第890話
「マルコ! 白ひげの形見の守護者」
放送日時:2019年 6月 23日
【原作の対応話数】
90巻 第909話 2P~7P
および頂上戦争編のニューゲートを中心とした総集編
および頂上戦争編のニューゲートを中心とした総集編
もくじ
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想・妄想
・登場した技
・声の出演
・あらすじ
・原作からの変更点
・感想・妄想
・登場した技
・声の出演
【あらすじ】
ネコマムシ率いるミンク族の侠客団は、マルコを味方に引き入れる為、新世界のとある島を訪れていた。そこは2年前、マリンフォードで命を落とした大海賊、白ひげの故郷であった。
1年前、『落とし前戦争』に敗北した白ひげ海賊団の残党は、ティーチによって全てを奪われてしまった。彼らにとってこの土地は、白ひげの遺した最後の形見とも言うべき場所だったのだ。
そして今、七武海に加わったエドワード・ウィーブルは、「白ひげの息子」を自称し、白ひげ海賊団の元傘下達を襲っている。彼らの目的が「白ひげの遺産」である以上、生まれ故郷であるこの島が襲われる可能性は高い。その状況において、マルコは島を放ってワノ国へと同行する事は出来なかった。
2年前の海軍本部。そして先日のビッグ・マムに続き、今度は百獣のカイドウにケンカを売ろうとするルフィに驚愕しつつ、マルコはネコマムシに、ルフィへの伝言を託すのだった。
ネコマムシ率いるミンク族の侠客団は、マルコを味方に引き入れる為、新世界のとある島を訪れていた。そこは2年前、マリンフォードで命を落とした大海賊、白ひげの故郷であった。
1年前、『落とし前戦争』に敗北した白ひげ海賊団の残党は、ティーチによって全てを奪われてしまった。彼らにとってこの土地は、白ひげの遺した最後の形見とも言うべき場所だったのだ。
そして今、七武海に加わったエドワード・ウィーブルは、「白ひげの息子」を自称し、白ひげ海賊団の元傘下達を襲っている。彼らの目的が「白ひげの遺産」である以上、生まれ故郷であるこの島が襲われる可能性は高い。その状況において、マルコは島を放ってワノ国へと同行する事は出来なかった。
2年前の海軍本部。そして先日のビッグ・マムに続き、今度は百獣のカイドウにケンカを売ろうとするルフィに驚愕しつつ、マルコはネコマムシに、ルフィへの伝言を託すのだった。
【原作からの追加点・変更点】
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、若いニューゲートの「ガキの頃から…欲しかったものがある」というシーンの回想追加。
・ニューゲートの故郷の島にて、犬のミンクと猫のミンクが、廃墟と化した家々の中を見て回るシーン追加。
建物の中は「略奪の跡だらけ」だと言われている。
・スフィンクスのタマに巻かれた包帯
原作では「ヒザのみに巻かれているコマ」と「足首までを覆っているコマ」でバラつきがあったが、アニメでは足首までを覆う包帯に統一。
・タマの傷を治して貰った少女の「ありがとう!! マルコ!!」というセリフの後に、「大好き!!」という文言追加。
・マルコおよびニューゲートの紹介を行う為の回想シーン追加。
使用されたシーン等の詳細は後述。
またこの際、ボルサリーノのセリフのみ、置鮎龍太郎氏によって新規に収録されたものになっている模様。
・ネコマムシの登場時、「ミンク族『侠客団 』ネコマムシ」との紹介テロップ追加。
・マルコが村人達からの相談を聞くシーンにて、腰や膝を痛めた老人達を『再生の炎』で治療するシーンおよび、「弟がいじわるする」という兄弟の仲を取り持つシーンがダイジェストで追加。
・幼少期のニューゲートが、島で暴れる海賊や人攫いを撃退するダイジェスト追加。
・マルコが語る『落とし前戦争』のイメージ映像が追加。
ティーチと白ひげ海賊団の隊長達が対峙。その中でもマルコがティーチに対し攻撃を仕掛けているが、『グラグラの実』の能力によって跳ね除けられてしまう。
その後、空中に出現させた巨大な球体状の闇(エースの『炎帝』の闇バージョンに近い)に隊長達が呑み込まれ、全滅させられてしまっている。
・上記のイメージ映像内にはジョズも参戦しているが、両腕が健在の状態で描かれている。
・ニューゲートとマルコが酒を交わすシーンの1枚絵が追加。
2人の背後には、同じく酒を飲むビスタとフォッサの姿も確認できる。
・マルコがウィーブルの名を挙げた際、ドレスローザ編後のウィーブルとバッキンの登場シーンの回想が追加。
・マルコがネコマムシに、ワノ国で何をするのかを問うシーン追加。
「カイドウを討つ」との回答を貰った事で、「ルフィの奴、今度はカイドウにケンカを売るっていうのか」と驚愕している。
■マルコ、ニューゲートを中心とした総集編に使われたシーン
・ニューゲートを狙ったボルサリーノの攻撃を、不死鳥の能力によって防ぐシーン
・その後のマルコがボルサリーノに攻撃を仕掛けようとするシーン
・白ひげ海賊団が互いを「息子」「オヤジ」と呼び合う事を説明するナレーション
・スクアードがニューゲートに刃を突き立てるシーン
・スクアードを抑え込むマルコ
・ニューゲートがスクアードを抱き、エースに恨みを持つなと語るシーン
・ニューゲートの指示により、麦わらのルフィの援護を行う隊長達
・エース解放
・ニューゲートの「最後の船長命令」のシーン
・エースに「おれが親父で良かったか?」と問うニューゲート
・マリンフォードに姿を現す黒ひげ海賊団
・サッチの無念を晴らす為、ティーチの命を取ってけじめをつけようとするニューゲート
・ニューゲートが黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受けるシーン
・ロジャーの待つ男はティーチではない、と告げるニューゲート
・死に行くニューゲートが、心の中で息子達への感謝を述べるシーン
・若き日のニューゲートが、当時の仲間達から欲しい物を問われ『家族』と応えるシーン
・ニューゲート逝去
・ニューゲートの遺体から、ティーチがグラグラの能力を奪い取るシーン
・ティーチが『ヤミヤミの実』と『グラグラの実」、2つの能力を見せつけるシーン
・ニューゲートの能力を奪ったティーチが、のちに『四皇』の一角となる事を説明するナレーション
※セリフの変更点は細かい差異が多いため、気になった箇所のみ紹介
・冒頭、若いニューゲートの「ガキの頃から…欲しかったものがある」というシーンの回想追加。
・ニューゲートの故郷の島にて、犬のミンクと猫のミンクが、廃墟と化した家々の中を見て回るシーン追加。
建物の中は「略奪の跡だらけ」だと言われている。
・スフィンクスのタマに巻かれた包帯
原作では「ヒザのみに巻かれているコマ」と「足首までを覆っているコマ」でバラつきがあったが、アニメでは足首までを覆う包帯に統一。
・タマの傷を治して貰った少女の「ありがとう!! マルコ!!」というセリフの後に、「大好き!!」という文言追加。
・マルコおよびニューゲートの紹介を行う為の回想シーン追加。
使用されたシーン等の詳細は後述。
またこの際、ボルサリーノのセリフのみ、置鮎龍太郎氏によって新規に収録されたものになっている模様。
・ネコマムシの登場時、「ミンク族『
・マルコが村人達からの相談を聞くシーンにて、腰や膝を痛めた老人達を『再生の炎』で治療するシーンおよび、「弟がいじわるする」という兄弟の仲を取り持つシーンがダイジェストで追加。
・幼少期のニューゲートが、島で暴れる海賊や人攫いを撃退するダイジェスト追加。
・マルコが語る『落とし前戦争』のイメージ映像が追加。
ティーチと白ひげ海賊団の隊長達が対峙。その中でもマルコがティーチに対し攻撃を仕掛けているが、『グラグラの実』の能力によって跳ね除けられてしまう。
その後、空中に出現させた巨大な球体状の闇(エースの『炎帝』の闇バージョンに近い)に隊長達が呑み込まれ、全滅させられてしまっている。
・上記のイメージ映像内にはジョズも参戦しているが、両腕が健在の状態で描かれている。
・ニューゲートとマルコが酒を交わすシーンの1枚絵が追加。
2人の背後には、同じく酒を飲むビスタとフォッサの姿も確認できる。
・マルコがウィーブルの名を挙げた際、ドレスローザ編後のウィーブルとバッキンの登場シーンの回想が追加。
・マルコがネコマムシに、ワノ国で何をするのかを問うシーン追加。
「カイドウを討つ」との回答を貰った事で、「ルフィの奴、今度はカイドウにケンカを売るっていうのか」と驚愕している。
■マルコ、ニューゲートを中心とした総集編に使われたシーン
・ニューゲートを狙ったボルサリーノの攻撃を、不死鳥の能力によって防ぐシーン
・その後のマルコがボルサリーノに攻撃を仕掛けようとするシーン
・白ひげ海賊団が互いを「息子」「オヤジ」と呼び合う事を説明するナレーション
・スクアードがニューゲートに刃を突き立てるシーン
・スクアードを抑え込むマルコ
・ニューゲートがスクアードを抱き、エースに恨みを持つなと語るシーン
・ニューゲートの指示により、麦わらのルフィの援護を行う隊長達
・エース解放
・ニューゲートの「最後の船長命令」のシーン
・エースに「おれが親父で良かったか?」と問うニューゲート
・マリンフォードに姿を現す黒ひげ海賊団
・サッチの無念を晴らす為、ティーチの命を取ってけじめをつけようとするニューゲート
・ニューゲートが黒ひげ海賊団の一斉攻撃を受けるシーン
・ロジャーの待つ男はティーチではない、と告げるニューゲート
・死に行くニューゲートが、心の中で息子達への感謝を述べるシーン
・若き日のニューゲートが、当時の仲間達から欲しい物を問われ『家族』と応えるシーン
・ニューゲート逝去
・ニューゲートの遺体から、ティーチがグラグラの能力を奪い取るシーン
・ティーチが『ヤミヤミの実』と『グラグラの実」、2つの能力を見せつけるシーン
・ニューゲートの能力を奪ったティーチが、のちに『四皇』の一角となる事を説明するナレーション
【感想・妄想】
■オープニング映像
本日の週替わり映像差し替え部分は以下の通り。
・マルコら白ひげ海賊団の隊長達の前に立ちはだかるティーチ
・医者として村人達の話を聞くマルコ
・酒を交わすニューゲートとマルコ
・マルコとネコマムシの会話シーン
・落とし前戦争にて激突するマルコとティーチ
■全体
今回はネコマムシとマルコの会話を中心とした、白ひげことエドワード・ニューゲートの故郷・スフィンクスに関する物語がメイン。
というワケで、今回の総集編は頂上戦争におけるニューゲートの活躍を中心としたものになっている。
……また頂上戦争か……。
マリンフォードの総集編は第882話でもやった(あちらはルフィやエースが中心だったけど)し、いくらニューゲート信者の私と言えど流石にお腹一杯です。
ただでさえ、マリンフォードの物語はゲームで再現される事も多い(海賊無双1、2、アンリミクルーズSP、ロマンスドーン、バーニングブラッド)と言うのに。
しかししかし、ここまで13話にも渡って展開されて来た暗黒の総集編地獄も、今回でラスト。
次回からは遂に、ワノ国編の物語へと踏み入る事になる。
厳密にはもうちょっとだけ回想が入るのだけど、アニメ版世界会議編の冗長さを耐え抜いてきた視聴者ならば余裕で切り抜けられる程度の尺になっていた。
ワノ国編は1話目からかなり気合の入ったデキになっていたみたいなので、総集編まみれの世界会議編をスルーしていた人達のみならず、普段アニメ版をあまり見ない原作読者にもオススメできるぞ。
ただし、何やらもう少しで映画スタンピードと連動した特別篇が2話ほど差し込まれるらしい。
どうせここまで引き伸ばしたんだし、世界会議→特別篇→ワノ国って流れの方が、綺麗に収まった気もするなぁ。
■白ひげの故郷とマルコ
前述の通り、今回のお話はニューゲートの故郷であるスフィンクスが舞台。
この地名は本編には登場しておらず、VIVRE CARDで確認できるものだ。
土地の名前が示す通り、村にはあのインペルダウンにてLEVEL2の牢番として飼育(?)されていた人面羽毛ライオン、スフィンクスと思しき動物が数多く生息している。
インペルダウンじゃ凶暴に暴れ回ってくれていたが……VIVRE CARDの解説によれば、スフィンクスという動物には獰猛な種と温和な種の2種類が存在するらしい。
生まれついての違いなのか、育成環境によって差が出てくるのかは分からないが、少なくともインペルダウンの個体とこの島の個体では、身体のサイズが明らかに違う。
牢番として適する体格・性格となるよう、厳選して育てられたものだったのかな?
医者でもあるマルコもこのスフィンクスに移り住み、今は医者としての知識や不死鳥の能力、その人柄を活かし、村人達の面倒を見ている様子。
なんとなく、声優の演技もちょっと変化してた感じ。マリンフォード編に比べて、少し落ち着いた声色になってた印象かな。
スフィンクスを守る立場とはいえ、事実上海賊も引退し隠居状態みたいなものなので、その辺の環境の変化を意識したお芝居なのかもしれない。
■白ひげとエースの墓
マルコ曰く、シャンクスに建てて貰った2人の墓は、このスフィンクスの近くにあるらしい。
ただ、このニューゲートの故郷である島は中央部に巨大な岩山があり、墓を建てた島の外観(60巻にて確認できる)とは似ても似つかない。
2人の墓があるのは、故郷の島から少し離れた、別の島という事なんだろう。
他の隊長達の動向が分からないけど、墓の方を守ってたりするのかな?
どうせなら故郷に墓を建ててやっても良かった気もするが、まあそれも分かるかな。
あのニューゲートの墓となれば、遺産や副葬品を目当てに墓を暴こうとする人間も現れそうだし。そうなった時、墓をスフィンクスに作ってしまうと、村人を巻き込みかねないものね。
それに、ニューゲートの墓には彼が生前使っていた薙刀も備えられている。
93巻のSBSで判明したタイムリーな話題なのだが、あの薙刀は最上大業物12工の1振りに数えられる名刀。「白ひげの残党を敵に回す」というリスクを負ってでも、欲しがる人間はいくらでもいると思われる。
むしろ今回のニューゲートの故郷にまつわるエピソード、ニューゲートやエースの墓が暴かれるフラグにも見えるんだよな……。
マルコは不安の種としてウィーブルやバッキンの存在を挙げていたが、そういう事やりそうなの、他にもいるしなぁ。
アニメじゃまだそこまで行ってないけど、ティーチが部下に加えようとしていた相手の能力を考えると……墓荒らしってのは如何にもあり得そうな事柄に思えて来る。
ティーチが仮にラスボスかそれに準ずる扱いになるのであれば、ヘイト稼ぎには持ってこいの所業とも言えるだろうし。
■ナレーション「海軍大将赤犬は、その深い恨みを巧みに利用した」
スクアードに仕掛けた離間策に関するナレーションなのだが、作戦の立案者、たぶんセンゴクさんじゃないかな。
いや明言されたワケじゃないけど、直後の「衰えてねェなァセンゴク」「見事にひっかき回してくれやがって…」ってニューゲートの発言からして、サカズキはあくまで作戦の実行犯に過ぎないと思う。
いやまあどうでも良いっちゃどうでも良いんだけど……。
あの辺の策で白ひげ海賊団を翻弄するトコ、センゴクさんの数少ない見せ場だから誉めてあげて。
■ジョズの右腕
マリンフォードの頂上戦争において、ジョズはその身体をクザンによって凍らされてしまった。
しかもその際に衝撃が加わったせいか、右腕部分が根本から思いっきり割れてしまったのだ。
クザンの能力は、凍らされた段階では仮死状態に過ぎないが、「体は割れやすくなってる」「割れりゃ死ぬ」というのが本人の言。
よって凍ったまま割れてしまったジョズの右腕は、(ヌイヌイ+チユチユの様な特殊治療を施さない限り)元に戻る事はないと思われる。

(TVアニメONEPIECE 第890話より)
が、今回の追加シーンにて描かれた落とし前戦争の映像では、ジョズの両腕は思いっきり健在。
何らかの能力で、治療できたのか……?
……ってもまあ、正直今回の映像はあくまでもイメージに過ぎないと思われる。
「両者援軍を含むかなり大きな戦いだった」とされている落とし前戦争なのに、今回の映像にはティーチとマルコら隊長達しか登場していないからだ。
よって両腕健在のジョズもイメージ映像……なので、深く追求してはいけないんだろう、多分。
同じく戦いの中で手足を失ったクザンやペロスペローなんかは、能力によって義手や義足を作り出して生活していた。
ジョズは……そういう芸当、できるのかな。
キラキラの実、「自分の身体をダイヤモンドに変える」能力であって、「身体からダイヤを出す」事は出来なさそうだし。
能力が覚醒すれば、そういう事もできる様になるか?
周囲の環境全てをダイヤに変える……なんて事が出来る様になったら、一生金には困らないな。スフィンクスの財政も、さぞ潤うだろう。
……しかし頂上戦争編をよくよく見返して見ると、終盤のジョズはずっと氷漬けになっていた為、エースの死にもニューゲートの死にも立ち会えてないんだな……。
なんか、地味に一番辛い立場に思えて来たのは私だけ?
■オープニング映像
本日の週替わり映像差し替え部分は以下の通り。
・マルコら白ひげ海賊団の隊長達の前に立ちはだかるティーチ
・医者として村人達の話を聞くマルコ
・酒を交わすニューゲートとマルコ
・マルコとネコマムシの会話シーン
・落とし前戦争にて激突するマルコとティーチ
■全体
今回はネコマムシとマルコの会話を中心とした、白ひげことエドワード・ニューゲートの故郷・スフィンクスに関する物語がメイン。
というワケで、今回の総集編は頂上戦争におけるニューゲートの活躍を中心としたものになっている。
……また頂上戦争か……。
マリンフォードの総集編は第882話でもやった(あちらはルフィやエースが中心だったけど)し、いくらニューゲート信者の私と言えど流石にお腹一杯です。
ただでさえ、マリンフォードの物語はゲームで再現される事も多い(海賊無双1、2、アンリミクルーズSP、ロマンスドーン、バーニングブラッド)と言うのに。
しかししかし、ここまで13話にも渡って展開されて来た暗黒の総集編地獄も、今回でラスト。
次回からは遂に、ワノ国編の物語へと踏み入る事になる。
厳密にはもうちょっとだけ回想が入るのだけど、アニメ版世界会議編の冗長さを耐え抜いてきた視聴者ならば余裕で切り抜けられる程度の尺になっていた。
ワノ国編は1話目からかなり気合の入ったデキになっていたみたいなので、総集編まみれの世界会議編をスルーしていた人達のみならず、普段アニメ版をあまり見ない原作読者にもオススメできるぞ。
ただし、何やらもう少しで映画スタンピードと連動した特別篇が2話ほど差し込まれるらしい。
どうせここまで引き伸ばしたんだし、世界会議→特別篇→ワノ国って流れの方が、綺麗に収まった気もするなぁ。
■白ひげの故郷とマルコ
前述の通り、今回のお話はニューゲートの故郷であるスフィンクスが舞台。
この地名は本編には登場しておらず、VIVRE CARDで確認できるものだ。
土地の名前が示す通り、村にはあのインペルダウンにてLEVEL2の牢番として飼育(?)されていた人面羽毛ライオン、スフィンクスと思しき動物が数多く生息している。
インペルダウンじゃ凶暴に暴れ回ってくれていたが……VIVRE CARDの解説によれば、スフィンクスという動物には獰猛な種と温和な種の2種類が存在するらしい。
生まれついての違いなのか、育成環境によって差が出てくるのかは分からないが、少なくともインペルダウンの個体とこの島の個体では、身体のサイズが明らかに違う。
牢番として適する体格・性格となるよう、厳選して育てられたものだったのかな?
医者でもあるマルコもこのスフィンクスに移り住み、今は医者としての知識や不死鳥の能力、その人柄を活かし、村人達の面倒を見ている様子。
なんとなく、声優の演技もちょっと変化してた感じ。マリンフォード編に比べて、少し落ち着いた声色になってた印象かな。
スフィンクスを守る立場とはいえ、事実上海賊も引退し隠居状態みたいなものなので、その辺の環境の変化を意識したお芝居なのかもしれない。
■白ひげとエースの墓
マルコ曰く、シャンクスに建てて貰った2人の墓は、このスフィンクスの近くにあるらしい。
ただ、このニューゲートの故郷である島は中央部に巨大な岩山があり、墓を建てた島の外観(60巻にて確認できる)とは似ても似つかない。
2人の墓があるのは、故郷の島から少し離れた、別の島という事なんだろう。
他の隊長達の動向が分からないけど、墓の方を守ってたりするのかな?
どうせなら故郷に墓を建ててやっても良かった気もするが、まあそれも分かるかな。
あのニューゲートの墓となれば、遺産や副葬品を目当てに墓を暴こうとする人間も現れそうだし。そうなった時、墓をスフィンクスに作ってしまうと、村人を巻き込みかねないものね。
それに、ニューゲートの墓には彼が生前使っていた薙刀も備えられている。
93巻のSBSで判明したタイムリーな話題なのだが、あの薙刀は最上大業物12工の1振りに数えられる名刀。「白ひげの残党を敵に回す」というリスクを負ってでも、欲しがる人間はいくらでもいると思われる。
むしろ今回のニューゲートの故郷にまつわるエピソード、ニューゲートやエースの墓が暴かれるフラグにも見えるんだよな……。
マルコは不安の種としてウィーブルやバッキンの存在を挙げていたが、そういう事やりそうなの、他にもいるしなぁ。
アニメじゃまだそこまで行ってないけど、ティーチが部下に加えようとしていた相手の能力を考えると……墓荒らしってのは如何にもあり得そうな事柄に思えて来る。
ティーチが仮にラスボスかそれに準ずる扱いになるのであれば、ヘイト稼ぎには持ってこいの所業とも言えるだろうし。
■ナレーション「海軍大将赤犬は、その深い恨みを巧みに利用した」
スクアードに仕掛けた離間策に関するナレーションなのだが、作戦の立案者、たぶんセンゴクさんじゃないかな。
いや明言されたワケじゃないけど、直後の「衰えてねェなァセンゴク」「見事にひっかき回してくれやがって…」ってニューゲートの発言からして、サカズキはあくまで作戦の実行犯に過ぎないと思う。
いやまあどうでも良いっちゃどうでも良いんだけど……。
あの辺の策で白ひげ海賊団を翻弄するトコ、センゴクさんの数少ない見せ場だから誉めてあげて。
■ジョズの右腕
マリンフォードの頂上戦争において、ジョズはその身体をクザンによって凍らされてしまった。
しかもその際に衝撃が加わったせいか、右腕部分が根本から思いっきり割れてしまったのだ。
クザンの能力は、凍らされた段階では仮死状態に過ぎないが、「体は割れやすくなってる」「割れりゃ死ぬ」というのが本人の言。
よって凍ったまま割れてしまったジョズの右腕は、(ヌイヌイ+チユチユの様な特殊治療を施さない限り)元に戻る事はないと思われる。

(TVアニメONEPIECE 第890話より)
が、今回の追加シーンにて描かれた落とし前戦争の映像では、ジョズの両腕は思いっきり健在。
何らかの能力で、治療できたのか……?
……ってもまあ、正直今回の映像はあくまでもイメージに過ぎないと思われる。
「両者援軍を含むかなり大きな戦いだった」とされている落とし前戦争なのに、今回の映像にはティーチとマルコら隊長達しか登場していないからだ。
よって両腕健在のジョズもイメージ映像……なので、深く追求してはいけないんだろう、多分。
同じく戦いの中で手足を失ったクザンやペロスペローなんかは、能力によって義手や義足を作り出して生活していた。
ジョズは……そういう芸当、できるのかな。
キラキラの実、「自分の身体をダイヤモンドに変える」能力であって、「身体からダイヤを出す」事は出来なさそうだし。
能力が覚醒すれば、そういう事もできる様になるか?
周囲の環境全てをダイヤに変える……なんて事が出来る様になったら、一生金には困らないな。スフィンクスの財政も、さぞ潤うだろう。
……しかし頂上戦争編をよくよく見返して見ると、終盤のジョズはずっと氷漬けになっていた為、エースの死にもニューゲートの死にも立ち会えてないんだな……。
なんか、地味に一番辛い立場に思えて来たのは私だけ?
【登場した技】
・再生の炎
使用者:マルコ
『トリトリの実 モデル:不死鳥 』の能力によって操る、治癒能力を持った炎。
自分のダメージを癒すだけでなく、炎を近づければ他者の傷を治す事もできる。ただし他者に対して与える影響は小さく、あくまでも再生速度を上昇させる程度のもの。
また通常の炎とは違い熱くはなく、何かを燃やしたりする事もできない。
足にケガを負ったスフィンクスのタマに対して使用し、自身の医術と併せてタマの治療を行った。
マルコ曰く、大人しくしていれば明日には飛び跳ねられる様になっているとの事。
またアニメでは、腰を痛めた老人(男性)と膝を痛めた老人(女性)に対しても、この炎で治療を施している事が分かる。
・闇穴道
使用者:ティーチ
『ヤミヤミの実』の能力により、周囲の地面に這わせた『闇』の中に敵や物体を引きずり込む技。
引き込んだものは『解放 』によって解き放つ事が可能となる。
頂上戦争編の総集編内にてティーチが使用。
ニューゲートから『グラグラの実』の能力を奪い取った直後に使用し、周りの海兵達を呑み込む事で、自身の『闇』の力を見せつけた。
使用されたシーンは原作59巻 第577話(TVアニメ版第486話)のもの。
・再生の炎
使用者:マルコ
『トリトリの実 モデル:
自分のダメージを癒すだけでなく、炎を近づければ他者の傷を治す事もできる。ただし他者に対して与える影響は小さく、あくまでも再生速度を上昇させる程度のもの。
また通常の炎とは違い熱くはなく、何かを燃やしたりする事もできない。
足にケガを負ったスフィンクスのタマに対して使用し、自身の医術と併せてタマの治療を行った。
マルコ曰く、大人しくしていれば明日には飛び跳ねられる様になっているとの事。
またアニメでは、腰を痛めた老人(男性)と膝を痛めた老人(女性)に対しても、この炎で治療を施している事が分かる。
・
使用者:ティーチ
『ヤミヤミの実』の能力により、周囲の地面に這わせた『闇』の中に敵や物体を引きずり込む技。
引き込んだものは『
頂上戦争編の総集編内にてティーチが使用。
ニューゲートから『グラグラの実』の能力を奪い取った直後に使用し、周りの海兵達を呑み込む事で、自身の『闇』の力を見せつけた。
使用されたシーンは原作59巻 第577話(TVアニメ版第486話)のもの。
【声の出演】
ルフィ・・・・・・田中真弓
エース・・・・・・古川登志夫
白ひげ・・・・・・有本欽隆
黒ひげ・・・・・・大塚明夫
マルコ・・・・・・森田成一
ネコマムシ・・・・池田勝
黄猿・・・・・・・置鮎龍太郎
ウィーブル・・・・塩屋浩三
バッキン・・・・・鈴木れい子
スクアード・・・・佐々木誠二
ロディ・・・・・・川原慶久
BB ・・・・・・・荒井聡太
少女・・・・・・・照井春佳
犬ミンク・・・・・増谷康紀
ネコミンク・・・・高塚正也
老女・・・・・・・内海安希子
ちびっこ・・・・・関根有咲
子供・・・・・・・田口奏弥 椿佑子
ナレーション・・・大場真人
ルフィ・・・・・・田中真弓
エース・・・・・・古川登志夫
白ひげ・・・・・・有本欽隆
黒ひげ・・・・・・大塚明夫
マルコ・・・・・・森田成一
ネコマムシ・・・・池田勝
黄猿・・・・・・・置鮎龍太郎
ウィーブル・・・・塩屋浩三
バッキン・・・・・鈴木れい子
スクアード・・・・佐々木誠二
ロディ・・・・・・川原慶久
BB ・・・・・・・荒井聡太
少女・・・・・・・照井春佳
犬ミンク・・・・・増谷康紀
ネコミンク・・・・高塚正也
老女・・・・・・・内海安希子
ちびっこ・・・・・関根有咲
子供・・・・・・・田口奏弥 椿佑子
ナレーション・・・大場真人