【ジュエリー・ボニー】



戦闘スタイル:悪魔の実/打撃/覇気
年齢/12歳
身長/174cm(能力使用時)

『トシトシの実』の能力を持つ年齢自在人間で、生物・無機物を問わずに触れた相手の年齢を操作する事ができる。能力は自身にも有効で、普段は22歳(新世界編では24歳)相当の姿で過ごしている。
能力はサターンの実験により、赤子の頃に悪魔の実を直接食べずに得たもので、いかなる未来にも変身できる可能性を秘めている。ただし、成長と共に現実を知る度、選べる未来が狭まっていくという弱点もある。
実年齢は12歳ながら武装色の覇気の使い手で、大人の姿になった状態では体術を駆使する事で効果的に能力を活かす戦い方を用いる。





年齢操作
(技名が存在しないため、便宜上の名称)
【技の概要】
 『トシトシの実』の能力により、自他を問わず生物の年齢を操り、姿を老化させたり幼児化させる能力。主に自身の姿を変えて敵の目を欺くのに役立てたり、他者を子供や老人に変える事で戦闘能力を奪ったりするのに使われる。
ただし生物に対しては永遠に効力があるわけではなく、一定時間で元に戻る。
ボニーは実年齢が12歳の子供の為、普段はこの能力で自身を大人の姿に変えて海賊活動を行っている。
【使用箇所】
52巻 第507話  VS 海兵(シャボンディ諸島)
90巻 第908話  自身をコニー王大后そっくりの老婆に変え、天竜門の中へ潜入した。 
105巻 第1064話  ジンベエを子供に、ルフィとチョッパーを老人に変え、パシフィスタの目を欺いた。
108巻 第1093話  VS 海兵(エッグヘッド)
109巻 第1101話  コニー王大后そっくりの姿になり、アルファの目を欺いた。
109巻 第1102話  VS 海兵(くま回想)
109巻 第1103話  VS サターン(五老星)
 能力自体が通用しなかった。
110巻 第1112話  VS ポンスキー
110巻 第1118話  VS ドール、ブルーグラス、海獣兵器
【コメント】
戦闘時には基本的に、敵の弱体化を狙うのが主。が、リンリンはもとよりエースやサボなんかでも幼少期からだいぶ強かったし、ニューゲートやガープなど老いてなおバケモノの様な強さを持つ例外もいるので、万民に効くデバフではなさそう。まあ、そこらのレベルになるとそもそも簡単に能力が通じなさそうだけど。
劇場版『STAMPEDE』では中々面白い使い方をされており、卵に対して能力を使う事で瞬時に孵化させ、鳥を飛び立たせる事で敵の視覚を奪っていた。直後、バレットに対して蹴りを叩きこんでいたが、手で触れなければ発動しないのか覇気でガードされたのか、残念ながらバレットに能力が通じる事はなかった。他にも〝老化衝撃〟の様に完全な無機物に通じる技もある事をふまえると、単純に「年齢操作」というよりは、対象の物理的な「時間」を操作する能力と言った方が正しいかもしれない。
それはそれとして、ブルーグラスやドールを子供に変えた際、機械の筈の海獣兵器までしれっと子供の姿になっている。単なる機械なら老朽化するなり加工前の姿になるなりしそうなモンだけど、アレもクローンの一種なのかな……?
 
 ちなみに、ゲーム『ギガントバトル』でサポートキャラとして登場するボニーを使用すると、対戦キャラのグラフィックがしっかりと子供時代のものに変化する。この時、発売当時の本編やSBSなどで幼少期の姿がまだ描かれていなかったキャラには専用の子供グラが用意されているが、老け顔すぎるボルサリーノ、すでに白ひげが生えているニューゲート、頭がやたらとデカいマルコなど、ジワジワ来るものも多々あるので一見の価値あり。

(追記)
劇中でボニーの実年齢が12歳である事が判明した為、「自身の姿を子供にする」使い方をしていた箇所を一覧から削除。
自身を大人(22~24歳相当)にしているシーンは、流石に数えてられないので省きます。
またコニーそっくりの老婆に変身しているシーンは〝歪んだ未来〟の管轄な気もするけど、ハッキリしないので一応こっちに記載。



ディストーションフューチャー
歪んだ未来

【技の概要】
自身の肉体を、自身が望む形で成長させる技。
上半身だけを膨張させた異形の姿への成長から、全身を巨大化させ巨人の様な姿になったり、果ては自身が憧れたニカそっくりの姿となり能力の一部を再現する事までをも可能にする。
反面、自身が現実を知るにつれ「存在しない」「不可能だ」と思ってしまった未来の姿は再現できなくなり、力も弱体化してしまうという弱点を持つ。また体力の消耗も激しく、ニカそっくりの姿になった際は疲労ですぐに変身が解除されてしまった。
劇中での初使用はベガパンクから父の話を聞き出そうとした時で、自身の上半身だけを過剰に発達させ、力を増幅させて襲い掛かった。
【使用箇所】
106巻 第1072話  VS ベガパンク 
 上半身だけが発達した巨女の姿
109巻 第1101話  VS アルファ
「〝ニカ〟みたいな未来」
109巻 第1103話  VS サターン(五老星)
「ニカみたいな未来」
(現実を知る事で能力が弱体化し、通用せず)
110巻 第1113話  VS ナス寿郎(五老星)
「巨人みたいな未来」
110巻 第1118話  VS マーズ(五老星)
「あたしが一番自由な未来」
(ニカそっくりの白い姿に変身)
【技名が明記されていないため推定の箇所】
109巻 第1101話  ギョギョとのジェンガ勝負中に使用。
(上半身だけが発達した巨女の姿)
110巻 第1121話  VS サターン(五老星)
(疲労で一度解除された後、再びニカそっくりの姿になっていた)
【コメント】
初登場時には「上半身を過剰に発達させる事で肉弾戦に強くなる」程度の技かと思ったが、回を増すごとに汎用性が上がっていった技。
「現実を知るたびに選べる未来が狭まっていく」という制約が地味に厳しく、常識が頭に根付いた大半の大人にはほとんど使いこなせそう。豊かな発想や想像力を持つ子供が使ってこその能力であり、そういう意味では、わざわざ赤子への実験としてこんな能力を選んで与えてしまったサターンは大失態と言える。
ちなみに、ニカそっくりに変身した時にはちゃんとギャグ漫画みたいに目ん玉が飛び出す。いや、そんなとこまで律儀にマネなくてええんやで。



トシつき
跡死突き

【技の概要】
棒状の武器で突きを繰り出し、当たった相手から経験してきた年月を具現化して放出させ、子供の姿に変える技。放出された年齢は星や宝石などの形をした光る物体になり、時間経過で元に戻る。
ベガパンクから父の事を聞き出す際に初使用。〝歪んだ未来〟で強化された状態で突きを繰り出し、ベガパンクを非力な子供に変えた。
またボルサリーノに対しては徒手のまま直接使用したが、ピカピカの能力により触れる事は叶わなかった。
【使用箇所】
106巻 第1072話  VS ベガパンク 
108巻 第1092話  VS ボルサリーノ
【コメント】
見た目のパワープレイっぷりに反し、出てくる物体はやたらと可愛らしい。わざわざ年齢を物体化させるメリットはイマイチ分からないが、他人に読み取らせたり経験を移行する事も出来るんだろうか。
ボルサリーノには素手のまま使用しているので、必ずしも武器による突きを必要とするわけではないらしい。ニューゲートが薙刀に振動を纏わせたり出来る様に、あくまでも武器は素手の延長上にあるものという扱いなのかも。



オイルショック
老化衝撃

【技の概要】
 触れた物体の年齢(経過時間)を操作し、朽ち果てさせて破壊する技。
 エッグヘッド編で初使用し、くまの記憶が保管された「ルームNIKYU」の扉の鍵を破壊した。
【使用箇所】
106巻 第1072話  「ルームNIKYU」の扉の鍵を錆びさせて開錠した 
【コメント】
 ねえシュウ……サビサビの実って……なんだったの……?



エヌディーイー
臨死体験

【技の概要】
ピストルから液体状の弾を飛ばし、被弾した相手に一瞬だけ自身が白骨化する錯覚を覚えさせ、ショックによる精神ダメージを与える技。
エッグヘッドにて、ポンスキー中将からの攻撃を受けている最中に使用。周囲の海兵を戦意喪失させ、逃げ場を確保した。
【使用箇所】
108巻 第1094話  VS 海兵(エッグヘッド)
【コメント】
よく見ると被弾箇所にドロッとした何かが垂れている為、銃弾をそのままぶっぱなして能力を使っているわけではないらしい。まあ実弾でヘッドショット食らわせたら、能力使うまでもなくKOになっちゃうしね……。



とくだい ニカのパンチ
特大 ニカのパンチ

【技の概要】
〝歪んだ未来〟によって「あたしが一番自由な未来」になった状態で使用された技。
ニカそっくりの姿から、〝ゴムゴムの象銃〟に似た巨大化させた拳に覇気を纏って殴りつける。
エッグヘッドでのマーズとの戦いで初使用。〝ゴムゴムの白い風船〟で膨らんだルフィを後ろから殴りつける事で、正面にめり込んだマーズを反動で吹き飛ばした。
【使用箇所】
110巻 第1119話  VS マーズ(五老星)
【コメント】
この技を初めて見た時はニカへの変身の一環として一時的に武装色が使える様になってるものと思っていたが、VIVRE CARDによれば武装色の覇気は元々ボニーが身に着けているものらしい。仮にも12歳で覇気使い。天才ってレベルじゃねぇ。



かいほうのニカパンチ
解放 ニカパンチ

【技の概要】
〝歪んだ未来〟によってニカそっくりの姿になって使用される技。
見た目はほぼ〝特大 ニカのパンチ〟と同様だが、こちらはルフィが放つ無数の拳との同時攻撃で使用された。
エッグヘッドでのサターンとの戦いで初使用。父や母を実験体として扱った事への仇を討つ一撃で、サターンの身を粉砕した。
【使用箇所】
110巻 第1121話  VS サターン(五老星)
【コメント】