【スクラッチメン・アプー】



戦闘スタイル:悪魔の実/狙撃/鈍器/覇気


『オトオトの実』の能力者で、身体の各部位を楽器(歯はピアノ、胸はドラムなど部位毎に決まっている)に変形させ、発した音によって打撃、斬撃などの効果を発生させて攻撃する事ができる。また近接格闘時には両手にトンファーを装備して戦う事もある。
 好奇心が強く、海軍大将の様な格上の相手にも軽率に挑発したり戦闘を仕掛ける事があるが、勝てないと踏めば即座に逃走を図ったり、カイドウには抗わずいち早く下に付くなど、冷静な側面も持ち合わせている。






シャーン


【技の概要】
 「スクラ~~ッチ!!」の掛け声と共に放たれる、『オトオトの実』の能力による攻撃の1つ。
 身体の各部を楽器として操り、「目線」で照準を合わせた人物に音の種類に応じた攻撃を発生させる。発動条件は「聴力」で、鳴らした音を聞く事で攻撃を受けてしまうため、音の聞こえない範囲まで離れたり、耳をふさいで音を聞こえなくすれば防げる。

『斬』は頭のシンバルを鳴らし、音を聞いた相手に斬撃の効果を与える。
 
【使用箇所】
52巻 第509話  VS ボルサリーノ(黄猿)
97巻 第980話  VS ゾロ
97巻 第981話  VS キッド
98巻 第991話  VS ルフィ、サンジ

【コメント】
 初見の相手に対して滅法強い技。一見飛ぶ斬撃の様だが物理的な攻撃手段ではないため、恐らく刀で受けたり武装硬化で防いだりもできない。反面、能力の仕組みがバレてしまえば対処は容易で、ドレークには簡単に避けられてしまっている。目線から逃れる程度の速さがあれば音が聞こえても避けられるなら、速度に分がある六式使いのCP-0に歯が立たなかったのも致し方ない。やはり対面で正々堂々戦うより、ボルサリーノやゲルニカにやった様に相手が能力を知らない、またはこちらを見ていない状態で不意打ち気味に狙うのが本来の戦い方だろう。




ドーン


【技の概要】
 『オトオトの実』の能力による攻撃の1つで、発動条件等は『斬』と同様。                                             
 『爆』は胸のドラムを鳴らし、音を聞いた相手を爆撃する。
 
【使用箇所】
52巻 第509話  VS ボルサリーノ(黄猿)
97巻 第980話  VS ルフィ
97巻 第981話  VS ルフィ、ゾロ、キッド
  耳を塞ぐ事で無効化された
99巻 第995話  VS 侍、百獣海賊団(2回使用)
102巻 第1031話  VS ドレーク
 目線の先から外れる事で避けられた
102巻 第1032話  VS ゲルニカ(CP-0)

【コメント】
 ドレークに避けられた際はドレークが元いた空間が爆発している為、対象の相手を直接爆破しているわけではなく、相手がいる空間を爆発させているらしい。アプーがこれまでに見せた技の中では唯一無生物にも有効そうな技だが、結局聴力を持った対象がいないと発動自体できないのは変わらないためか、一美に壁を壊させようとしていた時は完全に命令役に回っていた。物理的な攻撃手段がないとこういう時不利よね。




ボン


【技の概要】
『オトオトの実』の能力による攻撃の1つで、発動条件等は『斬』と同様。       

『殴』は右腕のベースを鳴らし、音を聞いた相手に打撃を与える。
 
【使用箇所】
97巻 第980話  VS ルフィ

【コメント】
 980話では手首を展開して複数本の弦を出現させているが、103巻SBSによるとその部位はバイオリンの弓。鳴らすとこ間違ってるよアプーさん(ベースやギターは上腕の方)。
 というか、バイオリンの「弓」は右手首にあるのに、バイオリン本体は左足にあるので、すっごい弾きにくそう。
 よりにもよって打撃が効かないルフィに対して使用したが、吹き飛んだだけで痛がっていたわけではないので効いていたのかは微妙なところ。衝撃波に近いだろうし効いててもおかしくない気もするけど。