【ギア4】



ギアフォース きんにくふうせん
ギア4 筋肉風船

【技の概要】
腕から筋肉に空気を吹き込み、皮膚に武装色の覇気を纏う事で多数の形態へと変身する戦闘スタイル。
ゴムの弾力はそのままに武装色で皮膚を固める事で、防御力を大きく上げると共にゴムの張力が何倍にも引き上げられる。これによって身体の伸縮を自在にコントロールし、手足を身体にめり込ませる様にして力を溜め、一気に解き放つ強力な攻撃が可能となっている。
飛躍的なパワーアップが望める反面デメリットもあり、一定時間の経過によって変身は強制的に解除され、その後10分間、覇気を一切使用する事ができなくなってしまう。
【使用箇所】(弾む男、スネイクマンなど各形態の合算)
78巻 第784話  VS ドフラミンゴ
79巻 第790話  VS ドフラミンゴ
83巻 第837話  VS クラッカー
84巻 第842話  VS クラッカー
87巻 第871話  VS リンリン
88巻 第883話  VS カタクリ
89巻 第894話  VS カタクリ
92巻 第923話  VS カイドウ
97巻 第975話  VS 百獣海賊団(ワノ国編 海上戦)
97巻 第983話  VS うるティ
   (ヤマトの横槍により不発)
98巻 第990話  VS 五鬼(ナンバーズ)
99巻 第1001話  VS カイドウ
101巻 第1025話  VS カイドウ
103巻 第1041話  VS カイドウ
106巻 第1076話  VS パシフィスタ(S-ベア)
【コメント】
ドレスローザ編での1度目の使用時にはヘロヘロになって動けなくなっている様に見えたが、89巻のSBSによれば動けなくなるというリスクは元々なく、たまたまギャッツら助っ人がいたので力を温存しただけとの事。
鬼ヶ島編の終盤辺りからは「任意の解除およびフォルムチェンジが可能」かつ、「時間切れ前に解除した場合の覇気使用不可時間の軽減」が出来るようになっていると思われるシーンが見られる。覇気の技術向上がギア4にも好影響を与えたんだろうか。


■弾む男■



ギアフォース バウンドマン
ギア4 弾む男

【技の概要】
〝ギア4〟の変身形態の1つで、身体を4メートル程の大きさにまで巨大化させた形態。
攻撃の際には、一度手足を身体にめり込ませる程に縮め、その反動を利用し射出する事で高威力の攻撃を放つ事が可能。また防御時には、皮膚に纏った覇気による「硬度」と、ゴムの性質による「弾力」を共存させ、敵の攻撃を跳ね返す。その特徴を利用し、空中を蹴りながら移動する事もできる。
2年の修行期間中、ルスカイナの巨大な猛獣達を捻じ伏せる為、「巨体」と「弾力」を求めて編み出された変身。劇中ではドレスローザでのドフラミンゴとの決戦にて初登場。ゴムの弾力をフル活用した新しい戦法でドフラミンゴを追い詰めたが、あと一歩というところで時間制限が訪れ、覇気が使用不可となってしまった。その後はギャッツやサボ、ロー達の助けを得て10分間を耐え切ると、再びドフラミンゴと対峙。再度ギア4を発動し、今度こそドフラミンゴを討ち倒す事に成功した。
【使用箇所】
78巻 第784話  VS ドフラミンゴ
79巻 第790話  VS ドフラミンゴ
83巻 第837話  VS クラッカー
87巻 第871話  VS リンリン
88巻 第883話  VS カタクリ
91巻 第923話  VS カイドウ
95巻 第955話  兎丼での修行時
97巻 第975話  VS 百獣海賊団(ワノ国編 海上戦)
98巻 第990話  VS 五鬼(ナンバーズ)
99巻 第1001話  VS カイドウ
103巻 第1042話  VS カイドウ
   (スネイクマンからのフォルムチェンジ)
106巻 第1076話  VS パシフィスタ(S-ベア)
【コメント】
ギア4の中でもパワーに特化した形態。ギア3の空気を全身に満遍なく行き渡らせ、武装色を融合させたイメージだろうか。




ゴムゴムのコングガン
ゴムゴムの猿王銃

【技の概要】
〝ギア4 弾む男〟状態で拳を腕の中に押し込み、ゴムの張力を利用して射出する事で、敵に強烈な打撃を見舞う技。 
ドフラミンゴとの戦闘にて、ギア4を披露して初めて使用した技。ドフラミンゴの眼前まで接近し、射出した拳で防御の上からドフラミンゴを吹き飛ばした。
【使用箇所】
78巻 第784話  VS ドフラミンゴ
79巻 第790話  VS ルスカイナの猛獣 
83巻 第837話  VS クラッカー
88巻 第883話  VS カタクリ
88巻 第885話  VS カタクリ
98巻 第990話  VS 五鬼(ナンバーズ)
99巻 第1001話  VS カイドウ
106巻 第1076話  VS パシフィスタ(S-ベア)
【コメント】
名前からして〝ゴムゴムの銃〟系の技だが、射出の勢いによって威力を高めている為ドフラミンゴ戦の様にギリギリまで接近して放つ事もある。むしろイメージ的には射出した瞬間が一番高威力っぽいので、〝ゴムゴムの銃弾〟の系譜とも言えるかもしれない。




ゴムゴムのリノシュナイダー
ゴムゴムの犀榴弾砲

【技の概要】
〝ギア4 弾む男〟状態でゴムの張力を利用し、縮み込ませた両足を同時に射出する事でドロップキックを浴びせる技。
ドフラミンゴとの最終決戦の第1ラウンドで初使用。〝猿王銃〟で吹き飛ばしたドフラミンゴを空を飛んで追撃し、顔面に更なる攻撃を食らわせた。
【使用箇所】
78巻 第784話  VS ドフラミンゴ
88巻 第884話  VS カタクリ(2回使用)
99巻 第1002話  VS カイドウ
【コメント】





ゴムゴムのカルヴァリン
ゴムゴムの大蛇砲

【技の概要】
〝ギア4 弾む男〟状態で放つ、ルフィが『大蛇(パイソン)』と呼ぶ拳を放つ技。一見伸ばした腕による普通の拳打だが、相手に回避されてもすぐには縮まず、何度も腕を折り曲げながら追撃を繰り出す事ができる。
ドフラミンゴとの最終決戦の第1ラウンドで初使用。1発目の攻撃は避けられカウンターを受けたが、〝ギア4〟の防御力で弾き返し、角度を変えて襲いかかる拳で追撃を食らわせた。
【使用箇所】
78巻 第784話  VS ドフラミンゴ
【コメント】
「腕の角度を変えての追撃」というのはスネイクマンの専売特許っぽい印象もあるが、バウンドマンでも地味にやってる。スネイクマンに比べて速度は劣るだろうから、どうせこの技使うならスネイクマンの方が強力な気はするけど。




ゴムゴムのダブルカルヴァリン
ゴムゴムのダブル大蛇砲

【技の概要】
両腕から同時に放たれる〝ゴムゴムの大蛇砲〟。
ドフラミンゴとの最終決戦の第1ラウンドで初使用。通常の〝大蛇砲〟で吹き飛ばしたドフラミンゴへの追撃として使用したが、覚醒したイトイトの能力に意表を突かれ、防がれた。
【使用箇所】
78巻 第785話  VS ドフラミンゴ
【コメント】





ゴムゴムのレオ・バズーカ
ゴムゴムの獅子・バズーカ

【技の概要】
〝ギア4 弾む男〟の張力を利用し、腕の中に縮み込ませた拳を解き放つ事で、両腕からの掌底突きを喰らわせる技。掌を横向きに合わせる〝ゴムゴムのバズーカ〟とは異なり、こちらは縦向きになっている。
ドフラミンゴとの最終決戦の第1ラウンドで初使用。糸の壁に頭突きで穴を空け、強力な一撃を叩き込んだがトドメを刺すには至らなかった。
【使用箇所】
78巻 第785話  VS ドフラミンゴ
【コメント】
ポーズは完全にかめはめ波。似たポーズの先輩にはダズの〝発泡雛菊斬〟があるが、指をまっすぐ伸ばしているあちらに比べ、こっちは指先を少し曲げている。たぶんこっちの方がかめはめ波っぽい。
元が強力な〝バズーカ〟をギア4で撃ち出すという事で相当パワフルな一撃だと思うが、これでもドフラミンゴは倒れなかった。攻撃がヒットしたコマを見るとドフラミンゴは身体の前で腕を曲げているので、糸を破られた瞬間に咄嗟に防御姿勢を取ったのかもしれない。




ゴムゴムのキングコングガン
ゴムゴムの大猿王銃

【技の概要】
〝ギア4 弾む男〟の状態から更に空気を腕へと送り込み、巨大化させた上で放つ〝ゴムゴムの猿王銃〟の強化版。
ドフラミンゴとの最終決戦にて、〝ギア4〟の時間制限から復活したルフィが使用。空中から〝神誅殺〟を弾きながら攻撃を撃ち込み、ドフラミンゴを地の底まで叩き落して勝利を掴んだ。
【使用箇所】
79巻 第790話  VS ドフラミンゴ
95巻 第955話  兎丼での修行時に、鋼鉄の塊を破壊
【コメント】
修行期間にレイリーから〝猿王銃〟が効かない相手への対策として「ギア4は身体への負担が大きすぎるから別の方法を考えるべき」と助言を受けているにも関わらず、ルフィが出した答えは「猿王銃よりもっと大きな拳で殴る」だった。あまりにもルフィらしい脳筋っぷりだが、身体への負担がチャラになるわけではないので当然リスクもある筈で、寿命の方が心配になる。
ちなみに兎丼での修行時にも1度使用しているが、その際まったく拳を巨大化させないままこの技名を叫んで殴るという謎の挙動を行っている。勢いでこの技を出そうとしたものの、ただの修行で気軽に出す技じゃないと踏み止まったんだろうか。




ゴムゴムのコングオルガン
ゴムゴムの猿王群鴉砲

【技の概要】
無数の〝ゴムゴムの猿王銃〟を横一直線の範囲に連発する技。圧倒的な速度が生み出す残像なのか、横並びになった6本の腕から同時にパンチを放っている様に見える。
誘惑の森でのクラッカーとの戦いで初使用。無数のビスケット兵にパンチの連打を浴びせ、ビスケットの盾を破壊したが、すぐに復活する盾に防ぎきられ反撃を受けた。
【使用箇所】
83巻 第838話  VS クラッカー
88巻 第884話  VS カタクリ
92巻 第923話  VS カイドウ
107巻 第1077話  VS パシフィスタ(S-ベア)
【コメント】
「速度が生み出す残像」では説明がつかない程、明確にくっきりと腕が分裂している。イメージ的には砲台を横並びに展開している様な感じで、正直仕組みはよく分からない。ギア5なら何となくやれそうな雰囲気あるけど、ギア4だしなぁ。残像って事にしておくしかないか。
長らく「ギア4版〝ゴムゴムの銃乱打〟」という感覚で使われていたが、鬼ヶ島編ではまさに〝ゴムゴムの猿王銃乱打〟という技が登場してしまった為、立ち位置が宙ぶらりんになっている。猿王群鴉砲は横範囲、猿王銃乱打は円形範囲と考えておけば概ね合ってると思う。




ゴムゴムのコングライフル
ゴムゴムの猿王回転弾

【技の概要】
〝ゴムゴムの猿王銃〟に腕の回転を加えて放つ強化版だと思われる。
原作のシーンでは確認しにくいが、TVアニメ版では〝ゴムゴムの回転弾〟と同様、腕を捻じってパンチを出している事が分かる。
鬼ヶ島屋上でのカイドウ・リンリンとの戦いで初使用。青龍の姿となったカイドウを殴り飛ばした。
【使用箇所】
99巻 第1002話  VS カイドウ
【コメント】





ゴムゴムのコングガトリング
ゴムゴムの猿王銃乱打

【技の概要】
両腕から無数の〝ゴムゴムの猿王銃〟を撃ち込む連打技。
鬼ヶ島屋上でのカイドウ・リンリンとの戦いで初使用。カイドウの〝熱息〟を根性で耐え切り、無数のパンチを叩き込んだが、同時にギア4の時間切れも訪れてしまった。

映画『スタンピード』では、原作でのこの技の登場に先駆けて〝ゴムゴムの大猿王銃乱打〟という上位技が登場している。バレットの〝デー・ステエクステ・ストライク〟との壮絶な撃ち合いを制し、バレットを撃破する攻撃となった。
【使用箇所】
99巻 第1002話  VS カイドウ
【コメント】





ゴムゴムのオーバーコングガン
ゴムゴムの覇猿王銃

【技の概要】
巨大化させた拳に『覇王色の覇気』を纏った状態で放つ『ゴムゴムの大猿王銃』。
カイドウとの戦いで2度使用され、1度は炸裂させたがトドメには至らず、再度使用した際にはCP-0のゲルニカの妨害が入り、不発に終わった。
【使用箇所】
103巻 第1042話  VS カイドウ(2回使用)
【コメント】
2発目を撃つ時に「それでダメならおれの敗けだ」と腹をくくっていた事から、この時点でのルフィの最強の技だったと思われる。ゲルニカの命がけの妨害が入った事で消化不良になってしまったが。
「猿王銃」に「覇」がついた名称なので混乱しそうだが、腕を巨大化させている事から厳密には「猿王銃」ではなく「大猿王銃」の強化版と思われる。名前をゴチャゴチャさせ過ぎず、「覇」の一文字を足すだけで「覇王」の文字を完成させたネーミングは見事。


■タンクマン■



ギアフォース タンクマン
ギア4 タンクマン

【技の概要】
〝ギア4〟の変身形態の1つであり、硬度と弾力を併せ持った〝ゴムゴムの風船〟のような球体状の身体へと変身する戦闘スタイル。108巻現在、『満腹バージョン』としてのみ登場している。
誘惑の森でのクラッカーとの戦いで登場。クラッカーの出したビスケットを大量に食べ、身体がパンパンに膨れた状態で使用した。
【使用箇所】
84巻 第842話  VS クラッカー
【コメント】
ギア4の中でも防御に特化した姿。〝ゴムゴムのお礼砲〟の様に、レイリーのアドバイスを受け「ただの防御から無駄のない攻撃に変える」事を意識して生み出された形態だと思われる。
いかんせん出番に恵まれないまま〝ギア5〟に到達してしまい、満腹ではない状態で使うとどうなるのかは分からず仕舞い。仮にも弾む男、スネイクマンと並ぶ変身形態の1つというポジションを考えると、ルフィの技でもトップクラスに不遇な存在かも。




ゴムゴムのキャノンボール

【技の概要】
〝ギア4 タンクマン〟状態にて使用可能な技。武装色の覇気を纏った腹部に攻撃してきた敵を身体にめり込ませ、そのまま遥か遠くまで吹き飛ばす。
誘惑の森でのクラッカーとの戦いで初使用。クラッカーの〝波動プレッツェル〟の刺突を腹で受け、ホールケーキ城まで吹き飛ばし勝利を収めた。
【使用箇所】
84巻 第842話  VS クラッカー
【コメント】



■スネイクマン■



ギアフォース スネイクマン
ギア4 スネイクマン

【技の概要】
〝ギア4〟の変身形態の中でも速度に特化した形態で、〝弾む男〟などとは異なり手足にのみ武装色の覇気が纏われている。『蛇男』とも表記される事がある。
腕を伸ばした攻撃には〝ゴムゴムの大蛇砲〟同様の追撃効果が付与され、また折れ曲がる度に速度を上げて敵に襲い掛かる。 
カタクリとの決戦にて、見聞色の未来視を会得した後に初使用。〝弾む男〟を越える攻撃のスピードと、避けても角度を変えて襲い来る拳でカタクリと互角に渡り合った。
【使用箇所】
89巻 第895話  VS カタクリ
101巻 第1025話  VS カイドウ
103巻 第1045話  VS カイドウ
108巻 第1092話  VS ボルサリーノ(黄猿)
【コメント】
〝弾む男〟がギア3の要素を取り入れているとするなら、こちらはギア2と武装色を融合させた様な形態。こちらは分かりやすく「JET」の名を冠する技もある。
弾む男と違い、この形態が2年の修行時から考案されていたものかは定かではないが、このスピードと角度を変え不規則に襲って来る攻撃は、やはり未来視があってこそ活きる。動きを読まれた上に何度でも向かって来る攻撃を回避するのは至難の業だろう。
とはいえ、戦闘が始まって最初にギア4を使う際は、カタクリ戦以降も〝弾む男〟を選んでいる事が多い。速度と手数を重視したテクニカルな戦法より、全力のパワーで相手を押し潰すスタイルの方が相手を選ばずに強力で使いやすいし、何よりもルフィの性分に合っているんだろう。




ゴムゴムのジェットカルヴァリン
ゴムゴムのJET大蛇砲

【技の概要】
〝ギア4 スネイクマン〟の状態で放つ〝ゴムゴムの大蛇砲〟。
『弾む男』状態で放つものよりも速度に優れ、伸ばした腕が曲がるたびに更に加速する。 
鏡世界でのカタクリとの戦いにて初使用。避けても再び襲い掛かる拳で、カタクリの回避を越えダメージを与えた。
【使用箇所】
89巻 第895話  VS カタクリ
101巻 第1025話  VS カイドウ
【コメント】





ゴムゴムのブラックマンバ
ゴムゴムの黒い蛇群

【技の概要】
〝ギア4 スネイクマンの状態で、角度を変えながらながら迫るパンチを無数に放つ技。
鏡世界でのカタクリとの戦いで使用したが、拳の合間を縫う動きで回避され、カウンターを受けた。
【使用箇所】
89巻 第895話  VS カタクリ
【コメント】
伸ばした腕が角度を変えて更に伸びるという要素が挟まる時点で、普通なら〝ゴムゴムの銃乱打〟等に比べて1発1発の帰りに時間がかかり、パンチの回転は遅くなる。闇雲に角度を変えているだけならその限りではないかもしれないが、それでは「相手の回避の上を行く」という大蛇砲系の強みが薄れてしまう。よってある程度は相手の動きを見ながらパンチを撃っているんだろうが、カタクリには「パンチの乱打の間を縫って動く」という尋常ではない避け方で回避されてしまっているのを見ると、実際にパンチの連射速度自体は落ちてしまっているのかもしれない。




ゴムゴムのキングコブラ
ゴムゴムの王蛇

【技の概要】
〝ギア4 スネイクマン〟状態で大型化させた拳から、あえて標的を大きく外したパンチを放ち、幾度となく屈折させる事で超加速した一撃を叩き込む技。
鏡世界でのカタクリとの戦いで初使用。カタクリの〝斬・切・餅〟に対抗した一撃として繰り出し、互いに10分間気を失う程のダメージを負った。
【使用箇所】
89巻 第895話  VS カタクリ
【コメント】
最初から握った状態の拳を撃ち込む普通のパンチに比べ、これはパンチが相手に向かっている最中に拳を握っている。武術的な事は分からないが、握力の力を威力に加算する効果でもあるんだろうか?
他の攻撃を見るとスネイクマンの拳はカタクリの拳より少し小さい程度だが、この技を撃った際はカタクリの腹回りと同じぐらいまで拳が巨大化している。スネイクマン自体はギア2を意識した変身形態になっているが、この技を使う時だけは速度の邪魔にならない程度に〝ギア3〟の要素を取り入れ、威力を増加させているのかもしれない。




ゴムゴムのヒュドラ
ゴムゴムの九頭蛇

【技の概要】
〝ゴムゴムのJET大蛇砲〟と同様の折れ曲がる軌道の打撃を、『覇王色の覇気』を纏った両腕から無数に繰り出す技。
鬼ヶ島屋上のカイドウとの一騎打ちで初使用。リンリンの敗北を受けて泣き上戸になったカイドウを滅多打ちにしたが、技の途中で盗人上戸となったカイドウに見聞色による未来視を真似られ、反撃を受けた。
この技を受けたカイドウは攻撃の軌道を曲げる挙動に対し「ゴムの性質上ありえない」と語っている。
【使用箇所】
103巻 第1041話  VS カイドウ
【コメント】
「未来を読む見聞色」と「纏う覇王色」という、2つの覇気を極限まで極めて組み合わせた何気に凄い技。〝黒い蛇群〟の覇王色バージョンと言った所だろうか。
それにしても「あり得ねェだろゴムの性質上」というカイドウのツッコミは今更すぎて笑ってしまうし、これを撃っている途中のルフィの体型は何故かほぼバウンドマンになっている。