【エドワード・ニューゲート(白ひげ)】



戦闘スタイル:悪魔の実/薙刀/覇気使い/覇王色
年齢:享年72歳(2年前)
身長:666㎝
能力:グラグラの実


白ひげ海賊団の船長で、元四皇の一角。過去にはロックス海賊団にも所属しており、ロジャー亡き後の新世界では〝世界最強の男〟とも称され恐れられていた。

数ある超人系悪魔の実の中でも最強と言われる『グラグラの実』の能力者で、振動を操り島や海を揺るがす程の地震を起こしたり、大気を叩き割る事で衝撃を伝えて攻撃する事ができる『地震人間』(SBSでは『震動人間』とも)。天災を操る事から絶大な破壊力と攻撃範囲を持ち、「世界を滅ぼす力」とすら呼ばれている。

最上大業物に位置する長柄の大薙刀、『むら雲切り』を所持し、純粋な刀剣として振るう他、刃に振動を纏わせて周囲一帯の敵を薙ぎ払うという能力と複合させた使い方も見られる。

圧倒的な力を持ち長く新世界に君臨して来たが、2年前時点では病に侵されており、戦闘中に吐血したり、味方からの奇襲に対応できず無防備に刺されるなど、加齢や病には勝てず衰えも見られる。








かいしん
海震

【技の概要】
『グラグラの実』の能力によって両手の拳で大気を割り、振動を海に伝える事で海底で爆発を起こす技。また仕掛けておいた海震は時間の経過と共に、島一つを飲み込む程の大津波に変化して襲ってくる。

マリンフォード頂上戦争の開戦と同時に使用。マリンフォードの両脇から大津波を呼び寄せ、オリス広場および海岸に陣取る艦隊を吞み込もうとしたが、クザンの〝氷河時代〟により津波を凍らされて防がれた。
また軍艦で島に向かっていたルフィ達はこの技の余波を受けて大波にさらわれ、マリンフォードの真上にまで辿り着いている。

【使用箇所】
巻数 話数  使用相手
57巻 第552話 海軍本部  
頂上戦争の開始時、大津波を起こして海軍本部を呑み込もうとしたが、クザンによって防がれた。
【私見】
クザンが凍らせたから良かったものの、あのまま通ってたら処刑台のエースごと巻き込まれるよな……?

どうせ防いでくるだろうと踏んだ上での攻撃だったのか、仮に巻き込まれてもナミュール辺りが上手い事回収する手筈だったのか。いずれにせよこの津波によって生まれた氷の壁は後に海軍側の離間策に利用されてしまったので、結果論だが悪手だったと言えるかも。

カナヅチであるニューゲートにとって大津波を起こすというのは非常にリスキーな行為で、下手をすれば自滅する可能性がある。普通に使う際にはティーチがやっていた様に、海戦において敵船を揺らして牽制をかけるぐらいに抑えて使用するものなんだろう。

ちなみに海震そのものは普通に実在の自然現象だが、センゴクやガープもこの表現で呼んでおり、技名に近い扱いになっている。ギガバトでもサウストでもこの技名で出てるし。
尚、ゲーム版でのこの技は「津波を発生させる」という内容がゲーム的に扱いづらいためか、モーションはそのままに直接衝撃波で相手を攻撃する技になっている事が多い。





ハクア
破空阿

【技の概要】
『グラグラの実』の能力による攻撃。片腕を身体の逆側に捻った構えから、裏拳を空間に叩き込む事で大気を割り、生じた振動で遠方の敵を攻撃する。

名称が初登場したのは第1163話のゴッドバレー事件での一幕で、サターン聖に取りついた(?)イム聖に対し、リンリン、カイドウ、ジーベック、ロジャー、ガープとの同時攻撃を叩き込んだ。
同様の物と思われる技自体はマリンフォード頂上戦争でも複数回に渡って登場。『グラグラの実』による戦闘の基本技の様な攻撃となっている。

また、ほぼ同様の攻撃をティーチが使用する場合は〝震破(グラッシュ)〟と名前が変わっている。

【使用箇所】
巻数 話数  使用相手
114巻第1163話   サターン聖(イム聖) 
38年前のゴッドバレーにて、サターン聖に取り付いたイム聖に対して使用。
【技名が明記されていないため推定の箇所】
巻数 話数  使用相手
57巻 第556話   ロンズ
背後からの攻撃に対して使用し、裏拳の衝撃波で大斧を砕いた。
58巻 第563話   氷の壁
スクアードに刺された後、氷の壁を破壊して傘下海賊達に退路を与える事で、海軍の揺動が嘘である事を示した。
58巻 第564話   ジョン・ジャイアント
跳躍して正拳で大気を割り、ジャイアントに吐血させると共に衝撃波を処刑台まで届けたが、三大将の覇気に防がれた。
58巻 第565話   マリンフォードの包囲壁
広場を塞ぐ包囲壁を破壊しようとしたが、鋼鉄の壁を凹ませるだけで破壊には至らなかった。
58巻 第567話   サカズキ(赤犬)
正拳で大気を割り、サカズキのマグマの拳と相殺させた。
58巻 第570話   海軍
正拳で大気を割り、海軍将校数名を薙ぎ払った。
58巻 第572話   海軍本部
船員達に別れを告げた後、裏拳の衝撃波で海軍本部の要塞に亀裂を走らせた。
59巻 第575話   サカズキ(赤犬)
エースの死後、怒りのままに使用。顔半分を失いながらもサカズキの腹に裏拳を直接叩き込み、割れた大気の衝撃波で海軍本部の要塞を崩壊させると同時に、陸地を分断し船員達を隔離した。
59巻 第576話   ティーチ
マリンフォードに現れたティーチへのケジメをつけるため、裏拳による衝撃波を叩き込んだ。
59巻第576話   ティーチ
上記の直後、接近してきたティーチに再度裏拳を叩き込んだが、〝闇水〟により能力を無効化されたため震動が起きなかった。
114巻 第1164話   ジーベック(黒転支配)
〝黒転支配〟を受けて暴走したジーベックの刀と打ち合い、その衝撃の余波で巨大な山の片割れを崩落させた。
【私見】
ニューゲートの攻撃手段としてしょっちゅう使われていたものの、きちんと技名がつくまでに60巻近くを要した遅咲きの技。歳取って技名叫ぶの恥ずかしくなったんだろうか。


「振動を纏った拳で大気を割り、衝撃波を起こして攻撃する」という手段は幾度となく取っているが、その中でもストレートに正拳で放つ場合と、振りかぶって裏拳で放つ場合の2パターンが存在する。
〝破空阿〟と名がついた攻撃は裏拳による物だったが、正拳の場合でも同じ技なのか、それとも別の名があるのかは不明。なので、ここでは一応ひと纏めに同じ技として掲載しておく。

グラグラの実の象徴的な技であるにも関わらず長い事名前がつかなかったため、ニューゲートがゲームに出るたびに色々とオリジナルの技名がつけられてきた。
初代『海賊無双』では〝壊天(かいてん)〟という名がつけられ、これは『サウザンドストーム』でも再利用。『海賊無双4』では〝壊天〟は非実装になっているが、〝震天動地〟という正拳で大気を破った後、更に震動を纏った薙刀で追撃する技が追加された。

『バーニングブラッド』では〝世界を揺らす男〟と、技名というより異名みたいな名前がつけられた。


その中でも『ギガントバトル』では〝響震(きょうしん)〟という技名だったが、『ギガントバトル2』では〝響(きょう)〟と、同シリーズの同じ技ながら名前が変わっていたりもする。同作のニューゲートは地震を連想させる技名がすべて別の名前に置き換えられており、2011年発売という時代的な配慮を感じさせる物になっていた。
また『超グランドバトルX』ではジョン・ジャイアントに放った物に近い空中技としてのみ実装され、〝破(は)〟という正解の技名から1文字だけ取った様なニアミスした名前になっている。こちらも初出は『ギガバト2』で、そちらから続投した形となっている。
それ以外にはシンプルに〝大気割り〟〝衝撃波〟などなど。





はおうしょくのはき
覇王色の覇気

【技の概要】
数百万人に1人の選ばれた人間のみが扱える覇気。世界で大きく名を上げる人物が秘めている事が多い力であり、本人の成長によってのみ強化されるという。

使用者の気迫により相手を威圧し、力に大きな差のある敵を気絶させる事ができる。

2人の使い手が同時に覇王色を放つ事で「覇王色の衝突」と呼ばれる現象が起こり、真の強者同士の衝突は天を割る事すらある。

原作中で「他者を威圧する」目的で使用した事はないが、第570話のフォッサのセリフやVIVRE CARDなどから使用可能である事が分かっている。また過去にロジャーと戦った際には刀同士が触れる事なく衝突しており、少なくとも全盛期の当時は覇王色を纏う事ができるものと思われる。

エースを主人公としたスピンオフ漫画『episode A』第2話では、スペード海賊団が白ひげの首を取りに来た際、姿を現したニューゲートが立っているだけで次々にエースの仲間達が倒れていく描写があり、覇王色を放っていた物である可能性が高い。

【出典】
巻数 話数  使用相手
58巻 第570話   
ルフィが使用した際に、フォッサが「オヤジや赤髪と同じ〝覇王色〟の覇気!!」と発言している。
96巻 第966話   ロジャー
明言されてはいないが、ロジャーとの交戦時に纏った覇王色による物と思われる衝突を起こした。
【私見】
「相手の有象無象の兵力を減らす」事にかけては他の追随を許さない覇王色だが、マリンフォード頂上戦争では何故か頑なに使用しなかった。ルフィの無自覚な覇王色ですら多少は通用していたのにニューゲートのものが通じない筈はないが、それをしなかったのはやはり老いや病の影響か。雑魚を散らすためだけに余計な覇気を消耗するぐらいなら、大将格に照準を定めて出来る限り全力で戦える様、温存してたのかもしれない。海軍側の覇王色使いであるセンゴクやガープも使ってないし、あれだけの実力者達が敵味方入り乱れて戦っている中、敵だけを選別して威圧するというのは殊の外難度が高いんだろう。


長らく「使えるらしい」という設定上の事しか分かっていなかったが、第966話の過去回想では遂にロジャーとの衝突が描かれた。後のルフィとカイドウの戦いを見てもほぼ覇王色を纏った者同士の戦いという事でいいだろう。


それでもやはり「敵を威圧する」という必殺技らしい使用方法は見れないままだったが、ゲーム『海賊無双4』では他の覇王色使い同様、特殊技として実装されているため好き放題に気絶させられる。

またエースを主人公にしたスピンオフ漫画である『episode A』では遂に物語として覇王色を発動するシーンが描かれた。直接「覇王色」とは言われていない上に「ポキッ」という不可解な音を立てながら敵が吐血するという、今までの覇王色とは全然違う描かれ方だったが……まあ、多分覇王色って事でいいだろう。セイバーさんも「なんて〝覇気〟だ……」って呟いてるし。