が無残にもEX送りの刑にされていきました。

・そんな中で、決して目立つ存在ではなかったスカイピアの門番・アマゾンさんが単独のカード枠を貰えていたり、その選抜基準には謎も多い。
 これはつまり、EX送りとなるカードの基準は「キャラクター毎」に決まっているのではなく、あらかじめ「商品内容」を決定し、その内容にそぐうキャラクターの中から、優先度の高い順番に詰めて行っている形式なのではないかと思っています。

・要はEX送りになったからと言って、「サッチの優先度がアマゾンよりも劣っていた」という話ではなく、単に「頂上戦争編のパックには空きがなく、空島のパックには枠の余裕があった」ため、そう優先度の高くなさそうなアマゾンさんが単独のカード枠を貰えた、という事なんじゃないかと。
 今回の予想会では、EX送りの基準をこういったものであると考えた前提の上で、封入されるカードの予想を行っていきたいと思います。



 直近で発売されるブースターセットは、この空島編の激闘をメインに収録した「シャンドラの戦士VS神の軍勢!!」のパック。
 すでに発売したセットにおいて、コニスやパガヤ、ガン・フォールといった民間人(?)はカード化されているので、タイトル通り主にエネルやワイパーといったサバイバルの参加者達からチョイスされていくんだろう。

 amazonの商品内容の項目を見ると、すでに収録されるキャラクターの情報は一部解禁されているので、これをもとに残りのメンバーを予想していく。
 確定枠はこちらの7名。
ワイパー/アイサ/シャンディア酋長/エネル/オーム/ゲダツ/サトリ

 シャンディアの酋長さんが封入決定という事で、シャンディアの主要戦士たちは堅いと見ていいだろう。同時に、なぜか神官の中で1人だけ名前の挙がっていないシュラもほぼ確定。

 この時点で、カマキリ、ブラハム、ゲンボウ、ラキ、シュラと5枠も埋まってしまった。単独のキャラ数を15人と考えると、残りはたったの3枠。

 「空島の住人達」パックにノーランドが入っていた事を考えると、おそらくカルガラもここで入って来るはず。過去回想にはムースやセトなどの重要キャラもいたが……枠的に、ちょっと厳しいかな。

 現代に戻って、エネルと神官以下の神の軍団メンバーから、神兵長ヤマも優先度の高いキャラ。出番も多かったし、ゲンボウをあっさりと打ち破るという手柄も挙げているので、流石に入れてやって欲しい。

 残り1枠。こうなってくると中々に難しいところではあるんだが、有力な候補となって来るのがホワイトベレー隊長のマッキンリー、副神兵長でありサトリの弟でもあるホトリとコトリ、そしてノーランドの時代と現代を繋いでくれるウワバミことノラ

 モームやスルメがカード化された事を考えると、個体としてのキャラクター付けがされているノラは十分に可能性があるのだが……マッキンリーに比べると、出番の面では弱いかなぁ。
 サバイバルに絡んだ事や軍団内での地位を考えるとホトリ&コトリなんだが、他2キャラに比べると優先度は低めかも。サトリと3つ子だから、カード化されなくても年齢は自動的に発覚しちゃうというのもある。
 というわけで……ここはマッキンリーを推すかな。ラストの「祈り」のシーンなんかは名場面だしね。

 結論として、

ワイパー/アイサ/シャンディア酋長/エネル/オーム/ゲダツ/サトリ
シュラ/ヤマ/マッキンリー/カマキリ/ブラハム/ゲンボウ/ラキ/カルガラ


 以上の15キャラが封入されると予想。
 ……正直、確定枠の酋長さんがかなり足を引っ張ってるな……。酋長OUTのノラINだといい感じなんだけどね。
 どうせ単独でカードになるなら、B・Wの社員たちの様に本名を明かして欲しいところだ。


→「シャンドラの戦士VS神の軍勢!!」答え合わせ&簡易感想




 お次はウォーターセブン編を元にしたパックになると思われる「世界一の船大工!ガレーラカンパニー!!」。
 確定枠は以下の6枠。
アイスバーグ/フランキー/トム/パウリー/ココロ/チムニー・ゴンベ
 チムニー、ゴンベは2人で1枚のカードになるみたいね。

 とりあえず、ガレーラの職長たちの中からタイルストン、ルルはほぼ確定かな。
 同じく職長であったルッチやカク、秘書のカリファなどは、この次に発売されるCP9メインのパックへの封入となるので、残りの7枠にザンバイキウイ&モズなどの面々を……となるのだが、ここで問題になってくるのがフォクシー海賊団の存在。

 彼らは1つのシリーズとしてセットが作られる事がなかったため、ブースターセットでカード化されるなら、このウォーターセブン編に紛れ込ませる必要が出てくる。公式には「空島編」の一部となっているロングリングロングランドの戦いだが、上の空島編パック予想を見れば分かる通り、まず枠がない。

 だが、これがかなり難しい。
 原作登場の主要キャラを挙げていくだけで、フォクシー、ポルチェ、ハンバーグ、カポーティ&モンダ、ビッグパン、ピクルスと、6枠にもなってしまう。イトミミズは勿論EX送りだ。
 更に彼らを入れるという事は、同時にトンジットさんも入れなくてはならない。これで7枠。タイルストンにルルを加えると、これでなんとウォーターセブン編のパック枠が全て埋まってしまう。

 これではフォクシーメインのパックになってしまい、看板に偽りありだ。……と言いたいところだが、「空島の住人達」の名を冠したパックも、空島の住人なんて4人しかいなかったしなぁ……。
 とはいえ、彼らで枠を埋めるという事はフランキー一家の面々の全滅を示す。それは流石に、ちょっと勿体ない。

 と、そんな時の強い味方がいる。スターターセットvol.2の存在だ。
 後で触れるが、迫る3月にはこのバインダー付きの新たなセットが発売される。そしてその「〇〇編」のくくりに縛られない32枚の封入内容のうち、確定枠となっているのは16枠。「vol.1」同様に表紙カードなどが封入される事を考えても、残り10人分以上の枠が空いている事になる。

 スターター2の封入内容を見ていくと、主にリトルガーデン編や世界会議編など、単独でのセットが出されなかったエピソードのキャラクターが封入されている印象がある。フォクシー海賊団も、ここに詰められるんじゃないか。
 というわけで、彼らはウォーターセブン編ではなく、スターターの方に移動して貰います。トンジットさんも一緒に。

 というワケで、話を戻すと「世界一の船大工!ガレーラカンパニー!!」の残る7枠にはザンバイ、モズ&キウイ。
 オイモカーシーもこっちで良いかな。町の復興、割と頑張ってくれてたみたいだし。そしてフランキー一家より、ソドム&ゴモラも外せない。

 そしてトムさんにココロさんが封入という事で、トムズワーカーズの一員たるヨコヅナにはぜひきちんとカード化されて貰いたい。
 個人的にはミカヅキのプロフィールなんかも見てみたい。同じくカマセ犬枠のロシオが空島セットからあぶれた辺り、厳しそうな予感はするが枠にも余裕があったので、一応入れておく。

 という訳で、このセットの予想はこんな感じ。

アイスバーグ/フランキー/トム/パウリー/ココロ/チムニー・ゴンベ
ルル/タイルストン/ザンバイ/モズ&キウイ/ソドム&ゴモラ/オイモ/カーシー/ヨコヅナ/ミカヅキ


 以上15枠。メインどころの抜けは特にない……よな?


→「世界一の船大工!ガレーラカンパニー!!」答え合わせ&簡易感想
 
 
 お次は「エニエスロビー編」を元にしたと思われる「“闇の正義”の執行人!CP9!!」のセット。
 確定枠となっているのは、以下のCP9メンバー達。
ルッチ/カク/カリファ/ブルーノ/ジャブラ/クマドリ/フクロウ/ネロ 
 残りは7枠なのだが、一応は長官であるスパンダムはほぼ間違いない……かな。
 エニエスロビー編という事で、海列車の中で戦いを繰り広げたワンゼも濃厚。ジェリーは……空手を学んでから出直して下さい。
 そこにエニエスロビー関係者では数少ない名前つきの敵キャラという事で、バスカビルも入れてあげて欲しい。

 残りは4枠。ここにロビンの回想編のキャラクターも入って来るんじゃないかと。
 というわけで、主要なキャラクターからロビンの母であるオルビア、オハラの学者であるクローバー、スパンダムの父であり元CP9長官であるスパンダインに、忘れちゃいけないサウロさんで、合計15名。

ルッチ/カク/カリファ/ブルーノ/ジャブラ/クマドリ/フクロウ/ネロ
スパンダム/スパンダイン/ワンゼ/バスカビル/オルビア/クローバー/サウロ


 ここは、割と予想しやすかったかな。
 ……バスカビルとスパンダインOUTで、技カードが封入される様な気もする。けど正直、技カードは技カードで単独のセットとして出して欲しいんだよなぁ。売り上げ的に伸び悩みそうではあるけど。


「“闇の正義”の執行人!CP9!!」答え合わせ&簡易感想



 折り返し地点の最後を飾るのは、スリラーバーク編をメインとした「悪夢!スリラーバークの怪人達!!」。シャボンディ編以降のキャラは、既存のパックにてカード化されているぞ。

 まず確定枠となっているのが、
モリア/オーズ/ペローナ・クマシー/ホグバック/シンドリー/アブサロム/ローラ/ブルック
 の8枠。

 正直なところ、スリラーバーク編は空島やW7に比べ「第3勢力」的なポジションの主要キャラが少ないので、若干枠を持て余す雰囲気がある。「これはまあ入るだろう」と思えるのが確定枠となっているローラぐらいで、リスキー兄弟スポイル爺さん辺りは、ここまでEX送りになって来たキャラ達と比べても小粒な印象が否めないしなぁ……。

 というワケで、基本的にはモリア勢力およびゾンビ達の中から選出する事になるんだが、こちらもほとんどが確定枠の中で埋まっていて、自信を持って予想できるのがリューマぐらいしかいない。
 残りの枠を埋めていく、という意味では、タラランジゴロウ犬ッペ辺りが候補になって来るが……うーん。ヒルドンキャプテン・ジョンは流石に厳しそうだしなぁ。

 あ、地味にまだカード化されていなかったバーソロミュー・くまは、このセットで入って来るかな。それにブルックの回想編から、ルンバー海賊団のヨーキ船長も、単独のカードが欲しいところ。

 リューマ、タララン、ジゴロウ、犬ッペ、くま、ヨーキ……と6枠を埋めたところで、この辺りで新魚人海賊団のセット同様、技カードの封入もあるんじゃないかと。これまでの基準から考えて、15枠をキャラだけで埋めるのは少々難しそうだ。

 というわけで、ゾロの「三刀流剣技」、サンジの「黒足の技」に次ぎ、ナミの「天候術」およびウソップの「ウソップ戦法」の技カードが入ると予想。
 それぞれの戦法名は、「ONE PIECE YELLOW」の用語集より引用。「黒足の技」という名称もそこで使われていた名称なので、麦わらの一味の非能力者系の戦法名はここが元になって来るんじゃないかと思う。

 ……あれ、技カードを2枚入れたら、枠の数が1枚分オーバーしてしまった。
 犬ッペかジゴロウを外そうかとも思ったが、ゾロとサンジの影が入ったゾンビの内、片方だけをEX送りにするのも忍びないが……ここは2人で1枚のカードという事にでもなって貰うか……? 1人ずつだと、そこまで書く事もなさそうだし。

モリア/オーズ/ペローナ・クマシー/ホグバック/シンドリー/アブサロム/ローラ/ブルック
リューマ/タララン/ジゴロウ&犬ッペ/くま/ヨーキ/天候術(技)/ウソップ戦法(技)


 まあ「予想」ではなく「願望」で言うなら、キャプテン・ジョンは入れて欲しいけどね。


→「悪夢!スリラーバークの怪人達!!」答え合わせ&簡易感想



 頂上戦争編を境とした前半・後半に分かれて展開されているVIVRE CARDだが、上のスリラーバークのセットにて、前半の内容が完結。
 新世界編を元にした後半戦の予想会は次の記事に回すとして、最後に発売日が2週間後くらいにまで迫っている「STARTET SET Vol.2」の内容予想。

 封入されるカードの枚数は、Vol.1と同じく「32枚」で、amazonの商品情報および週刊少年ジャンプ2019年11号を合わせると、以下の内容が発表されている。
メリー号/サニー号/サボ/藤虎/青キジ/センゴク/ガープ
ブロギー/ドリー/つる/ルッチ(CP0)/シャルリア/ロズワード/チャルロス
ステューシー/ゴムゴムの実vol.2(技)

 以上、16枚。

 収録内容を見ると、船から初のカード化であるメリーやサニー、そしてセットとしての目玉となるであろうサボや海軍上層部のメンバーを除くと、その多くがリトルガーデン編および世界会議編に関わるメンバーから選ばれているものと思う。

 上の方でも書いたが、これらは単独でセットとして発売されなかったエピソードのキャラクター達であり、簡潔に言ってしまえばこれまでのセットに入りきらなかったメンバーの総決算みたいなモノでもあるんだろう。

 それをふまえて残る16枚を予想していくが、おそらくその内1枚は、Vol.1がそうであった様にバインダーの内扉となる表紙カード、そして1枚が「MY CARD」の様なお遊び系のカードになるんじゃないかと思う。よって、実質的な収録枚数を30枚と考えての予想となる。つまり残りは14枠だ。

 W7編のセットでも触れた様に、上記の理由からデービーバックファイト編のキャラクターもここに封入されると予想。
 そうなればフォクシー、ポルチェ、ハンバーグ、トンジット&シェリーは堅いだろう。問題はそれに次ぐカポーティ&モンダ、ビッグパン、ピクルス辺りで、この辺は正直EX送りになりかねないラインでもあるんだが……願望も交えて、とりあえずは採用しておく。これで早速7枠。

 残りは「これまでのセットに入っていないキャラで、EX送りにはならなそうなメンバー」となるワケだが、その中でも実は単独のカード化がほとんど確定しているキャラクターがいる。
 ブランニュー少佐だ。

 ぶっちゃけこれまでの基準を見ているとEX送りでもさほど違和感のないランクのキャラではあるのだが、彼の初登場は11巻の第96話。
 ナンバーで言うと、EX送りとなった112番のニュース・クーと114番のジョン・ジャイアントの間、つまり113番となるハズなのだが、この2名が記載されたEXカードの中にブランニューの姿はない。つまり、これはブランニューがEX送りを免れたという事であり、単独でのカード化が決定的であると言えるのだ。
 かと言って、今後発売されるセットの中に彼が籍を置けそうなタイトルは見当たらないので、おそらくスターターの中に入って来るんじゃないかな、と思う。

 後は同じように、既存の単独カードとEXカードを照らし合わせ、ナンバーが歯抜けになっている場所を探せば、自ずとスターターに入って来そうなカードも浮かび上がって来る。
 ……と言っても、商品の展開中である現在のEXカードの完成率はまだまだで、アラバスタ~スリラーバークまでのカードがごっそり抜けているため、参考に出来る個所はそう多くない。

 が、ナンバーを照らし合わせていくと、どうやら497、498、499になると思われるマクロ一味、564番にハレダス、567番にヘラクレス辺りが、EX送りを回避できていそうな事が分かった。マクロ一味は3人で1枚だろうから、これで3枠。

 残りの3枠だが、これはもうフィーリングで選抜していく。
 世界会議編での出番もあり、天竜人達の中でも異質な存在であるミョスガルド聖、バスターコールやアマゾンリリー、頂上戦争と出番も多く、地味ながらファンも多そうなモモンガ中将、大事な回想編の主要キャラでありながら、サボやダダンと同じセットに入り損ねたブルージャム辺りで予想しておこうかな。
 100%直感だが、もう参考に出来るものもないので仕方ない。

 という訳で、確定枠+予想枠で、以下の36枚。

メリー号/サニー号/サボ/藤虎/青キジ/センゴク/ガープ/つる/ルッチ(CP0)
ブロギー/ドリー/シャルリア/ロズワード/チャルロス/ステューシー
フォクシー/ポルチェ/ハンバーグ/カポーティ&モンダ/ビッグパン/ピクルス
トンジット&シェリー/ブランニュー/モモンガ/ミョスガルド
マクロ&タンスイ&ギャロ/ハレダス/ヘラクレス/ブルージャム
表紙カード/ゴムゴムの実vol.2(技)/MY CARD(的な何か)


 以上32枚!これでどうや!ブルージャムが入る気が正直しねぇ!

 というワケで、VIVRE CARD予想会前半戦でした。答え合わせは、商品が発売された後にでも。




(追記)
 週刊少年ジャンプ12号にて掲載された情報によれば、スターターVol.2の収録枚数は当初発表されていた16枚らしい。
 え……? amazonの商品情報に「32ページ」って……と思ったら内容紹介欄には「16枚」と明記されていた。なんやそれ!!

 フォクシー海賊団たちは……どこへ行ってしまうの……? 現状発表されているセット以外にも、収まりきらなかったメンツを集めたセットとか出す予定あるのかな……?