ワンダースワンソフト「めざせ海賊王」プレイ日記第4回目です。
バギー編突入。 ゲームシステムもだいたい紹介し終えたし、この辺からはペースアップして行きたいですね。
■第2章 バギー編■ |
2NDステージ
『ましょうの女』
仲間に『海賊狩りのゾロ』を引き込み船はゆく
しかしかれらは重大なミスにまだ気づいてはいなかった・・・
ステージが始まると同時に、なにやら「泥棒女」を追いかける海賊が登場。
グランドラインの海図とやらを盗んで逃げるその女の正体は、もちろんナミ。
巻き込まれたルフィは、追手の海賊達を一瞬にしてあしらってしまう。
バトルにすら入らずノされた海賊達、涙目。
ルフィの強さを目の当たりにしたナミは、自分と手を組まないかと提言する。
ナミ「私は海賊専門の泥棒、ナミって言うの。
私とくまない?」
ルフィ「くむっておまえ、泥棒なんだろ?
おれは海賊王になるんだよ」
ナミ「まあまあ、細かい事はいいじゃない」
いいの!? キミ、海賊嫌いの泥棒じゃなかったっけ!?
ルフィ顔負けの強引さで勝手に話を進めたナミは、とりあえず近くに見える島を目指し休憩しようと言ってくる。
そういやこのゲーム、基本的に海をメインにしたフィールドマップなんで、島の中身なんかは作られてないのよね。
なのでこの辺の会話も全部海の上で行われていたのだけど、つまりあの追手の海賊は船を出して海の上までナミを追っかけてたって事になるのね。
なんというデッドレース。
しかしまあ、全てが海上で行われるこのゲームは、ある種原作以上に「海洋冒険」してるかもしれんね。
ナミに示された島へ向かうと、「まだつかまらんのか、どろぼうは・・・」と、何やら海賊らしき男が不機嫌そうに呟いている。
ピエロの様な丸い鼻を持つその男はもちろん我らが船長道化のバギー。
ナミが盗んだ海図の、元の持ち主であった。
ルフィを騙したナミは、彼の身柄をバギーに差し出すと、自分をバギー一味に入れてほしいと頼むのだった。
わーだまされたー(棒)
上機嫌となったバギーは、自身の愛用する“特性バギー玉”を取り出すと・・・
島の近くを通りがかった船から、島に向かってバギー玉を撃ちこむのだった。
そっち!? バギー船長、島にいたんじゃなかったの!?
え、だってウチら、今この島についたばかりで・・・バギーの部下も「泥棒がここに来てる」って言ってたし・・・。
そんなプレイヤーの疑問など知った事かとばかりに、吹き飛ばされた家々の1枚絵が差し込まれる。そしてマップ画面に戻った時には、バギー玉を撃ちこんできた船は何事もなかったかの様に消えていた。
どこおんねんバギー船長。
その後、ナミが大砲撃つの撃たないののくだりを経て、ゾロが助太刀に登場。
キミはキミでどこにいたのさ。漫画じゃルフィがピンキーに連れてかれる流れあったけど、このゲームには無かったし。
さては船の中で寝てたな、ゾロ君や。
この一件を、自身への宣戦布告と見たバギー。
すると、次なる目的地と思われる島が現れる。どうやらそこへ行けという事らしい。
たぶん原作にあった、「一度逃げて体制を立て直す」流れの再現なんだろう。
というワケで次はその島を目指し、バギーとの決戦に・・・と言いたいところだが、マップ全体像を見ると、このマップには実は陸地の様なものがあり、そこには1つの町が存在している事が分かっている。
パネル2枚分のマスからなる大きめな町で、たぶんこれがバギーとの決闘の地となるオレンジの町なんだろう。
つまり、今しがた発生した目的地の町では、まずはバギーではなくモージとの戦闘になるんじゃないかと思われる。
ここで例によって好奇心が邪魔をしたので、まずはすぐ近くに生まれた島を華麗にスルーし、町の方に行ってみる事にする。
パネルの引きが悪すぎて、上手く航路を作れないという壁にブチ当たりながらもマップを進み、町の港へと到着。
が、何も起こらない。
どうやら先に目的地の島へ行かないとフラグが成立せず、町への上陸は不可能な様だ。
うむむ、俺の好奇心ゆえの動きを見事にへし折ってくれるな・・・。
しかし流石に、18年も前のゲームにそこまでの自由度を期待した俺も悪かった。どの道これでバギー戦に入れちゃったとしても、日記のためにもう一度ステージをやり直さなきゃいけなかったんだし。
というワケで島へ到着。
すると登場したのはシュシュとブードル。再現すべき章の数が少ない時期とはいえ、この辺の脇役までキチンと登場させてくれるのはファン的にも嬉しい限りだ。
しかしブードルさんの自己紹介セリフでは、
「わしはこの町の長さながらの 町長じゃ」
という原作のセリフを律儀に完全再現してしまったため、ゲーム内では名前が分からず仕舞いなのであった・・・。
このゲーム、セリフの横に顔グラフィックは出るけど、発言者の名前は出ないのよね。昔のゲームでよく見る仕様で。
そんなこんなで、現れたのは予想通り、バギー一味副船長「猛獣使いのモージ」と、彼が従えるライオンのリッチー。
ゲーム内では漢字表記の都合で「もう獣使いのモージ」と書かれてるもんで、「もう中学生かよ」と思ってしまったのは置いておこう。
そしてバトルに突入。
今まで単独で戦ってきたルフィだが、今回からは仲間としてゾロを出撃させる事ができる。
ここで注意しておくべき点が、パーティの編成は航路マップ上でしか出来ない事だ。
目的地の島へ一度入ってしまうと、会話イベントからの流れで強制的にバトルに突入してしまうので、仲間をパーティに入れておくタイミングが無くなってしまう。
なので仲間が増えた次の章では、必ず航路マップ上で、あらかじめパーティの編成を確認しておこう。でないといつまで経っても、多対一の不利な戦いを強いられる事になってしまうぞ。
という事でゾロを加え、今回はルフィ&ゾロVSモージ&部下2名の戦いだ。
てっきりリッチーが敵に入ってるものかと思ったが、モージと2人で1人扱いなのかな?
まずは先制。中央に陣取ったゾロが、同じく中央のモージへと攻撃を仕掛ける。
・・・と、なんと一撃でモージのHPが0になってしまった。
ちょっと敵弱すぎんよ~。
これが何度もプレイしてレベルの上がった状態とかならまだしも、データ上は第1章を1回クリアしただけだからね。
やり直してはリセットしを何度も繰り返してるだけで、セーブされてる功績はたった1プレイだからね。まったくのプレーンな状態なワケ。ドーピング0なワケ。
その後も、雑魚敵に攻撃を一発(ダメージ値3)許すのみで、何の窮地もなくモージ戦は終了。
基本、バトルはこんな感じのノリが続くかもしれんな・・・。もうちょっと苦戦させてくれてもいいのよ?
モージを下すと、1人張り切ってしまったブードルさんが単身、船に乗ってバギーを討つべく向かって行ってしまう。
そのためルフィ達は、ブードルに先回りする形でバギーのもとへたどり着かねばならないのだが、周囲の事を知らないルフィ達にはバギーの居場所が分からない。
よってまずは、近くの島にいるというカバジと戦い、バギーの居場所を聞きださねばならないのだ。
まあ舞台が1つの町じゃなく複数の島を跨いだものになってる以上はもっともな流れだが、じゃあカバジの居場所はどっから探り当てたんだとツッコンではならない。
あ、ちなみに、「このタイミングでカバジスルーからの町へ先回りしたらどうなるの?」というのは、どうせ上陸フラグ不成立扱いになるだろうと思いながらも試してみたところ、ホントに何も起こらなかったので言う事はありません。
島へ到着すると、情報通りバギー一味参謀長「曲げいのカバジ」が登場。
「げい」だけ平仮名表記にするんじゃないよ。急にホモホモしくなるでしょう。
モージがあんな感じだったし、カバジ戦も所詮は消化試合だろう・・・と思い、説明書に載っていたゾロの必殺技“鬼斬り”を試してみる。
必殺技を出すための特定のパネル配置を行う際、どうしても敵陣までのルートを繋げられない箇所が出て来るので、その場所には味方のキャラを配置しない様にするのも1つの戦略だ。

“鬼斬り”発動のために必要な航路パネルの並びはこんな感じ(右の空白のパネルは何を置いてもいい)。
そしてゾロの“鬼斬り”は、敵全体に24のダメージを与える(どうやらダメージ値は技毎に固定で、キャラの成長によって増減したりはしないらしい)ので、HPが16しかないカバジは一撃で散っていった。
・・・実はモージもそうだったんだけどさ、仮にも幹部である彼らが、部下の雑魚敵よりHP少ないってどういう事なの。
ちなみに残った雑魚に対し“ゴムゴムの銃乱打”も試してみたんですが、カットインはキャラ毎に共通なため、違うのはパネルの配置とダメージ値くらいで、別に面白味はなかったです。
技に個性が薄いのは、キャラゲーとしてはちょっとよろしくないかもしれんな・・・。
倒されたカバジは結構簡単にバギーの居場所を吐いてくれたので、マップ南東にある町へと向かう事に。
まあ、分かってたけどね。そこに居る事。入らせてくれなかっただけで。
バギー戦を前に仲間達の状態をチェックしてみると、思ったよりもゾロがダメージを受けている事に気付いた。
このゲームには先行・後攻の概念があるため、いくら相手を一撃で粉砕してきたとはいえ、先行を取られてしまえば攻撃を一発は喰らってしまう。
で、たぶん第1章で得た経験値的なものがルフィにのみ入っているせいだと思うんだけど、ゾロとの性能差がエグイ事になっていた。
全ステータスでゾロに勝っているどころか、守備力・HPに関しては、ルフィが86あるのに対しゾロはたったの31しかない。
初陣ゆえに貧弱さが残るゾロは、どうしてもダメージを多く受けがちになっていた様だ。まさか体力オバケなイメージの強いゾロが、こんなにも差をつけられるとは・・・。
まあ今は回復アイテムがあるので問題はないが、アイテムが尽きた時はちょっと危険かもしれんな・・・。
前の章を周回プレイすれば育成と回収の両方ができるんだろうが、それは何か負けた気がするのでやらない事にしている。
まあちょっとくらい歯応えあった方が、スリルあって良いよね。というか、育成とかしちゃうとこのゲーム、めちゃくちゃヌルくなっちゃいそうな感じもあるし。
バギーのいる町へと到着したルフィ達は、グランドラインの海図を求めバギーと戦う事になる。
シャンクスとの回想辺りはカット。まああの辺は、ゲームの性質を考えれば不要っちゃ不要か。
バトルの相手は、バギー、モージ、カバジの3人。
戦闘前、「カバジをやったらしいな」と言っていたバギーだが、カバジは普通にいた。
もう戦線復帰してんのかい・・・なんて生命力だ。
ボス級の敵が3名という事で苦戦するかと思われた一戦だが、「一直線、十字、一直線」のパネルを並べる事で発動する“ゴムゴムのバズーカ”が(偶然)炸裂し、3人まとめて一撃で消し飛んでいきました。
バトル後のイベントにて、特に喰らった覚えもないバラバラフェスティバルで飛ばしたパーツを集約させようとするバギーだが、お約束通りパーツを奪われ、哀れチビバギーの完成。そのままルフィによって吹き飛ばされてしまいましたとさ。
元々ターゲット外なんだろうが、バギーがバラバラの実の能力者であるという説明も一切ナシだったので、原作未読の層は「バギーの能力は小さくなる事なの?」と誤解してしまいそうだ。
バギーを倒し、「これであらためて仲間になるんだよな!」とナミを誘うルフィ。
ゲーム中においてそんな話は一回もしていない気もするが、ナミも承諾してくれてるのでまあ良しとしよう。
ていうか、仲間扱いになってくれるのね。てっきりアーロン編までお預けかと・・・。
ちなみに、バギーを倒して得た賞金は7,000ベリーでした。
ナミを仲間に加え、次回は「クロネコ編」となります。
・・・何か忘れてるな、と思ったけど、そういやブードル町長のこと忘れてた。
だって全く出てこないんだもん!
先着したからバギー戦にも絡まないし、バギー倒して即終わりな章だから「すまん恩にきる」もないし。
ついでにシュシュも、店を守るくだりも店長との経緯も全カット。
豊富な名エピソードが全部潰されてしもうた。
こういう脇役達は、登場こそすれ掘り下げまではやってくれない感じっぽいですね。ワンダースワンのロム容量にそこまでを期待しちゃダメか。