【ギア5】
ギアフィフス ギア5 |
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【技の概要】 『ゴムゴムの実』の本来の名である『ヒトヒトの実 幻獣種 モデル〝ニカ〟』の覚醒によって引き起こされた、髪や服が白く変貌した変身形態。空想のままに戦い人々を笑顔にしたという〝解放の戦士〟の力は、ゴムの体に更なる「腕力」と「自由」を与える。超人系の覚醒と同じく能力が他に影響を及ぼす現象も起こり、周囲の環境のみならず生物さえもゴムのように伸縮自在にしてしまう。 反面、斬撃が弱点である点は克服されておらず、消耗の激しさから変身が解除されると老人のように弱り切った姿となってしまうデメリットがある。 鬼ヶ島屋上でのカイドウとの戦いの中で、ゲルニカの妨害によってカイドウの一撃を正面から受け半死半生となった際に初めて覚醒。『武装色』と『覇王色』を両方纏ったその自由な戦闘スタイルと、いくら攻撃を受けても怯まない耐久力は「まるで絵物語」と評された。 |
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【使用箇所】 |
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103巻 | 第1044話 | VS カイドウ | |
103巻 | 第1045話 | VS カイドウ | |
106巻 | 第1069話 | VS ルッチ | |
108巻 | 第1092話 | VS ボルサリーノ(黄猿) | |
109巻 | 第1106話 | VS ボルサリーノ(黄猿) |
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110巻 | 第1114話 | VS ウォーキュリー | |
【コメント】 65巻のSBSにて、ルフィをゴムゴムの実の能力者に設定した理由について「一番ふざけた能力を選んだ」と作者から語られている。話が深刻になってもふざけるチャンスをくれる能力であり、そういう主人公だからこそこんなにも長きに渡って付き合い続けていられるとの事。結果としてこの能力は「ゴムゴムの実」ではなかったが、ニカという能力が結局のところ「世界でもっともふざけた能力」と語られている辺り、やはり本質は変わらないのだ。初めて覚醒したカイドウ戦では技名に悩んでいる様子があったが、エッグヘッド編では技名に「白い(ドーン)」の文字が入るようになった。今までの技名はちゃんと事前に準備してたものなんだな、と分かるのと同時に、アドリブで「バジュラングガン」というワードが飛び出すルフィの語彙力が分からなくなる。 |
ゴムゴムのふうせん ゴムゴムの風船 (ギア5使用時) |
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【技の概要】 息を大きく吸い込み、ゴムの身体を膨張させることで風船の様な姿になる技。通常時には砲弾等への防御のために使用されていた技だが、ギア5へと到達した鬼ヶ島での戦いではカイドウの体内で使用。覚醒の影響によってカイドウもろとも風船のように膨らませ、宙へと浮かべてしまった。 |
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【使用箇所】 |
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103巻 | 第1045話 | VS カイドウ | |
【コメント】 丸々と太らされて培ってきたイメージを一瞬で崩されたカイドウさんは可哀想だけど、あんな得体の知れない変身をしたばっかの奴を躊躇なく呑み込んだ方にも非があるなって思います。エッグヘッド編では、同じくギア5状態で使用する〝ゴムゴムの白い風船〟も登場。カイドウ戦の頃はまだネーミングの基礎が固まってなかったので、概ね同じ技と見てもいいと思う。 |
ゴムゴムのだっしゅつロケット ゴムゴムの脱出ロケット |
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【技の概要】 〝ゴムゴムのロケット〟の要領で、伸ばした腕で物体を掴んで巨大な敵の体内から飛び出すための技。覚醒の影響により、伸ばした腕で外傷なく相手の身体を貫通し、外の物体を掴む事もできる。鬼ヶ島屋上でのカイドウ戦で初使用。カイドウに丸呑みにされた際に使用し、伸ばした腕で体内から眼球を突き抜けて鼻を掴み、そのまま口から脱出した。 |
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【使用箇所】 |
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103巻 | 第1045話 | VS カイドウ | |
【コメント】 「これはカートゥーンの世界の出来事なんだ」という目で見ないと、若干グロテスク。身体の中から眼球貫いて腕伸びてきたら、そらいくらカイドウでもビビる。〝ゴムゴムの風船〟ともども、新技を出すよりも先に最初期からの技をギア5状態で使うことによって、出来る事の変化を明確にしたのはインパクト面も含めて秀逸だと思う。 |
ゴムゴムのギガント ゴムゴムの巨人 |
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【技の概要】 〝ギア5〟の能力により、身体を巨人族の様に巨大化させる技。〝ギア3〟の様に身体の一部だけではなく、全身がそのままの等身で巨大化する。鬼ヶ島屋上でのカイドウとの戦いで初使用。〝ゴムゴムの風船〟で吸い込んだ空気が抜けた事で雷雲の中へと突っ込んでしまった後、そのまま巨大化した姿で現れた。 |
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【使用箇所】 |
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103巻 | 第1045話 | VS カイドウ | |
【技名が明記されていないため推定の箇所】 |
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108巻 | 第1092話 | VS ボルサリーノ(黄猿) | |
108巻 | 第1108話 | VS サターン聖 ボルサリーノ(黄猿) |
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【コメント】 ぶっ飛んだ技だらけの『ギア5』の中でも、特に理屈不明の技。雷雲の中で使用された事と無関係ではないのかもしれないが、雷を蓄積でもして巨大化してるんだろうか。エッグヘッドでもフロンティアドームに突っ込んで爆発した直後に使用してるし。エルバフの巨人族にもニカを信仰する風習がある為、それに関係しているのかもしれない。 何にしても、〝巨人咲き〟という新技を披露した直後にそれを超えるインパクトの巨大化を見せられたロビンが可哀想。 |
ゴムゴムのなわとび ゴムゴムの縄跳び |
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【技の概要】 〝ゴムゴムの巨人〟で巨大化した状態で、蛇状の身体を持つ敵を掴んで縄跳びの様に振り回す技。鬼ヶ島屋上でのカイドウとの戦いで初使用。龍形態のカイドウの頭と尻尾を掴み、縄跳びの様に飛びながら落下し目を回させたが、途中で〝熱息〟の反撃を受けた。 |
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【使用箇所】 |
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103巻 | 第1045話 | VS カイドウ | |
【コメント】 空中で縄を掴んで落下しながら回すのは、果たして縄跳びと言えるのだろうか。飛んでないよ1回も。103巻現在はカイドウの巨体相手にしか使用されていないため『ゴムゴムの巨人』状態だったが、相手の体格によっては通常サイズでも使えるかもしれない。 |
ゴムゴムのかみなり ゴムゴムの雷 |
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【技の概要】 〝ギア5〟の状態で雷を掴み、槍のように投擲する技。鬼ヶ島屋上でのカイドウとの戦いで初使用。投げた雷自体は回避されたが、その後も地面に突き刺さって形状を保っていた。その後刺さった雷を掴み、鉄棒の回転技の様にグルグルと回り勢いをつけて突進したが、そのまま金棒で撃ち落とされた。 |
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【使用箇所】 |
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104巻 | 第1047話 | VS カイドウ | |
【コメント】 『ゴムゴムの暴風雨』『ゴムゴムの火山』『ゴムゴムの雨』と来ていた自然現象シリーズだが、ついに比喩ではなく自然現象そのものを技にしてしまった。 最初から実体のないただの雷は覇気使いでも掴めないし、覚醒の影響とはいえ形のないものを、それもゴム化どころか硬質化する形で実体化してしまうのは、改めてニカの能力の異常性が際立つ。 |
ゴムゴムのバジュラングガン ゴムゴムの猿神銃 |
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【技の概要】 大きく伸ばした両腕のうち片腕で敵を掴み、もう片腕の拳を小さな島ほどの大きさにまで巨大化させ、覇気を纏わせて振り下ろす技。巨大化させた拳は〝ゴムゴムの猿王銃〟と同様に腕の中に押し込まれており、射出する際の勢いも加算して攻撃する。 鬼ヶ島でのカイドウとの最終決戦で使用。鬼ヶ島を打ち抜く勢いで拳を振り下ろし、カイドウの〝昇龍火焔八卦〟と激突。競り合いを制し、カイドウをワノ国の地中深くまで撃ち落とした。 |
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【使用箇所】 |
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104巻 | 第1048話 | VS カイドウ | |
【コメント】 ふざけた戦いこそが真骨頂かと思われたギア5から急に放たれた大真面目な名前の技。ゴムゴムの猿王銃から「王」→「神」と進化しており、強化技なのだと分かりやすい。 |
ゴムゴムのモグラピストル ゴムゴムのモグラ銃 |
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【技の概要】 〝ギア5〟の状態で伸ばした腕を一度地面に潜らせ、ギア5の特性によってゴム化した地面ごとせり上げるように打撃を放つ技。エッグヘッドの工場層でのルッチとの戦いで初使用。ルッチの腹部に打撃を与えた。 |
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【使用箇所】 |
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106巻 | 第1069話 | VS ルッチ | |
【コメント】 攻撃の軌道が読みにくいため、よほど反射神経が良いか見聞色に長けているのでない限り回避は難しいだろう。ただ持ち上げた地面が拳と敵の間の遮蔽物となるため、カタクリの様に操った地形に覇気を纏わせるところまで覚醒を制御できていなければ、威力の方にはそこまで期待できないかもしれない(武器の延長線と考えれば行けるのか?)。タフなルッチが相手とはいえ、腹に直撃させたのにピンピンしてたし。 |
ゴムゴムのドーンウィップ ゴムゴムの白い鞭 |
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【技の概要】 〝ギア5〟の状態で武装色の覇気を纏った足を伸ばし、上半身を回転させる勢いを加えて敵を蹴り飛ばす技。エッグヘッドの工場層でのルッチとの戦闘で初使用。ルッチを壁の向こうまで吹き飛ばしたが、回転しすぎた事で自分も止まらなくなり、地面に穴を掘って潜ってしまった。 |
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【使用箇所】 |
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106巻 | 第1070話 | VS ルッチ | |
108巻 | 第1093話 | VS ボルサリーノ(ホログラムによる分身体) | |
【コメント】 「白い」と言っているが覇気を纏っているため、足は黒い。だからなんだって話だけど。回転が止まらなくなり竜巻の様になっている姿もだいぶ古典的だが、吹っ飛ばされたルッチの形に穴が空いた壁も相当コミカル。ギャグこなすタイプのキャラじゃないのに、ギア5の漫画空間に踏み入ったのが運の尽き。 |
ゴムゴムのドーンロケット ゴムゴムの白いロケット |
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【技の概要】 〝ギア5〟の能力によってゴムと化した地形を利用し、パチンコ玉の様に飛んでいく技。通常の〝ゴムゴムのロケット〟とは違い、攻撃時には身体ごと突進するのではなく、伸ばした腕を回しながら振りぬいて殴り付ける。エッグヘッド編のルッチとの戦いで初登場。真空ロケットの真空管を使って反動をつけ、飛びながら打撃を加えた。また飛んでいく際、髪の一部をゴーグルの様に変化させ装着していた。 |
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【使用箇所】 |
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106巻 | 第1070話 | VS ルッチ | |
【コメント】 伸ばした腕を投げつける様な攻撃の軌道自体は、ゴムゴムの連接鎚矛に似ている。対ボスのトドメ技とは思えないぐらい影が薄かったから、ここに来て派生技が出たとなれば報われるというものだ。……いや、派生って言うにはちょっと厳しいかな……。発射前にゴーグルを嵌めているのが印象的だが、攻撃が当たった次の瞬間にはもう消えている。ニカのやる事なので深い意味があるわけではないだろうが、ロケット操縦士=ゴーグルのイメージなんだろうか。 |
ゴムゴムのドーンスタンプ ゴムゴムの白いスタンプ |
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【技の概要】 〝ギア5〟状態で覇気を纏った足を伸ばし、足裏で相手を蹴り飛ばす〝ゴムゴムのスタンプ〟の派生技。エッグヘッド編で初使用し、ボルサリーノのホログラムによる分身体を一掃したが、それらは囮で本体はすでにその場を離れていた。 |
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【使用箇所】 |
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108巻 | 第1093話 | VS ボルサリーノ(分身体) | |
【コメント】 |
ゴムゴムのスターガン ゴムゴムの白星銃 |
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【技の概要】 〝ギア5〟状態で使用する技の1つ。〝ギア3〟の様に膨張させた腕から、相手の身体にめり込むパンチを繰り出す。攻撃のヒット時には、当たった箇所から星が飛び出す。エッグヘッド編で初使用し、ボルサリーノの側頭部に直撃させ大ダメージを与えたが、同時にギア5の時間切れが来てしまった。 |
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【使用箇所】 |
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108巻 | 第1094話 | VS ボルサリーノ(黄猿) | |
【コメント】 ギア3とは違い、膨張するのは「腕」だけで「拳」は通常サイズなのがポイント。何の意味が……?身体が回転している状態で放ったからかもしれないが、ボルサリーノ戦では腕を一旦横に大きく伸ばし、敵の側面からパンチを打ち込むように使用されている。これはフォクシー戦で一度だけ使用された地味技、〝ゴムフック〟のシステムに近い。 まあたまたま似てただけだとは思うけど、序盤~中盤の地味技がギア5になってリメイクされたのかと思ってみると変な嬉しさがある。 |
ゴムゴムのドーンガトリング ゴムゴムの白い銃乱打 |
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【技の概要】 〝ギア5〟状態で膨張させた拳に覇気を纏い、両腕からパンチの連打を放つ技。エッグヘッドでのサターン聖との戦いで初使用。ニカの様なパンチを撃ちたくても実現できなくなっていたボニーに手本を見せる様に、パンチの乱打を放ちサターン聖を吹き飛ばした。またこの際、フィニッシュの一撃は身体を反転させながら真横から殴りつける形で放っている。 |
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【使用箇所】 |
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109巻 | 第1107話 | VS サターン聖 | |
【コメント】 〝モグラ銃〟や〝白星銃〟は多少変わり種っぽい所があるので、シンプルな〝白い銃〟よりも先に銃乱打系の技が登場した珍しいパターン。まあギア5って普通の戦い方をあんましないから、シンプルな技ほど使用機会が減りそうな印象もあるんだけど。ギア3によるパンチ技は、覇気を纏わせると拳の膨らみ方が球体型になる特徴があったけれど、こちらは通常の〝巨人の銃〟に近い膨らみ方。ただ、別のシーンでは〝象銃〟に近い球体型になっている例もあるので、気分次第なのかもしれない。 |
ゴムゴムのドーンシンバル ゴムゴムの白い万力 |
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【技の概要】 〝ゴムゴムの巨人〟で巨大化した状態で、敵を両手の平に挟んで押し潰す技。潰された相手は一時的に紙のようにペラペラな姿になってしまう。エッグヘッドにて、サターン聖とボルサリーノを相手に使用し、ペラペラになった相手を円盤状に引き延ばして投げ飛ばした。ボルサリーノはそのまま軍艦まで吹き飛んでいったが、不死身の身体を持つサターン聖には通用しなかった。 |
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【使用箇所】 |
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109巻 | 第1109話 | VS サターン聖 ボルサリーノ(黄猿) |
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【コメント】 動きも名前も、鬼ヶ島でキッドが使った〝磁気万力〟に酷似している。ルフィは過去にも、ワポルを意識していそうな〝ゴムゴムのバクバク〟やCP9の〝剃〟など、前の戦いで見たを戦法をオマージュした技を使う事があったので、これもその1つなのかもしれない。それにしても、ボルサリーノはまだしもコメディチックな要素なんて欠片もないサターンが、ピザみたいにグルグル回されている姿はとてもシュール。 |
ゴムゴムのドーンバルーン ゴムゴムの白い風船 |
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【技の概要】 ギア5状態で使用する〝ゴムゴムの風船〟。エッグヘッドにて、マーズとの戦闘で使用。不死身の肉体を持つマーズを吹き飛ばして戦線離脱させる為、突進して来たマーズを膨らませた腹部に押し込み、自身の背中を仲間達に攻撃させる事で反発力を高め、吹き飛ばした。 |
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【使用箇所】 |
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110巻 | 第1119話 | VS マーズ | |
【コメント】 |