2019年6月4日発売のONE PIECE図鑑「“闇の正義”の執行人!CP9!!」の感想です。 

ネタバレに配慮していないので、自分で買ってから見る事を推奨します。




今回発売されたのは、CP9を中心としたエニエスロビー編のキャラクター達を収録したパック。
収録された15枚のキャラクターカード全てが敵勢力のキャラクターで構成されているというセットになっているぞ。




例によって、お遊びで事前に勝手に予想した収録内容との答え合わせ。
ウチで予想していた収録カード15枚はこちら。


ルッチ/カク/カリファ/ブルーノ/ジャブラ/クマドリ/フクロウ/ネロ
スパンダム/スパンダイン/ワンゼ/バスカビル/オルビア/クローバー/サウロ


……前回のウォーターセブン編のパックが発売された時点で分かり切っていた事なんだが、オハラ編のキャラクターがこっちに入ると読み違えてしまったのが痛いっすね。

まあオハラ編の3名の枠が空いた結果、普段なら絶対にEX送りになると思っていたキャラも収録されてくれたので、結果オーライっちゃ結果オーライ。


実際に収録されたカード内容は、以下の通り。

0371 カク
0375 カリファ
0377 ロブ・ルッチ(CP9 Ver.)
0387 ブルーノ
0392 スパンダム
0396 ジェリー
0399 Tボーン
0400 ワンゼ
0401 ネロ
0404 ジャブラ
0405 フクロウ
0406 クマドリ
0413 バスカビル
0428 スパンダイン
0437 モモンガ
EX CHARACTERS “アラバスタ”編 Vol.4
(左側の数字はカードのナンバー。)


ジェリーやスパンダインと言った微妙なラインのキャラクターがきちんと収録されたのが嬉しい。
特にジェリーは、完全にEX送りになるものと思ってたからな……。ワンゼやネロ、Tボーンに比べたら、どうしても小粒な印象は拭えないし。


予想の方で挙げたオハラの3人の代わりに入って来たのは、ジェリー、Tボーン、そしてモモンガの3名。
モモンガと言えば、どうしてもアマゾンリリー編や頂上戦争編のイメージが強いが、初登場はエニエスロビー編のバスターコール。それを考えたら、このパックに入るのも妥当なのであった。


まあ個人的には、モモンガの初登場回はアマゾンリリー編の第516話って扱いになると思ってたんだけどね。
マルコやジョズなんかも、25巻時点で初登場はしているものの、名前付きでの登場を果たした45巻の時の話数が記載されてたし。
この辺、イマイチ基準が分かんないんだよなぁ。


……あ、予想の方でTボーンさんを外しちゃってたんですけど、ごめんTボーン、君のことすっかり頭から抜けてました。
思い出せてたら、スパンダインOUTでTボーンINにしてたなー。いやどっちにしても外してるんですけど。


今回の収録内容については、中々満足度が高いかな。
ヨコヅナがEX送りほぼ確定となってしまったのは残念だけど、コレはどちらかと言うと、前回のW7編のパックに入れておくべき領分だったし。
やっぱりセットのテーマがハッキリしてると、おかしな人選になりにくくて良いですね。



以下、収録されたカードに記載された内容についての、簡単な感想です。
気になった箇所だけ掻い摘んで紹介。







■【カク】肩書き

同じく2年後にCP-0に加入している事が分かっているルッチは、CP9としてのカードとCP-0としてのカードの2枚が発売された。
しかし残念ながら……というか、順当と言うか、カクについては1枚のカードに纏められる事に。


今回のセットに封入されたカクは、2年後準拠という事で「元CP9」「CP-AIGIS0」の双方の肩書きが記載されている。(ただし、CP-0としての出番がほとんど訪れていない事もあって、イラストや記述内容のほとんどはCP9時のものとなっている。)


しかしそのシワ寄せと言うか……。
カリファやルッチ(2年前)のカードには記載されている、ガレーラカンパニー時代の役職を書く場所が無くなっちゃった様で……。
無いんですよね、「元ガレーラカンパニー 大工職職長」の記載。


いやまあ、「そんなんどうでも良いわ」って人が大多数かもしれんけど、「ちょっと気になった時にバインダーを引っ張り出せば、細かい情報がすぐに見つかる」ってのがVIVRE CARDの良いとこなんで、その長所が地味に潰されてるのが痛い。


というかルッチ(2年後)やステューシーもそうだけど、彼らがCP-0の一員である事は、右下にある現役の肩書き項目にも書いてあるんだし、改めて所属欄にまで記載しなくても良いのになぁ。



■【カク】好物

麒麟へと変身する能力を得たカクさんの好物ですが、バナナとカステラだそうで。

バナナは食べた悪魔の実の形状から、カステラは全身に反映された死角が好物にまで影響した結果ですかね。


一瞬「お前肉好きじゃなかったんかい!」と突っ込みかけたけど、よく考えたら「どちらかと言えば肉が好き」程度なので、誰も好物だとは言ってなかった。



■【カリファ】プロフィール

今までナミ、ロビン、ハンコックにのみ設定されていた、女性キャラクターのスリーサイズですが、今回なぜかカリファにまで改めて設定されました。

いる!?
その情報わざわざ知りたいか!?


しかもビビやレベッカみたいな主要な人気キャラを押しのけて、あえてのカリファ。(なお同時発売のセットに封入されたレベッカには、その記載はありませんでした。)
アレか? そのテのプロフィールを公開しても問題ないヨゴレ役として認識されてるのか? あながち間違っちゃいないけど。


どうせ公開するなら、しらほしやゲルズみたいな巨大キャラの方が知りたかったかなー。
確実に、単位がセンチじゃなくなるもの。そう言った遊び心が欲しい今日この頃です。


ちなみに詳しい数字までは書かないけど、ナミ達に比べれば若干だけ貧乳でした。
アレが貧相に見えて来るONEPIECE世界、中々の異常事態。



■【スパンダム】元CP5 主管

物凄く細かい話だが、第355話で書かれたスパンダムの肩書きは「CP5 」であって「主」ではない。
いや……日本語的には「主管」の方が正しいんだけど、本編でこう書いてあるからね、多分こっちが正しいんじゃないかな……カラー版の方でも修正されてなかったし……。


まあ、どうでも良いか。スパンダムだし。(無情)



■【ジェリー】出身

「南の海の空手が盛んなある島」とのみ言われていたジェリーの出身地だが、島の名前をカラテの島というらしい。
うん、ダイレクト!


他にも好物が「スクリュードロップキック」にちなんでいそうな「巻き」系の物ばかりだったり、さり気なくバーソロミュー・くまと同等の身長を誇っていたりと、地味に見所が多い。
描写の少ないキャラだからこそ、どうでも良さげな情報が嬉しかったりする事、あるよね。



■【Tボーン】プロフィール

何故か今回、Tボーンにのみプロフィール欄に「剣の名前」という項目が追加された。
今までに登場したゾロやミホークなんかは元より、同タイミングで発売されたカクやレベッカ、キャベンディッシュら剣士達のカードにも武器名の記載なんか無いのに、何故Tボーンだけ……?


謎ではあるが、プロフィールの項目が充実するのは素直に喜ばしい事。
ちなみにボーンさんの剣は「バンブー」というらしいです。

バンブー……竹……?
どっかの鬼竹さんに憧れてでもいたのか……?
あの人、表向きには良い海兵だったしな……真っすぐすぎて騙されやすいボーンさんの事、本気で憧れててもおかしくはないな……。



■【ワンゼ】好物

好物がラーメンでもパスタでも玉ねぎでもなくて笑った。

まあ好物だったら、逆にあんなワケ分からん使い方しようと思わないか……。

目玉焼きが好物ってのは、「自慢の目(と鼻と歯)」ってところから来てるのかな。



■【スパンダイン】

映画「FILM GOLD」の関連書籍であるオフィシャルムービーガイドによれば、ルッチは「病床に伏したスパンダインに取って代わり、CP-0総監の座に就いた」との記述があった。


しかしスターターVol.2に収録されたCP-0時代のルッチのカードには、「CP-0諜報部員」との記述こそあれ、「CP-0の総監になった」と見られる記載はされていなかった。
その為、ルッチがCP-0総監になったとの設定はあくまでも劇場版だけの設定だと思われたのだが、今回のスパンダインのカードからはそもそもスパンダインがCP-0に加入していたという情報が1つも出て来ていない。


「病床に伏した事で権力が弱まった」との設定は原作にも生きている様だが、スパンダインがCP-0に入っていたという設定自体、劇場版独自のものと考えて良いのかな……?
CP9退役後にも政府内での権力を持っていた事を考えると、それはそれで「じゃあどういうポストに就いていたんだろう」という疑問も出てくるけども。



■【CP9】覇気

これについては語っていたら非常に長くなってしまったので、別の記事に分割してアップします。
いつもの下らん与太話です。
CP9は元々覇気使いだった?



「世界一の船大工!ガレーラカンパニー!!」感想
「恐怖の支配者!ドンキホーテファミリー!!」感想