■第16話 “目標! 空中監獄!”■
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物語も大詰め。
島に現れたロボット達を討伐した一行は、いよいよアイザックの居る空中監獄へと向かう。
空中監獄へ行くために用いる手段としては、やはりアレ。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
フランキー一家名物・ナンデモ
コイツによって、ジェイルアイランド上空までその身を吹っ飛ばす事で、強引に空中監獄への潜入を図ろうと言うハラだ。
麦わらの一味はともかく、肉体の強さでは一般人レベルのジャンヌに使わせるのは人死にを生みかねない。
ナンデモ砲は、オーギョク鉱山の頂上に設置されている。
なのでまずは、警備体制の敷かれているこの鉱山を必死で登っていく。
ルフィが山頂付近にまで到達しようとしたその時。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
地面を割り、噴出するマグマ。
共に現れたのは勿論この男。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
海軍元帥サカズキ。
またの名を赤犬。
2年前の頂上戦争にて、ルフィの義兄エースを屠った男である。
ルフィ
「お前! 赤犬!!」
サカズキ
「貴様がその名で呼ぶのなら、わしもあの時に戻って、やり残した仕事を片付けようかのう…」
あ、元帥就任後のサカズキ、もう赤犬って呼ばれないのね一般的に。
クザンは割と「青キジ」って呼ばれまくってたけどね。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
マグマの拳で殴り焼いてみたり、地中に潜伏しつつ溶岩噴射で攻撃してみたりと、マグマグの実の能力を用いた攻撃手段を見せて来るサカズキ。
ワールドシーカーに限らないのだけど、サカズキの攻撃はハデで見栄えが良い反面、エフェクトが強すぎて何が何やら分からんのが難点だ。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
けどこの踏みつけ気味のキックがモーションに採用されていたのは嬉しい。
567話でニューゲートの薙刀を止めたアレね。
地味に好きなのよ。サカズキの足使う攻撃って貴重で。
原作のモーションをかなり拾って来てるギガバトとかでも採用されてなかったんちゃうかな、確か。
しかしサカズキさん、基本的には手数よりもパワーで押し切るというイメージが裏目に出たのか、その攻撃モーションは速度に欠ける傾向にある。
よって、見聞色による回避がとっても楽チン。
ここまで章を進めていればビンゴ回避のスキルも入手済みである事が多いと思うので、動きをよく見て回避を行えば、そう手強い敵ではない。


(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
体力を削っていくと、巨大なマグマの拳を前方に射出する大噴火や、上空へと打ち上げた火山弾を降り注がせる流星火山といった原作技も使用してくる。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
こちらは原作中にて、ニューゲートの顔面半分を抉り取った冥狗。
アニメでは放送コードに配慮され、顔面を抉るというグロ描写を抑える為に単なるマグマパンチにされていたが、ワールドシーカーにおいてもアニメ版に近い攻撃方法として採用されている。
……と見せかけて、スクショだと分かりにくいかも知れないが、よく見ると攻撃のヒット時、掌は微妙に開かれているのが分かる。
つまりワールドシーカー中の冥狗は、地中から飛び出すと同時にマグマと化した掌で相手を薙ぎ払う、または握りつぶす様な、原作とアニメの中間と言える技になっているんだろう。
が、こちらもやはり動作は緩慢なので、
回避→武装色に切り替え→ゴムゴムのバズーカor必殺技という流れを瞬発的に繰り出して行くことで、さほど苦戦せずに撃破する事が可能だった。
作中人物の中でも最強クラスの敵なのだが、残念ながら今回は(ゲーム内の)ルフィが強くなりすぎたらしい。
……と言っても、「戦闘面」と「ストーリー面」では勝負の優勢具合が全く持って異なるのがゲームという世界の常であって、バトルが明けるとルフィは息を切らして苦戦状態といった空気だった。
しかしそれでも、
サカズキ
「あの時とは 比べモンにならんのう……
やはり危険な血筋じゃァ」
と、その成長具合に恐るべきモノを感じ取るサカさん。
だがルフィにとって、目の前の男は、ただ海軍本部を取り仕切る強敵というだけの男ではない。
世界にたった2人の兄。
その1人である、エースの命を奪った張本人。
その仇敵を前にした今、相手がどれだけ強かろうとも、退く事などできはしなかった。
ルフィ
「お前は絶対許さねェ……。
おれが お前を倒す!!!」
???
「落ち着け、ルフィ。
お前の目指す場所は、もっと先だろ?」

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
サボ!!
残る唯一の兄、革命軍参謀総長様が、救援に入られたのである。
今成すべき事は、サカズキと戦う事ではない。
今のルフィには、空中監獄へと赴き、やらなくてはならない事がある。
ならば、ここは自分が引き受ける。
ルフィをアイザックのもとへと送り届ける為。
サカズキの攻撃からルフィを守る為、サボはここへと来たのだ。
――とか何とか言ってー。
実は自分がサカさんとやり合いたかっただけなんちゃうの?
サボ君や。

(ONEPIECE79巻 第792話より)

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
しかしこの対峙構造……ハッキリ言って滅茶苦茶カッコいいな。
そりゃまあ、誰でも一度は想像するド直球な対戦カードだけど、こうやって実際に3Dムービーとして打ち出されると感慨深いものがある。
こういう大物同士がガッツリぶつかり合うドリームマッチを実現できるのが、オリジナルストーリーが作られる事の良さだと思う。
原作再現系のゲームだと、どうしても原作の範疇を越える描写はできないからね。
まあ残りの尺的に、このゲームで巻き起こるドリーム、これがラストかもしれないけどね。
サボの手助けを得た事で、無事に鉱山の山頂へと辿り着いたルフィ。
その頃、ジャンヌや仲間達はすでに山頂へと辿り着き、ナンデモ砲の準備を終えていた。
移動、速っ!!
麦わらの一味、タイミング的に一歩間違ったらサカズキに壊滅させられてたんちゃうのコレ。

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
ナンデモ砲、発射準備完了!!!
絵面がめちゃくちゃシュール!!

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
そして上空へと飛ぼうとするルフィ達を、迎撃しにかかるロボット達!!

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
それを斬り落とすゾロ!!!

(「ONE PIECE WORLD SEEKER」より)
撃ち落とすウソップ!!!
ヒュウ!!
かっけえ!!!
しかしサンジの活躍ナシ!!!
ウソップの活躍は嬉しいけど!! サンジにも出番を!!
あと何気にロボット、向日葵星っぽいの1発で爆発四散しとる!! 脆い!!
そして第16話完!!
そのまま第17話へ突入!! いよいよラストスパート!!!
次回、メインシナリオ最終回!!