【ギア3】




ギアサード ほねふうせん
ギア3 骨風船

【技の概要】
指先から骨へと空気を送り込み、身体の一部を巨大化させる事でパワーを増した攻撃を繰り出す戦闘スタイル。骨の硬度をそのままに膨らませている為か、砲弾を直に受けてもダメージを負わない程の防御力を誇る。
2年前には変身の解除後、一定時間身体が小さく縮んでしまう副作用があった。2年の修行を経た新世界編では、その副作用は無くなっている。
〝ギア3〟状態で使用する技の名称には『巨人の(ギガント)』の文字が付き、ギア2同様、読み方が日本語読みだった技は英語読みになる。

エニエスロビーでのブルーノとの戦いにて、〝ゴムゴムのJETバズーカ〟が受け切られたと思われた際に使用しようとしたが、直後にブルーノが倒れた為使われる事はなかった。
その後正義の門へと向かう為に海の地下通路を進んでいる際、施錠された鉄の扉を破壊する為に初使用。この時は実際の使用シーンは描かれず、使用後に身体が縮んでいる所だけが描かれた。
本格的に使用されたのはためらいの橋支柱でのルッチとの戦いで、六式の派生技による猛攻に対抗する為に使用された。
【使用箇所】(名称付きで使用された箇所のみ)
42巻 第403話  エニエスロビー内の鉄の扉を破壊
44巻 第421話  VS ルッチ
49巻 第480話  VS オーズ
50巻 第482話  VS モリア
52巻 第510話  VS パシフィスタ(PX-4)
54巻 第528話  VS バシリスク(インペルダウン編)
56巻 第542話  VS ミノコアラ
56巻 第547話  VS マゼラン
62巻 第605話  VS スルメ
65巻 第645話  VS ホーディ
83巻 第837話  VS クラッカー
88巻 第885話  VS ペロスペロー
99巻 第1000話  VS カイドウ
110巻 第1112話  VS ウォーキュリー
【コメント】
〝ギア2〟程のスタイリッシュさはないが、どこか間の抜けた強化方法はこっちの方がルフィらしいかもしれない。
肉体の巨人化というのはのちの〝ギア5〟にも通ずるものがあるので、ある種ニカの能力の予兆と言えなくもない。
新世界以降は副作用がなくなった為自由に使える様になったが、初期の頃は1度解除すると身体が縮んでしまう為か、技を出した後は身体に空気を溜めて膨らんだまま移動したりしてた。ちょっとシュール。
縮んでしまうという副作用的に通常技に入れにくいのか、超新星編のゲームでの登場率はかなり低く、大体が必殺技としてのみの登場。それも巨人の銃や鞭といった技を連続で繰り出す『ギア3』という技に纏められている事が多かった。(ギガバト、無双など)




ゴムゴムのギガントピストル
ゴムゴムの巨人の銃

【技の概要】
〝ギア3〟によって巨大化させた「巨人族の腕」と称される腕を伸ばして放つ〝ゴムゴムの銃〟。 2年前は腕全体を太く膨らませていたが、新世界編では拳の周りだけを球体状に膨らませる事がほとんどになっている。
ためらいの橋支柱でのルッチとの戦いで初使用。ルッチの意識が飛びかける程のダメージを与えると共に、塔の外壁を破壊しながら外の軍艦まで吹き飛ばした。
【使用箇所】
44巻 第421話  VS ルッチ
53巻 第514話  女ヶ島にて、邪魔な壁を破壊しようとした。
56巻 第542話  VS ミノコアラ
74巻 第736話  VS ドンキホーテファミリー
88巻 第885話  VS ペロスペロー
【コメント】





ゴムゴムのギガントアックス
ゴムゴムの巨人の斧

【技の概要】
〝ギア3〟によって巨大化させた足から繰り出す〝ゴムゴムの斧〟。 
〝巨人の銃〟で吹き飛ばしたルッチを追走しながら使用し、軍艦を踏み潰すパワーを見せたがルッチには回避された。
【使用箇所】
44巻 第422話  VS ルッチ
【コメント】
纏めてて気づいたけれど、私の勘違いじゃなければ新世界に入ってからギア3を使った足技は1回も使われてないかもしれない。2年前時点でも原作ではこれと〝巨人の鞭〟を1回ずつしか使ってないので、地味に貴重。
映画「ストロングワールド」では、落雷を受けた状態でこの技を放つ〝ゴムゴムの巨人の雷斧(ギガントトールアックス)〟なる技が登場し、シキを撃破している。




ゴムゴムのギガントウィップ
ゴムゴムの巨人の鞭

【技の概要】
〝ギア3〟によって巨大化させた足から繰り出す〝ゴムゴムの鞭〟。 
ルッチとの戦闘で初使用。〝巨人の斧〟の使用時に左足に送っていた空気を身体に戻す事でルッチの攻撃を弾き、そのまま右足に送って技を放った。ルッチには回避され、そのまま軍艦のマストを薙ぎ倒した。
【使用箇所】
44巻 第422話  VS ルッチ
【コメント】





ゴムゴムのギガントバズーカ
ゴムゴムの巨人のバズーカ

【技の概要】
〝ギア3〟で巨大化させた両腕から放つ〝ゴムゴムのバズーカ〟。 
スリラーバークでのオーズとの戦闘で初使用。頭上から振り下ろす特大のバズーカによって、仲間の連携で伸び切ったオーズの背骨を粉々に砕き、撃破した。
【使用箇所】
49巻 第480話  VS オーズ
【コメント】





ゴムゴムのギガントライフル
ゴムゴムの巨人の回転弾

【技の概要】
『ギア3』で巨大化させた腕から放つ『ゴムゴムの回転弾』。
シャボンディ諸島にて、仲間との共闘でパシフィスタと戦った際に初使用。上方から打ち下ろす攻撃でパシフィスタを停止させた。 
【使用箇所】
52巻 第510話  VS パシフィスタ(PX-4)
57巻 第558話  VS 巨人海兵(マリンフォード編)
【コメント】





ゴムゴムのギガントスタンプ
ゴムゴムの巨人のスタンプ

【技の概要】
〝ギア3〟で巨大化させた足から放つ〝ゴムゴムのスタンプ〟。
インペルダウンにて、マゼランの〝地獄の審判〟を食い止めるために使用。ギャルディーノ(Mr.3)が作った〝特大サービスキャンドル壁〟を蹴る事で、猛毒の巨人を押し返す事に成功した。
【使用箇所】
56巻 第547話  VS マゼラン
【コメント】





ゴムゴムのギガントフーセン
ゴムゴムの巨人の風船

【技の概要】
〝ギア3〟で胴体を巨大化させる事で、より耐久度を増した〝ゴムゴムの風船〟。
頂上戦争編にて、マリンフォードの処刑台でセンゴクの攻撃からエースを守る為に使用。吐血こそしたがエースを守る事には成功し、副作用で小さくなりながらも処刑台からの脱出を果たした。
【使用箇所】
58巻 第571話  VS センゴク
【コメント】
元々が巨大化する技と言えばそうなので、他のギア3系に比べると変化が少ない。
とは言え、2年前の力量でありながらあのセンゴクの一撃を受け止めて見せた技なので、防御力の面で言えばルフィの技の中でも屈指のものがありそう。完全ガードとは行かなかったものの、ゴムの性質というよりは体内に溜めた空気と骨の硬さでガードする技だと思うので、覇気使い相手にも有効な防御手段なのかもしれない。




ゴムゴムのエレファントガン
ゴムゴムの象銃

【技の概要】
〝ギア3〟で巨大化させた腕に武装色の覇気を纏った状態で繰り出す〝ゴムゴムの銃〟。
魚人島へ行く道中、海底でのスルメ(クラーケン)との戦いで初使用。腕をシャボンから出した為脱力しながらだったが、クラーケンをブッ飛ばす事に成功した。
【使用箇所】
62巻 第605話  VS スルメ
65巻 第645話  VS ホーディ
67巻 第667話  VS フランキー
   (チョッパーと身体が入れ替わった状態)
75巻 第752話  ドレスローザの井戸の中から、天井を破壊
87巻 第870話  VS リンリン
87巻 第878話  VS カタクリ
92巻 第922話  VS カイドウ
97巻 第980話  VS 百獣海賊団(鬼ヶ島)
97巻 第983話  VS ページワン
102巻 第1026話  VS カイドウ
105巻 第1063話  VS パシフィスタ(POLICE)
    (ボニーの制止を受けて中断)
【技名が明記されていないため推定の箇所】
69巻 第689話  VS シーザー
78巻 第780話  VS ドフラミンゴ
80巻 第798話  VS イッショウ(藤虎)
84巻 第846話  VS オペラ
   (モンドールの妨害を受けて不発)
89巻 第891話  VS カタクリ
【コメント】
新世界編におけるルフィの基本技のような印象の技。
腕が千切れるんじゃないかとヒヤヒヤするような見た目のインパクトに反して、有効打を与えた経験は意外と少ない。その割にカイドウには2度も直撃させてるので、凄いのやら何やら。まあ、これは戦う敵の強さが上がっている為であり、ゴムゴムの象銃が弱いとかそういう話でもないだろう。一応、ホーディはこの技を受けた時点でKOされてるっぽいので、ボスにトドメを刺した技には含まれる。直後のノア破壊の方が印象深いので、あまり目立たないけど。
見た目はさながら黒い鉄球。ゴムゴムの火拳銃はエースの意志を継いだ技だったが、こちらはガープの意志(特大鉄球)を継いだ技の可能性が……ないですね、流石にね。




ゴムゴムのエレファントガトリング
ゴムゴムの象銃乱打

【技の概要】
〝ギア3〟で巨大化させた両腕に武装色の覇気を纏った状態で繰り出す〝ゴムゴムの銃乱打〟。
魚人島編における海底での戦いで初使用。ホーディ撃破後、そのままの勢いで方舟ノアに対してパンチの乱打を放った。魚人島を押し潰さんとするノアを破壊し島を守ろうとしたが、海王類達がノアを止めた為途中で中断された。
【使用箇所】
65巻 第645話  VS ホーディ
92巻 第923話  VS カイドウ
【コメント】
空気で膨らんでいるので重量はそこまでないんだと思うが、この大きさの腕で連続パンチを放てるだけでも十分凄い。何気に原作中では〝ゴムゴムの巨人の銃乱打〟という技は存在しないので、修行期間を経て強くなったルフィだからこそ可能になった技なのかもしれない。




ゴムゴムのグリズリーマグナム
ゴムゴムの灰熊銃

【技の概要】
〝ギア3〟で巨大化させた両腕に武装色の覇気を纏った状態で繰り出す〝ゴムゴムのバズーカ〟。
パンクハザードの研究所内でのシーザーとの戦いで初使用。シノクニを取り込んだシーザーの毒ガスを物ともせず、研究所の外まで吹き飛ばした。
【使用箇所】
70巻 第692話  VS シーザー
75巻 第749話  VS ピーカ
78巻 第783話  VS ドフラミンゴ
【コメント】





ゴムゴムのトールエレファントガン
ゴムゴムの雷将象銃

【技の概要】
空中から下方の敵に向けて撃ち下ろす、 〝ゴムゴムの象銃〟の強化技。 攻撃が相手に当たった時、拳に雷の様なエフェクトが走る。
コリーダコロシアムでのチンジャオとの戦いで使用。〝無錐龍無錐釘〟と打ち合いになり勝利の決め手となったが、その際にチンジャオの頭部を殴った事で錐の頭が復活した為、チンジャオからは多大な恩義を持たれる様になった。
【使用箇所】
72巻 第719話  VS チンジャオ
【コメント】
映画『ストロングワールド』には雷を受けた状態で放つ〝ギガントトールアックス〟という技があったが、それを意識したネーミングなんだろうか。どちらもロジャー世代の伝説の海賊を相手に使った技なので共通点もある。まあ、こっちは雷要素まったくないんだけど。




ゴムゴムのギガントつっぱり
ゴムゴムの巨人のつっぱり

【技の概要】
後ろに大きく伸ばした片腕を〝ギア3〟で巨大化させ、強烈な張り手を食らわせる技。 
ワノ国での浦島との相撲勝負で使用。腕が戻って来るまでの間攻撃を避け続け、浦島の身体ほどの大きさの掌で土俵の外へ吹き飛ばした。
【使用箇所】
91巻 第916話  VS 浦島
【コメント】





ゴムゴムのレッドロック
ゴムゴムの業火拳銃

【技の概要】
〝ギア3〟で膨らませた腕に武装色の覇気を流し、炎を纏わせて敵を殴りつける技。ヒョウ五郎から習った身体の外に大きく纏う覇気を使用し、対象を内側から破壊する事で固い防御力を持った相手にもダメージを与える事ができる。
鬼ヶ島屋上での戦いで初使用。錦えもん達の20年に及ぶ想いを乗せた一撃をカイドウにぶつけた。
【使用箇所】
99巻 第1000話  VS カイドウ
110巻 第1112話  VS ウォーキュリー
【コメント】
ギア3版〝ゴムゴムの火拳銃〟と言った技だが、拳が発火する事や「キュイン!」という擬音からしても、多分ギア2も併用して加速させているんだろう。
カイドウに使った時は跳躍して上から打ち下ろす様な形で攻撃しているが、これは新世界突入直後にパシフィスタを一撃で屠った〝JET銃〟に酷似した構図になっている。また上方からギア3で攻撃するというのも、ワノ国でのカイドウとの1戦目と共通しており、まったく歯が立たなかった2週間前の戦いからの成長を窺わせる。色んな所から過去の名場面をオマージュした、第1000話というメモリアルに相応しい一撃だと言える。




ゴムゴムのロックガン
ゴムゴムの怪鳥銃

【技の概要】
覇王色の覇気を纏った拳から放たれる『ゴムゴムの象銃』で、敵を触れずして殴り飛ばす技。
鬼ヶ島屋上でのカイドウとの一騎打ちで初使用。金棒の攻撃を受けながらも繰り出した一撃をカイドウに浴びせた。
【使用箇所】
103巻 第1036話  VS カイドウ
【コメント】
作中で明確な技の解説はされていないし、「触れない打撃」というのは武装色でも可能だし、黒いイナズマエフェクトも何気に覇王色を持たない人物の攻撃に使われる事もあるしで正直区別がつきにくいのだけど、本ページではカイドウ戦以降のエフェクト付き触れない攻撃=覇王色を纏ってるって認識でいきたいと思います。




ゴムゴムのロックガトリング
ゴムゴムの怪鳥銃乱打

【技の概要】
『ゴムゴムの怪鳥銃』を両腕で乱打する技。
鬼ヶ島屋上でのカイドウとの一騎打ちで初使用。怒り上戸となって繰り出されたカイドウの『軍荼利龍盛軍』と互角に撃ち合った。
【使用箇所】
103巻 第1037話  VS カイドウ
【コメント】




■ギア2+ギア3■


ゴムゴムのギガントジェットシェル
ゴムゴムの巨人のJET砲弾

【技の概要】
〝ギア2〟と〝ギア3〟を重ね掛けし、〝ゴムゴムの風船〟の様に巨大に膨らませた身体を加速させ、回転を加えて敵に突っ込む技。
スリラーバークにて、〝影の集合地〟で巨大化したモリアに対して使用。2度に渡ってモリアの腹に突撃し、取り込んだ影をすべて解放させて勝利した。2つのギアを併用している事から、この技を使用した際は仲間から身体への負担を心配されていた。
【使用箇所】
50巻 第482話  VS モリア(2回連続使用)
【コメント】
ギアの併用という他にない個性、そして七武海の1人である強敵モリアを倒した技でもあるのに、どうも影が薄い。〝ゴムゴムのロケット〟の様に腕の伸縮を利用して飛んで行くでもなく、シンプルに「巨大化して体当たり」という地味さが原因だろうか。
どう考えても身体への負担がとんでもない技だが、最近は更に負担が大きそうなギア4の戦いが基本になったり、同じくギア2、3の併用と思われる〝業火拳銃〟が登場するなど、なあなあになりつつある。大丈夫かルフィ。