【キラー】
(人斬り鎌ぞう)


戦闘スタイル:刀剣/覇気

 『パニッシャー』と呼ばれる回転式の鎌を取り付けた武器を両腕に装備し、俊敏な動きと跳躍力で敵を擦れ違い様に斬り裂く攻撃を得意とする。ワノ国では一時『人斬り鎌ぞう』として活動しており、この際はパニッシャーではなく、柄の着いた大鎌を2本所持して戦っていた。
 悪魔の実の能力者ではないが、ワノ国においてオロチに失敗作のSMILEを食べさせられ、感情に関わらず笑いが止まらなくなる体質とカナヅチの身体を得てしまった。








ざんしゅクロー
斬首爪


【技の概要】
 両手に装着した回転式の鎌、『パニッシャー』を回転させ、アクロバティックな跳躍と共に敵の首元を斬り付ける技。
 鬼ヶ島屋上での戦いにて、カイドウ相手に初使用。ゾロとの同時攻撃によりカイドウにダメージを与えた。
 ホーキンスとの戦いでは、ホーキンスが「死神」のカードで呼び出した藁人形の首を真っ二つに両断した。
 
【使用箇所】
99巻 第1001話  VS カイドウ 
102巻 第1029話  VS ホーキンス(藁人形)

【コメント】
 カイドウへのダメージはそう大きくはなかったが、「さすがだ……‼」と言わしめるだけの威力はあったらしい。この時ゾロは煉獄鬼斬りをチョイスしているが、どうせなら『蟹獲り』を使って貰ってダブル首狩りコンボも見てみたかった気もする。




カマアソニック
鎌阿音撃


【技の概要】
 大きく回転する『パニッシャー』により、斬撃が敵の身体をすり抜け内部へと斬り込む技。
 攻撃の際は鎌が巨大化した様に見え、敵の体表の硬さに関係なくダメージを与えられる。
 鬼ヶ島屋上での戦いにて使用され、龍の姿をしたカイドウの硬い鱗を無視し、体内を斬り裂いた。
 
【使用箇所】
99巻 第1002話  VS カイドウ 

【コメント】
 何も知らずに見たら、悪魔の実の能力者なんだろうと勘違いしそうな技。ルフィが必死になって内部破壊の覇気を会得している横で理屈不明の斬り込みをやってのけるのだからビックリする。
 鎌の巨大化はそういう演出として、斬撃が内部へと届くのは魚人空手に近い理論だろうか。魚人空手は空気中の水分から人体の水分へと衝撃を伝える事に極意があったが、鎌阿音撃も飛ぶ斬撃が衝撃波となって、敵の体内へと浸透させているのかもしれない。




ジンソニック
刃音撃


【技の概要】
 敵に向かって高速で突進し、背面跳びの要領で跳躍すると共に敵を上方向に斬り裂く技。
 ホーキンスとの戦闘で使用され、藁人形の身代わりをすべて使い果たしたホーキンスへのトドメの一撃となった。
 
【使用箇所】
102巻 第1029話  VS ホーキンス 

【コメント】
 パッと見では『斬首爪』との違いが分かりにくい技。跳躍の姿勢や斬り付ける方向ぐらいしか違いがない様に見えるが、首狙いかどうかの差なんだろうか。
 TVアニメ版では藁人形の復活に失敗したホーキンスが剣を構え直す描写が追加されているが、そのまま動く事すらできずに斬られている。それだけキラーの動きや、この技を放つスピードが速かったという事なんだろう。