【ウソップ】



戦闘スタイル:狙撃/打撃/貝(ダイアル)/ポップグリーン/炎

赤髪海賊団の大幹部ヤソップの血を引く、麦わらの一味の狙撃手。直接的な戦闘能力は高くないが、父親譲りの狙撃の腕前を持ち、様々な道具を駆使した搦め手で遠距離から相手を翻弄する戦法を得意とする。パチンコを使った技は、「必殺!」と叫びながら使われる事が多い。
初期には〝銀河パチンコ〟と呼ばれる片手持ちの小さなパチンコを愛用し、自作の様々な弾を飛ばして攻撃を行っていた。空島では様々な貝(ダイアル)を持ち帰り戦法に組み込んだ他、エニエスロビー編では貝を取り入れた長柄の巨大パチンコ〝カブト〟を製作。5本の支軸によって安定性と飛距離を増し、〝風貝(ブレスダイアル)〟によって弾の軌道に変化を加えられる様になった。
更に2年の修行期間を経て、ボーイン列島に生息する〝ポップグリーン〟と呼ばれる植物を武器に取り入れる。これにより射出後に様々な成長を遂げながら攻撃を行う弾を多く開発した他、パチンコも新しく〝黒カブト〟を製作。普段は銀河パチンコに近い小型パチンコだが、水を与えて持ち手を強く握る事で巨大化し、ゴムの先についた〝バクン草〟に食べさせたあらゆる物体を弾として射出する事ができるようになった。
また、ドレスローザでの戦いでは仲間を失うかもしれないという極限状態の中、見聞色の覇気と思われる「気配を見る」能力を開花させた。







ウソップせんぽう
ウソップ戦法

【技の概要】
ウソップが得意とする戦い方。パチンコによる狙撃や小道具、ハッタリを組み合わせた戦法により、敵を翻弄する戦い方を得意とする。
戦法の名称はファンブック『ONE PIECE YELLOW』より。
【出典】
・『ONE PIECE YELLOW』 264P
【コメント】





まきびしじごく
まきびし地獄

【技の概要】
ナミとウソップが協力し、周囲にまきびしをバラ撒く事で敵の進路を妨害する技。
クロネコ海賊団との戦いにて、坂道を塞ぎ海賊達の村への侵入を防ぐ為に使用された。
ウォーターセブンでのルフィとの決闘では単独で使用し、〝タバスコ星〟と組み合わせて地面をのたうち回らせる事でダメージを与えた。
【使用箇所】
4巻 第29話  VS クロネコ海賊団
35巻 第332話  VS ルフィ
【コメント】





なまりぼし
鉛星

【技の概要】
パチンコから鉛玉を放ち、敵を狙い撃つ技。
そげキングとして使用した際の名前は〝メタリック・スター〟
クロネコ海賊団との戦いで初使用し、〝まきびし地獄〟で怯ませた相手を狙撃して攻撃した。
【使用箇所】
4巻 第29話  VS クロネコ海賊団
4巻 第32話  VS ブチ
4巻 第35話  VS ジャンゴ
10巻 第87話  VS チュウ
14巻 第124話  VS ジェム(Mr.5)
38巻 第367話  VS 海兵(海列車内)
48巻 第460話  VS 兵士ゾンビ(スリラーバーク)
【コメント】
名前つきで使われたのはクロネコ海賊団戦が初だが、その前のカヤ宅の門番に撃ったのもこの技だと思われる。
いわゆるスリングショットと言われる武器で鉛玉を撃ち出す技だが、海賊の息子というレッテルもある嘘つき少年がこんなもの携帯してた日には、村の人達はおっかなくて仕方ない気がする。誰も取り上げようとしなかった辺り、なんだかんだ信頼されてたんだと思う。




かやくぼし
火薬星

【技の概要】
パチンコから火薬入りの玉を撃ち込み、爆発させて攻撃する技。
そげキングとして使用した際の名前は〝火薬星(ガンパウダースター)〟。
ゲッコー諸島の森にて、ジャンゴに対して使用。ゾロが枝を斬って視界を開いた所に撃ち込み、ジャンゴを撃破しカヤを救い出した。
【使用箇所】
5巻 第39話  VS ジャンゴ
9巻 第72話  VS アーロン
14巻 第120話  VS ジェム(Mr.5)
14巻 第123話  VS ギャルディーノ(Mr.3)
      ジェム(Mr.5)
30巻 第283話  VS エネル
32巻 第296話  ジャイアントジャックを斬り倒す作戦の際に使用。
35巻 第329話  VS フランキー
39巻 第368話  VS 世界政府役人(海列車内)
46巻 第446話  VS アブサロム
53巻 第513話  VS くま(2回連続使用)
76巻 第758話  VS シュガー
〝遠距離蓑虫星〟のブースターとして2発使用。
【コメント】
〝鉛星〟と並び、序盤のウソップの主力にあたる技だが、小規模な爆発を起こす程度では海賊の世界では通用しないのか、ジャンゴを撃破したのを最後に活躍としては控えめ。とはいえ、この技には〝向日葵星〟など様々な派生技が登場しているので、全体の貢献度としてはそれなりだと思う。




たまごぼし
卵星

【技の概要】
パチンコから腐った卵を飛ばし、相手の目を潰すと共に悪臭による精神的ダメージで怯ませる技。
ココヤシ村でのアーロン一味との戦いで初使用。追ってくる魚人の1人に卵を飛ばして足止めしたが、あまり効果はなかった。
【使用箇所】
9巻 第72話  VS アーロン一味
10巻 第88話  VS アーロン
35巻 第332話  VS ルフィ(2回連続使用)
【コメント】
腐った卵をカバンの中にいくつも携帯しておくという、ある意味勇気と器用さのいる技。間違って潰した日には大惨事。
劇中ではあんまり通用した事のない技だが、状態異常を及ぼす技という事でゲームでの出番は割と多い。




けむりぼし
煙星

【技の概要】
パチンコから煙玉を放ち、煙幕によって敵の目を暗ませる技。パチンコを用いず、直に煙玉を地面に叩きつけて使用する場合もある。
そげキングとして使用した際の名前は〝そげキング煙星(スモークスター)〟。
アーロンパークにて、アーロン一味に寝返ったと思われたナミとの戦いで初使用。煙幕によって視界を奪い、水中からの脱出を図ろうとしたが、ウソップの戦法を知るナミには通用しなかった。
【使用箇所】
9巻 第74話  VS ナミ
20巻 第186話  VS ベーブ(Mr.4)
22巻 第203話  VS 国王軍(アラバスタ)
39巻 第373話  VS ルッチ、カク、ブルーノ、カリファ(海列車内)
【コメント】
一線級の戦いでこんなセコい手を使う奴自体がそうそういないのか、意外にもCP9を翻弄しロビンを一時的に奪還するという大活躍を遂げている。最初期のしょうもない攪乱技が圧倒的に強い相手にも通用するのが面白いし、ハッタリと小道具を武器とするウソップ戦法の真骨頂と言えるかもしれない。




かえんぼし
火炎星

【技の概要】
火薬を大量に詰め込んだ玉を遠方の敵へと発射し、着弾と同時に爆炎に包み込む技。
チュウとの戦いにて初使用。逃げると見せかけて隙が生まれた所に撃ち込み、ダメージを与えた。更にその後、酒を浴びせる事で可燃性を増した身体に対し使用して炎上させ、トドメに繋がる連続攻撃のきっかけとなった。
【使用箇所】
10巻 第83話  VS チュウ
10巻 第87話  VS チュウ(2回使用)
14巻 第124話  ルフィの服を燃やして〝カラーズトラップ〟を解く為に使用。
14巻 第125話  キャンドルサービスを燃やす為に放とうとするが、妨害され不発。
20巻 第181話  VS ダズ(Mr.1)
33巻 第307話  VS カポーティ
35巻 第332話  VS ルフィ
46巻 第445話  VS 兵士ゾンビ(スリラーバーク)
【コメント】
どうやって着火しているのかよく分からなかったが、ファンブック『ONE PIECE RED』の97ページによれば〝火薬星〟の火薬量を増やしたバージョンの様なものらしい。
武器に貝(ダイアル)を搭載する様になった中盤以降では〝炎貝〟による着火もでき威力向上……するかと思いきや、〝火の鳥星〟に出番を奪われめっきり使われなくなってしまった。哀れ。




ケチャップぼし
ケチャップ星

【技の概要】
ケチャップを血糊の様に使い、負傷や死を偽装する技。死んだフリをして戦闘を回避したり、奇襲を仕掛けたりするために使われる。
アーロン一味のチュウとの戦いで初使用。〝水鉄砲〟を受けて即死したと見せかけてその場をやり過ごそうとしたが、命を張って戦う仲間達への不甲斐なさから奮起し、自ら生存を明かし戦いを挑んだ。
【使用箇所】
10巻 第87話  VS チュウ
24巻 第226話  ジャヤ編にて、ナミからの八つ当たりをさける為に使用。
35巻 第332話  VS ルフィ
【コメント】
ONE PIECEでは「相手の信念を折る」事がイコール勝利となる事が多いからか、敵キャラが相手の死を確認しない事が多く、意外にもこの技は有用だと思われる。クロコダイルなんか2回に渡ってルフィにトドメ刺し損ねてるし。
ただまあ、終盤の敵ともなれば大概の奴が見聞色の覇気を使えるので、死んだフリが通用する事はもうなくなって来ているかもしれない。……いやまあ、戦闘中に見聞色使うキャラって割と少ないし、意外とバレないかも……?ローもドフラミンゴ相手に死んだフリしてたしな……。




ウソップハンマー

【技の概要】
大工仕事用の小さなハンマーを使い、敵の急所を殴打する技。
アーロン一味のチュウとの戦いで初使用。地面に倒された際にチュウのスネを殴打し、激痛を与えた。更に〝火炎星〟と酒を組み合わせて身体が炎上したチュウが水場に逃げる隙を突き、5回に渡る連続の打撃を浴びせ、戦闘に勝利した。
【使用箇所】
10巻 第87話  VS チュウ
10巻 第88話  VS チュウ(合計5回使用)
【コメント】





ウソップわごーむ
ウソップ輪ごーむ

【技の概要】
指に引っかけた輪ごむを飛ばす素振りを見せ、敵を怯ませる技。
アーロン一味のチュウとの戦いで初使用。顔面に輪ごむを飛ばすフリをして、林に隠れる隙を作った。
また空島にはゴムという物質が存在しない為貴重品であり、スカイピアの住民が興味を示した為『貝(ダイアル)』と交換して貰った。2年後のスカイピアには『ワゴームランド』という施設が作られており、入場口にはウソップの像が立てられている。
【使用箇所】
10巻 第87話  VS チュウ
10巻 第88話  VS チュウ
10巻 第89話  VS アーロン
 何故か狙っていないはっちゃんが引っかかった。
20巻 第185話  VS ドロフィー(ミス・メリークリスマス)
32巻 第296話  ジャイアントジャックを斬り倒す作戦の際に使用。
【コメント】
「本物の海賊には死すら脅しにならない」という世界において、たかが輪ゴムでガッツリとビビってたチュウとはっちゃんは反省した方がいい。
中盤以降のハッタリ技は〝ウソップ粉砕〟などに場を譲っていく為、流石に戦闘での出番はなくなっていくが、この技(というか小道具)の価値はやはり「貝(ダイアル)と引き換えられた」という点にある。ダイアルは『カブト』や『完成版天候棒』にも使用されている様に中盤以降のナミやウソップの戦いの軸になっていくアイテムであり、これらを入手できたという意味で麦わらの一味の冒険に大きく役立ったと言える。まあ、技としてはショボいんだけど。




とくせいタバスコぼし
特製タバスコ星

【技の概要】
ハッタリを組み合わせながら、タバスコ入りの玉を敵の口に撃ち込み、辛さによって敵を怯ませる技。
『常備タバスコ星』と呼ばれる、食べ物などに直接垂らすバージョンも存在する。
ローグタウンへと向かう道中の船にて開発しており、その際はサンジに蹴り飛ばされたルフィが飛んできたせいで、自分の目にタバスコをかけてしまった。
技としてはリトルガーデンでのジェム(Mr.5)との戦いで初登場。火薬を食べて無効化できるジェムに対し、〝火薬星〟と嘘をついて放つ事で辛さに悶えさせた。
【使用箇所】
11巻 第96話  タバスコ星の開発中、ルフィがぶつかって来て自分の目にかけてしまった。
14巻 第126話  VS ジェム(Mr.5)
35巻 第332話  VS ルフィ
【〝常備タバスコ星〟として使用】
23巻 第213話  アラバスタの宴会にて、盗み食いをするルフィへの反撃に自分の食事に垂らした。
【コメント】
製作中のウソップの言によれば、本来なら相手の目を潰す為の技だったらしい。実際には口に放り込む形でばかり使用されているが、アーロン編後という製作時期を考えると、アーロンパークでナミに煙幕が効かなかった事から、別の手段で目を潰せる技が欲しくて考案されたんじゃないかと思う。広範囲に有効な煙星は以降もそれなりに活躍しているのでこの技が目潰しに使われた事はないが、もしかしたら自分の目に浴びせてしまった事で、その使い方に躊躇いが生まれたのかもしれない。あまりにも残虐だなって。




しんせんたまごぼし
新鮮卵星

【技の概要】
腐っていない新鮮な卵を使用した〝卵星〟。
悪臭による効果は見込めないが、動物などの傍に放つ事で意識をそちらに逸らす事ができる。
ローグタウンから出航しようとする際、リッチーに対して使用。唸り声に驚いて的を外してしまったが、リッチーが地面に落ちた卵に食いついた為、その隙に船に乗り込む事ができた。
【使用箇所】
12巻 第100話  VS リッチー
【コメント】
元々は普通にリッチーに向けて撃った様だが、何の効能を期待して撃ったんだろう。普通に顔面タマゴまみれにして怯ませようとしたのかな。




ウソップパウンド
ウソップ粉砕

【技の概要】
「5t」と書かれた巨大ハンマー(『ウソップハンマーS(スペシャル)エディション』と呼ばれる)を振るい、敵の頭部を殴打する技。
だが実際にはフライパンやビニールなどを組み合わせたハリボテの折りたたみ式ハンマーで、その総重量は2kgしかなく、恐怖で相手の戦意を削ぐハッタリ目的で使われる。
アラバスタでのMr.4ペアとの戦いで使用し、敵が掘った地下トンネルを利用した奇襲でMr.4を殴りつけた。そのままMr.4が動かなくなった為、本物と思い込んだミス・メリークリスマスを回避に専念させたが、単にリアクションが遅かっただけでMr.4にほとんどダメージはなかった。その後、ハンマーはラッスーのボール型爆弾を受けて破壊されてしまった。

ハンマーの材料の内訳は側面のフライパン(0.7kg)が2枚、ハンマー内部の支えの金具(0.5kg)、ハリボテ部分の黒いビニールなど(0.1kg)。
【使用箇所】
20巻 第184話  VS ベーブ(Mr.4)
20巻 第185話  VS ドロフィー(ミス・メリークリスマス)(5回連続使用)
【コメント】
長柄の棒で遠心力をつけたフライパンでぶっ叩かれてる様なものなので常人が喰らえばそこそこ痛いだろうが、まあその程度なので海賊の実戦に耐えられるブツではない。
しかし、2キロの鈍器で殴られただけなのに頭がめり込む程ダメージを受けている様に見せているベーブくんのリアクションは見事。アレのせいでドロフィーも信じ込んじゃったし、ピザ屋さんよりリアクション芸人とかの方が向いてそう。




あかへびぼし
赤蛇星

【技の概要】
赤い煙を伴う玉を上空に放ち、発煙筒の様に使う技。
アラバスタにて、クロコダイルが用意した砲撃手の居場所をビビが突き止めた際、仲間達に場所を伝える為に使用された。その際、仲間だけでなく敵の残党も一緒に呼び寄せてしまった。
【使用箇所】
22巻 第203話  アラバスタにて、砲撃手を探す際に仲間達を呼ぶ為に使用。
【コメント】
煙星のマイナーチェンジ版みたいなもんかな。
一度散開したが最後もう二度と集合できない事でお馴染みのゾロも、この目印があればひと安心。と見せかけて、あの人エニエスロビーの頃には先導しても勝手に迷いだすまでに育っていたので、今ではもう無理かもしれない。




ウソップノイズ

【技の概要】
耳栓をしたまま小型の黒板を引っかき、ノイズ音によって敵を怯ませる技。
アラバスタにて〝赤蛇星〟に寄って来たB・W残党に対して使用し、雑音に敵が怯んだ隙に逃げ出した。
【使用箇所】
22巻 第204話  VS バロックワークス(アラバスタ)
【コメント】





タバスコボンバー

【技の概要】
激辛のタバスコを食べ物に仕込み、食べた相手を辛さで悶えさせる。『常備タバスコ星』とほぼ同様の技。
クリケット宅での宴会中、マシラへのイタズラに使用した。
【使用箇所】
25巻 第229話  VS マシラ
【コメント】





ウソップアーアアー

【技の概要】
腰に装着したベルトからロープで繋がれたフックを射出し、ターザンロープの要領で向こう岸へと渡る道具。ただしロープは身体に固定されているので、すぐには降りる事ができない。
空島での『玉の試練』にて、川に流されていく船(カラス丸)を確保する為に初使用。船まで一気に距離を詰めたが、固定されたロープのせいで乗り込む事ができず失敗に終わった。
【使用箇所】
27巻 第247話  VS サトリ
27巻 第251話  サトリを倒した後、船(カラス丸)に戻る為に使用。
30巻 第283話  空中の方舟マクシムに乗り込む為に使用。
【コメント】
ゲーム『グランドバトル3』では必殺技として登場していて、〝煙星〟で惑わせた相手にこの道具で体当たりを食らわせる技になっている。




ウソップスペル
ウソップ呪文

【技の概要】
「ツメと肉の間に針が深く刺さった」など、考えただけで痛くなるような出来事を話し、精神的なダメージを与える。
方舟マクシムでのエネルとの戦いで初使用。本人曰く、耳を塞がないと命を落としかねないらしいが、エネルにはまったく効かず、普通に殴り飛ばされた。
【使用箇所】
30巻 第284話  VS エネル
ツメと肉の間に針が深く刺さった」
「紙で指の節の所を切った」
「口内炎がハグキに5個できた」
35巻 第332話  VS ルフィ
「全ての歯の間にカミソリがはさまった」
【コメント】
エネル戦、ルフィ戦とどちらも単体ではまったく意味を成していなかったが、ルフィ戦ではフザけた戦略を取っていると見せかける事で直後の〝ケチャップ星〟に信ぴょう性を持たせるという高度な合わせ技を見せている。ルフィは騙されやすい反面戦いになると容赦のない所もあるので、普通に吐血して見せるだけだと案外無視して殴って来てたかも。




ウソップホッピング

【技の概要】
足の裏にバネのついた靴を着用し、高所から決死のダイブを行う。
方舟マクシムにて、エネルがいなくなった隙にサンジを救出する為に使用。上空を飛ぶ船から泣き叫びながら飛び降りたが、島雲の上に落ちた為無事だった。
【使用箇所】
30巻 第284話  サンジを救出し、方舟マクシムから飛び降りる為に使用。
【コメント】
空船から飛び降りるのに、なぜ余計に飛んで落下距離を伸ばしてしまったのか。




かやくぼしのまい
火薬星の舞い

【技の概要】
相手の周囲を駆けまわりながら、〝火薬星〟を連続して放つ技。
ナミの指示を受けて『巨大豆蔦』を斬り倒そうとした際、ゾロが半分切断し、ノラの衝突によって傾いた蔦にトドメを刺す為に使用。結果としてはビクともせず、ワイパーの〝排撃〟に役目を譲る事になった。
【使用箇所】
32巻 第296話  ジャイアントジャックを斬り倒す作戦の際に使用。
【コメント】
生き物でも何でもない豆蔦に対して〝ウソップ輪ごーむ〟を挟んで謎の牽制を入れている所がポイント。意味は何もないけど。




かやくほしぼし
火薬星星

【技の概要】
連続で〝火薬星〟を放つ技。
『巨大豆蔦』に対する〝火薬星の舞い〟の一環として使用した。
【使用箇所】
32巻 第296話  ジャイアントジャックを斬り倒す作戦の際に使用。
【コメント】





ローリングかやくぼし
回転火薬星

【技の概要】
地面を転がり回避行動を取りながら〝火薬星〟を放つ技。
『巨大豆蔦』に対する〝火薬星の舞い〟の一環として使用した。
【使用箇所】
32巻 第296話  ジャイアントジャックを斬り倒す作戦の際に使用。
【コメント】





インパクト
衝撃

【技の概要】
手袋やバンテージ等で手の平に固定した『衝撃貝』を相手に押し付ける事で、貝の中に蓄積した衝撃を解き放つ技。その衝撃は相手の身体を“髄”より破壊し、打撃の効かない相手に対しても有効なダメージを与える。
空島で入手してきた〝貝(ダイアル)〟の1つで、デービーバックファイトの『ドーナツレース』で初使用。ボートの後方に衝撃を放つ事で加速し、相手を一時的に抜き去った。
戦闘においてはルフィとの決闘で初使用。〝ゴムゴムのバズーカ〟の威力を吸収して跳ね返したが、倒すには至らなかった。
【使用箇所】
33巻 第307話  『ドーナツレース』にて、衝撃でボートを加速させる為に使用。
33巻 第308話  上と同様
35巻 第333話  VS ルフィ
48巻 第466話  VS ペローナ、カバ紳士
〝神風ラップ〟を吸収してカバ紳士に放った。
【コメント】
ウソップ粉砕のハンマーにセットして使ったら、衝撃で威力を上げつつ腕への負担も減らせて一石二鳥な気がする。
ルフィとの決闘では直撃を食らわせたが決め切れず、これがウソップ側の最後の攻撃となった。元から満身創痍のウソップの身体では、この負担に耐えられない事は本人も分かっていた筈。恐らくこれでダメなら終わりという、一発限りの切り札として用意していた策だったと思われる。そこまでの多様な搦め手も、全てはこの一撃で勝負を決める為の布石として使われていたんだろう。〝衝撃〟自体はルフィも空島で何発も喰らって来ている為、これだけで簡単に倒れてくれる筈もないのだが、これが当時のウソップに出来る全力。勝てない事は分かっていても出来る全てを賭けて挑むのが、ウソップの海賊としての意地だったのだ。
現在ではポップグリーンの〝衝撃狼草〟もあるのでリスクを負ってまでこちらを使う意味は薄いかもしれないが、よくよく考えるとデービーバックで見せた「船の加速」という使い方は、のちにサニー号に搭載される〝風来バースト〟のライト版みたいなもんかもしれない。アレはフランキー製なのでウソップのアイデアではないが、作者の発想の源流になってたりするんだろうか。




フラッシュダイアル
閃光貝

【技の概要】
『閃光貝』に貯めた光を解き放つことで、敵の目を暗ませる。
ウォーターセブンでのルフィとの決闘で使用。視界を奪い怯ませた所で更に〝卵星〟を撃ち込むなど、搦め手の連続で勝負のペースを握った。
【使用箇所】
35巻 第332話  VS ルフィ
【コメント】





しゅりけんりゅうせいぐん
手裏剣流星群

【技の概要】
紐で連結させた無数の手裏剣を飛ばす技。手裏剣を結ぶ紐は空中でほどけ、散らばりながら相手に襲い掛かる。
ウォーターセブンでのルフィとの決闘で使用。多数の搦め手で相手の動きを鈍らせた所に発射し、避けられはしたもののその隙に『風貝』をセットし、周囲にガスを充満させる事で〝火炎星〟による大爆発を起こす布石とした。
【使用箇所】
35巻 第332話  VS ルフィ
【コメント】





さくれつサボテンぼし
炸裂サボテン星

【技の概要】
物体に触れたり衝撃を受ける事を条件に破裂し、無数のトゲを射出する玉を放つ技。
ウォーターセブンでのルフィとの決闘で使用。ルフィの〝ゴムゴムの銃乱打〟が玉に当たる事で起動し、トゲを放ってルフィを痛めつけた。
【使用箇所】
35巻 第333話  VS ルフィ
【コメント】





さんれんかやくぼし
三連火薬星

【技の概要】
3発の『火薬星』を同時に飛ばし、広範囲を連続で爆発させる技。
ウォーターセブンでのルフィとの決闘で使用したが、ルフィにはギリギリの所で回避された。
【使用箇所】
35巻 第333話  VS ルフィ
【コメント】





そげキングタクティクス
そげキング戦術

【技の概要】
新兵器『カブト』によってパチンコ玉の飛距離を増した、ウソップ(もといそげキング)の新戦術。
長柄の巨大パチンコに仕込んだ『貝(ダイアル)』入れ替える事で、玉の軌道に変化を加えたり、炎や光を伴わせたりと言った強化を加える事ができる。
【出典】
・『ONE PIECE YELLOW』 271P
【コメント】





ひのとりぼし
火の鳥星

【技の概要】
『カブト』や『黒カブト』などの強化パチンコから、炎の鳥を模した火炎弾を撃ち込んで攻撃する技。
炎の中には小さな鳥の玩具が使われており、これに火を灯して放っているものと思われる。
そげキングとして使用する際の読み方は〝火の鳥星(ファイアバードスター)〟
エニエスロビーにて初使用。ルフィの指示を受け、170以上の加盟国の結束を示すという世界政府の旗を撃ち抜き、「世界政府」への宣戦布告とした。
【使用箇所】
41巻 第398話  エニエスロビーにて、世界政府の象徴である旗を撃ち抜いた。
48巻 第465話  VS ペローナ
48巻 第470話  VS オーズ
50巻 第484話  VS くま
68巻 第674話  VS シーザー
ウソップとして使用したが、〝ファイアバードスター〟名義だった。
【コメント】
465話のウソップの説明によれば、カブトは搭載する貝を変更する事で、弾に強化を加える事ができるらしい。火炎星に比べて炎の勢いがだいぶ上がってるし、この技は『炎貝』をセットしたパチンコから放ってるんだろう。
674話でシーザーに炎を消されたシーンを見ると、弾の本体となる部分は小さな鳥の人形である事が分かる。ウソップが開発した『天候棒』の初期型にはよく似たゼンマイ仕掛けの鳥の人形(〝トルネード=テンポ〟の時に飛び出てくるアレ)が搭載されていたが、同じ人形を使っているのだろうか。




ひまわりぼし
向日葵星

【技の概要】
外巻きに逸れる5発の拡散弾を同時に放ち、向日葵の花弁の様な広範囲の爆発を引き起こす技。
エニエスロビーでのジャブラとの戦いで使用したが、〝剃〟によって容易く避けられてしまった。
【使用箇所】
43巻 第413話  VS ジャブラ
【コメント】
カブトには『風貝』の効果によって玉の軌道を変える機能があるので、それによって外巻きの回転を加えているんだろう。5本の支軸それぞれに貝を仕込む事で、5発それぞれに別の回転をかけているんだと思われる。
火薬星の軌道を変える技は複数あるが、エニエスロビー編の時点で登場した技はこれだけで、そのせいなのか他の類似技には昆虫の名前がついてるのに、これだけ花。ちょっと浮いてるけど、まあ結局このシリーズ、あんまり出番もないまま使われなくなっちゃったので些細な事かもしれない。




ちょうけむりぼし
超煙星

【技の概要】
巨大パチンコ『カブト』により、螺旋状の軌道を描いた煙玉を飛ばし、遠方に広範囲の煙幕を発生させる技。
エニエスロビーからの撤退時に初使用し、煙幕で視界を奪い海軍の砲撃から逃れた。
【使用箇所】
43巻 第429話  VS 海兵(エニエスロビー)
52巻 第511話  VS 戦桃丸
     パシフィスタ(PX-1)
【コメント】





ろくれんマムシぼし
六連蝮星

【技の概要】
巨大パチンコ『カブト』から、ヘビの様に波打った軌道で飛ぶ6発の鉛玉を連射する技。
スリラーバークにて、ナミを攫おうとするアブサロムに対して使用したが、『スケスケの実』の能力で透明になり逃げられてしまった。
【使用箇所】
47巻 第457話  VS アブサロム
48巻 第465話  VS ペローナ
【コメント】
飛んでいる途中で起動が変わる際、「スネーク!!」という謎の擬音を発するのが面白い。技としては正直、飛んでくる玉を避けるなら普通は横に避けるだろうし、縦に波打つ軌道に意味があるのかは疑問。野球のピッチングじゃないんだから。




ソルトスター
塩星

【技の概要】
ウソップ特製の『ゾンビ昇天塩玉(ソルトボール)』を撃ち込む技。『カゲカゲの実』の能力で生み出されたゾンビにとって天敵である塩を口の中に投げ入れる事で、ゾンビを浄化し影を解放する事ができる。
スリラーバーク編にて、「乱れ撃ち〝塩星〟」として初使用。ペローナの能力によって仲間達が続々と戦闘不能になる中、塩玉の乱れ撃ちによって多数のゾンビ達を一気に浄化した。
【使用箇所】
48巻 第470話  VS オーズ
【「乱れ撃ち〝塩星〟」として使用した箇所】
48巻 第461話  VS 動物ゾンビ(スリラーバーク)
【コメント】





かえんだま
火炎玉

【技の概要】
着弾と同時に発火する玉を投げつけて攻撃する技。〝火炎星〟とは異なり、パチンコを使わず素手で直接投擲して使う。
スリラーバークでのペローナとの戦いにて、追いかけてくるクマシーに対して使用。ゾンビが嫌がる炎によってクマシーを追い払った。
【使用箇所】
48巻 第464話  VS クマシー
【コメント】





こっからここまではいるなのじゅつ
こっからここまで入るなの術

【技の概要】
〝火炎玉〟によって発火した場所に、一直線上に油を撒く事で炎の壁を作り出し、敵の接近を妨害する技。
スリラーバークでのペローナとの戦いにて使用し、ペローナとクマシーを分断した。
【使用箇所】
48巻 第464話  VS クマシー
【コメント】





アゲハりゅうせい
アゲハ流星

【技の概要】
巨大パチンコ『カブト』から、『風貝』で加えた回転により発射後に上方へと浮き上がる火薬玉を撃ち込み、爆発させる技。
スリラーバークにてペローナの霊体に対して使用したが、回避された。
【使用箇所】
48巻 第465話  VS ペローナ
【コメント】





カマキリりゅうせい
カマキリ流星

【技の概要】
巨大パチンコ『カブト』から、『風貝』で加えた回転により放物線状の軌道で降下する火薬玉を撃ち込み、爆発させる技。
スリラーバークにてペローナの霊体に対して使用したが、回避された。
【使用箇所】
48巻 第465話  VS ペローナ
【コメント】





アトラスすいせい
アトラス彗星

【技の概要】
巨大パチンコ『カブト』から、アトラスオオカブトの角を模した内巻きに飛ぶ4発の火薬弾を上下左右に撃ち込み、同時に爆発させる技。
スリラーバークでのペローナとの戦いで初使用。部屋の壁を破壊し、隠れていたペローナの本体を見つけ出した。
【使用箇所】
48巻 第465話  VS ペローナ
49巻 第476話  VS オーズ
52巻 第510話  VS パシフィスタ(PX-4)
【コメント】





だいばくはつぼし
大爆発星

【技の概要】
スリラーバークでのペローナとの戦いで使用した技。
だが実際には〝トリモチ星〟を放つ際のハッタリとして名前を使っただけで、劇中では使用されていない。
【使用箇所】
48巻 第466話  VS ペローナ
【コメント】
結局のところ一回も使用されていない事や、オーズやパシフィスタの様な強敵相手にも普通の小規模な火薬玉を使っていた事を考えると、実際には存在しない技じゃないかと思う。
新世界ではポップグリーンの1つである〝ドクロ爆発草〟を会得したので、結果として似た様な技は使える様になったと言える。




トリモチぼし
トリモチ星

【技の概要】
着弾箇所にトリモチを設置する玉を放ち、相手を絡め取り身動きを封じる技。
スリラーバークでのペローナとの戦いで使用。霊体の抜けたペローナの本体に対し〝大爆発星〟と嘘をついて放ち、不発弾を装う事でペローナが本体に戻るよう誘導、身体の自由を奪う事に成功した。
【使用箇所】
48巻 第466話  VS ペローナ
【コメント】





くろびかりぼし
黒光り星

【技の概要】
無数のゴキブリの玩具が入った玉を放ち、相手の身体を這わせる事で精神的なダメージを与える技。通称〝ゴキブリ星〟。
スリラーバークでのペローナとの戦いで使用。〝トリモチ星〟で相手の身動きを封じた状態で放ち、ペローナを錯乱させた。
【使用箇所】
48巻 第466話  VS ペローナ
【コメント】
火炎星で燃やされるより衝撃貝で吹っ飛ばされるより、これが一番食らいたくない。




ウソップゴールデンパウンド

【技の概要】
〝ウソップ粉砕〟のハンマーを更に巨大化させたものを振り下ろす技で、外装には「10t」の記載がされている。
実際にはただの風船に過ぎず、一度当てれば破裂してしまう。ハッタリで恐怖を煽り、当たった際の破裂音で相手を気絶させる技。
スリラーバークでのペローナとの戦いで使用。〝トリモチ星〟と〝黒光り星〟の併用によって動揺を誘い、逃げ場を奪った上でハンマーを振り下ろし、ペローナを気絶させた。
【使用箇所】
48巻 第466話  VS ペローナ
【コメント】
〝ウソップ粉砕〟から側面のフライパンも取っ払い、完全にただの風船になったので攻撃力は皆無。やってる事はバラエティ番組の罰ゲームでしかないが、劇中の様にハッタリで恐怖を煽るのはウソップの十八番なので、下手に攻撃力のある戦い方よりもウソップらしいと言えるかも。
しかし、長めの棒でリーチは稼いでるとはいえ、あんな特大風船を自ら破裂させるのも大概勇気がいると思う。




とくようあぶらぼし
特用油星

【技の概要】
大量の油を込めた玉を足元に撃ち込み、相手を滑らせる技。
炎系の技の威力を上昇させるためにも使われ、フランキーの〝フレッシュファイア〟と組み合わせる事で〝スーパーサイズ火の鳥星〟を実現している。
スリラーバークでのオーズとの戦いで使用。オーズがガレキに手をついた際に油を撒く事で、体勢を崩させて仲間の攻撃をサポートした。
【使用箇所】
49巻 第472話  VS オーズ(3連発で使用)
49巻 第475話  VS オーズ
【コメント】





ほかくぼし
捕獲星

【技の概要】
ロープ付きの巨大なフックを撃ち込み、魚などを捕えるために使われる技。
魚人島から新世界へと昇る道中、巨大な深海魚を捕える為に使用したが、捕えた魚に更に巨大な深海魚が食いついたせいで船が沈みそうになってしまった。
【使用箇所】
66巻 第654話  VS 深海魚
【コメント】





ばくすいぼし
爆睡星

【技の概要】
広範囲に及ぶ催眠弾を撃ち込み、煙を吸った者を眠らせる技。
パンクハザードにて、キャンディの中毒症状で暴れ出した子供達を眠らせる為に使用した。
【使用箇所】
67巻 第665話  VS モチャ、ドランなど、パンクハザードの子供達
【コメント】





とつげきりゅうせいぐん
突撃流星群

【技の概要】
『黒カブト』の柄の中に水を入れて〝成長(グローアップ)〟させ、玉を込める部分に仕込まれた『バクン草』を巨大化させる。その後バクン草に瓦礫や木片などを食わせて、標的に向けて一気に放出する技。
パンクハザード編にて、ナミが撃ち落としたバッファローへの追撃として使用。バッファローを撃破すると同時に、最後に仕込んであった海楼石の錠でシーザーを捕縛した。
【使用箇所】
70巻 第695話  VS シーザー
     バッファロー
【コメント】
パチンコもバクン草も大いに巨大化しているせいで、ゴムを引っ張るだけでも一苦労。玉を飛ばす絵面はもはや苦行じみていて、とてもじゃないがマトモに狙いを定められる状況ではなさそうだが、バクン草がある程度アシストしてくれるのか、それでも狙えてしまうウソップの腕が凄すぎるのか。
漫画だと少々分かりにくいが、アニメで見ると黒カブトのグリップ部分は分割式になっていて、そこに水を入れる場所がある様子。またバクン草は、玉を込める袋みたいな部分の中に潜んでいる様で、グリップを強く握ると水が行き渡り、成長したバクン草が飛び出てくるという仕組みになっている。この握りの強さで武器を伸長させる仕組み、ナミの『魔法の天候棒』にも使われてる技術なのかな。




ひっさつガンメンビックリばこ
必殺顔面ビックリ箱

【技の概要】
世界一辛い『タタババスコの実』を食わされた際の衝撃により、見た者を気絶させる程の恐ろしい形相を浮かべる技。
ドレスローザでのSOP作戦時、トレーボルとの戦いで意識を失ったウソップに、毒入りグレープと勘違いしたシュガーが『タタババスコの実』を食べさせた事で発動。あまりの辛さに悶絶したウソップの形相と叫び声に驚いたシュガーが気を失ってしまい、ドレスローザ中にかけられた『ホビホビの実』の能力が一気に解除された。
偶然の産物で誕生したものである為、当然技名もなかったが、第756話でウソップにより後付けで命名された。
【使用箇所】
74巻 第742話  VS シュガー
【コメント】
長い年月をかけて動かしてきたドフラミンゴの悪行が、こんな嘘みたいな出来事で水の泡になってしまうというある種カタルシスに溢れるシーン。トレーボルにはまったく敵わなかったものの、「シュガーを気絶させる」という目的を果たしてしまった以上この勝負はウソップ達の勝ち。格好悪くてもボロボロにやられても、何だかんだで最後には勝ってしまうウソップの良さが詰まった一戦になっている。




えんきょりバグワーム
遠距離蓑虫星

【技の概要】
〝大成長(スーパーグローアップ)〟させた『グレート黒カブト』から、葉の外装に包まれた弾丸を発射する技。
弾に取り付けられた2つの〝火薬星〟がブースターの役割を果たし、通常では無し得ない超遠距離にまで飛距離を伸ばす事ができる。
ドレスローザにて、目を覚ましたシュガーの能力からルフィを守る為に使用。ヴィオラの『ギロギロの実』の能力によるサポートを受けて敵の位置を掴み、カン十郎の『フデフデの実』の能力で再現した〝必殺顔面ビックリ箱〟の人形を飛ばす事で、誰も気づかない超遠距離からシュガーのトラウマを呼び起こし、気絶させた。
またこの際、極限の集中力の中でウソップは見聞色の覇気らしき能力に覚醒し、シュガーらの気配を「見る」事が可能になっている。
【使用箇所】
76巻 第758話  VS シュガー
【コメント】
「援護が花道」とはウソップの言だが、まさに狙撃手としてのウソップの生き様が現れたシーン。狙撃能力だけでも異常な事をしているが、火薬星によるブースターの加速や上昇距離など、すべてを計算して狙いを定めた頭脳の方も尋常ではない。単純な計算能力で言うなら、因縁あるクロなんか目じゃないレベルにいるんじゃないか……?
アプリゲーム『サウザンドストーム』では、システム的に超遠距離から放つ様な演出ができない兼ね合いか、この顔面の人形を飛ばす技が〝必殺顔面ビックリ箱〟として登場している。ちなみに、シュガー相手の時のみ特別にスタン効果を与えるオマケつき。






ボーイン列島での2年間の修行時に、森に生息する『ポップグリーン』と呼ばれる攻撃的かつ瞬発的な成長を遂げる植物の種を手に入れる事で会得した技の数々。パチンコで飛ばした種を一瞬で成長させ、植物の種類に応じた攻撃を加える事ができる。
それぞれの種子はサニー号後方に設置された『ウソップガーデン』で栽培しており、消費しても量産が可能となっている。(68巻SBS)


デビル

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。巨大な食人植物を生やし、敵を捕食させ行動を封じる技。
ウソップ曰く、捕食し続ければ敵を溶かすこともできるらしい(第995話より)。
2年後のシャボンディ諸島での集合時に初使用し、ナミに絡んでいた偽麦わらの一味を捕縛した。
【使用箇所】
61巻 第598話  VS デマロ(偽ルフィ)、ショコラ(偽ナミ)
     マウンブルテン(偽そげキング)、トルコ(偽フランキー)
99巻 第995話  VS うるティ
101巻 第1016話  VS バオファン
【コメント】
鬼ヶ島でうるティを捕えた際に「そのまま溶かしちまえ!!」と発している事から、溶解液の様なもので敵を溶かす事もできるらしい。うるティレベルの敵なら自力で脱出する事もできた様なのでその機会はなかったが、実現していたら少年誌ではお出しできない絵面になりそう。




サルガッソ

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。種子を撃ち込んだ場所に巨大な海藻を生やし、物体の落下を防いだり衝撃を吸収したりする。
魚人島へと向かう道中に初使用。海底火山の噴火によって流れ出した土石流を食い止め、時間を稼ぐ事でサニー号の危機を救った。
鬼ヶ島での戦いでは戦闘にも使用され、うるティとお玉の間に撃ち込む事で、捕まったお玉を引きはがす事に成功した。
【使用箇所】
62巻 第607話  魚人島へと向かう道中、土石流を食い止める為に使用。
101巻 第1016話  VS うるティ
【技名が明記されていないため推定の箇所】
101巻 第1110話  VS 滑り落ちてくるサニー号を止める為に使用。
【コメント】





ラフレシア

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。世界一臭い巨大な花を生やし、その強烈な悪臭によって攻撃する。
竜宮城での新魚人海賊団との戦いで使用し、襲って来る敵軍を怯ませた。
【使用箇所】
63巻 第617話  VS 新魚人海賊団
69巻 第682話  VS 竜(パンクハザードの研究所内)
【コメント】
現実世界にも存在する植物だが、ボーイン列島産という事で一瞬で咲いてくれる。性能としては強化・全体技化した卵星って感じだろうか。
魚人島でもパンクハザードでもチョッパーは別行動中だったが、傍にいたら多分死んでた。




たけジャベリン
竹ジャベ林

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。地面から槍の様に尖った竹を多数生やし、敵を貫く。
魚人島での戦いで初使用し、新魚人海賊団の敵兵を多数撃破した。
【使用箇所】
64巻 第636話  VS 新魚人海賊団(魚人島)
99巻 第995話  VS うるティ
      ページワン
【技名が明記されていないため推定の箇所】
109巻 第1110話  滑り落ちてくるサニー号を止める為に使用。
【コメント】





ドクロばくはつそう
ドクロ爆発草

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。種子を放った場所に大爆発を引き起こし、その後にはドクロ型の大きな煙が残る。
魚人島でのダルマとの戦いで初使用。ダルマが掘った穴の中に種子を撃ち込み、地下での大爆発を起こしダルマを地上へと撃ち上げた。
【使用箇所】
65巻 第640話  VS ダルマ
71巻 第710話  VS 闘魚(ドレスローザ)
98巻 第991話  VS ページワン
103巻 第1036話  VS 百獣海賊団(鬼ヶ島)
105巻 第1065話  VS パシフィスタ(S-シャーク)
【コメント】
役に立つシチュエーションが限定される事が多いのか、一回限りの登場が多い緑星の中ではダントツでリピート回数が多い。スリラーバークでハッタリとして言っていた〝大爆発星〟を実現した様な技で、初期から使っている〝火薬星〟の超強化版みたいなもんなので、使いやすいんだろう。




ヒューマンドレーク

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、人型の根を持つ植物。頭上を通った獲物に飛びついて絡みつく性質があり、あらかじめ地面に設置しておく事で、相手を地面に組み伏せるトラップとして使用する。
魚人島でのダルマとの戦いにて、トドメに繋がる3手の内の1つとして使用。飛び掛かってきたダルマを地面に叩き落し、2手目の〝トランポリア〟に繋げた。
【使用箇所】
65巻 第646話  VS ダルマ
【コメント】





トランポリア

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。近づく外敵を吹き飛ばす性質を持っており、敵を上空に弾き飛ばしたり、トランポリンの様に味方を高く跳躍させるために使用する。
魚人島でのダルマとの戦いにて、トドメに繋がる3手の内の1つとして使用。〝ヒューマンドレーク〟で地面に落としたダルマを空中に弾き飛ばし、身動きを取れなくする事で最後の一撃に繋げた。
【使用箇所】
65巻 第646話  VS ダルマ
66巻 第656話  VS ドラゴン十三號(パンクハザード)
【コメント】





インパクトウルフ
衝撃狼草

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、直系3メートルに渡る強力な衝撃波を放つ球根を撃ち込む技。撃った球根からは葉が成長していき、球根を鼻先とした巨大な狼のような形状となる。
魚人島でのダルマとの戦いにて、「3手目で狙撃する」と宣言した最後の一撃として使用。〝トランポリア〟で空中に弾き飛ばして身動きが取れなくなったダルマに衝撃波を放ち、宣言通り3手目でのトドメとした。
【使用箇所】
65巻 第646話  VS ダルマ
【コメント】
撃ち込んだ球根が急速成長して狼の形の葉を作るものの、肝心の衝撃波は元の球根の部分が放つ為よく考えると狼の葉っぱには何の意味もないという魅せ技。無駄にハデな見栄えを除けばシンプルな狙撃技、かつ威力にも期待できそうな一撃なので使い勝手が良さそうだが、ダルマに対する一回限りしか使っていない。まあ、新世界編のウソップは単純な攻撃力を求められる役回りが少ないのもあるんだけど、ページワンとかには使ってみても良かった気もする。




ボーティーバナナ

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。乗り込み可能なバナナ型の植物を水上に生み出し、ボートとして利用する。
パンクハザードにて、燃える土地から氷の土地へと繋がる湖を渡る際に使用した。
【使用箇所】
67巻 第659話  パンクハザードの湖を渡る為に使用。
【コメント】





うちわそう
団扇草

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。柄の長い団扇の様な植物を生み出し、船を漕ぐためのオールとして使用する。
パンクハザードにて、〝ボーティーバナナ〟で湖を渡る際に使用した。
【使用箇所】
67巻 第659話  パンクハザードの湖を渡る為に使用。
【コメント】





プラタナスしゅりけん
プラタナス手裏剣

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つ。プラタナスの葉の様な鋭利な植物を飛ばし、敵を両断する。
ドレスローザ地下交易港でのトレーボルとの戦いで使用した。
【使用箇所】
74巻 第741話  VS トレーボル
【コメント】
プラタナス自体は実在の植物で、それに刃物の様な切れ味を持たせたもの。トレーボルの能力上効きはしなかったが、明らかに葉の大きさよりも広い範囲を切断しているので、切れ味は中々だと思われる。
それなりに強そうで、かと言って大技感もあまりないのが丁度いいのか、ゲームでは通常攻撃のモーションに使われたりもする。




ねむりそう
眠り草

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、敵を眠りに誘う香りを放つ植物を撃ち込む。
鬼ヶ島にて酒を飲みながら見張りをしていた百獣海賊団のウェイターズに対して使用。仲間も気づかない内に見張りを眠らせ、鬼ヶ島への侵入をスムーズに済ませた。
【使用箇所】
97巻 第978話  VS 百獣海賊団(鬼ヶ島の見張り)
【コメント】
〝爆睡星〟とだいぶ役割が被っているが、あちらは広範囲に煙を広げて使用する為、ひっそりと奇襲を仕掛けたい時には眠り草の方が向いていると思われる。仲間も気づかない内に敵を片付け、それを誇る事もしない辺り、やっぱりドレスローザの戦いら辺から一皮剥けた所があると思う。




はなびばな
花火花

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、着弾と同時に高熱の火花を巻き散らす植物を放つ。
鬼ヶ島での戦いにて使用し、狛ちよの上に飛び乗って来たページワンを撃ち落とした。近距離武器をあまり持っていない為この技を使ったが、本来は遠距離で使う技の為、味方にも火花が及んでしまっている。
【使用箇所】
100巻 第1011話  VS ページワン
【コメント】
地味だが、ページワンにしっかりダメージを与えて叩き落している辺り、攻撃力はそれなりだと思う。
余談だが、アラバスタ直後のアニメオリジナルに、花火が有名な島の400年前から続く花火職人の手伝いをウソップがするエピソードがあった。この種子を入手する時、大玉・小玉の爺孫の顔が少しでもよぎってたら面白いかも。




ばくボックリ
爆ボックリ

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、爆発する松ボックリのような植物を敵の足元に放って攻撃する。
鬼ヶ島にて、〝花火花〟で撃ち落としたページワンへの追撃として使用。何重もの爆発を直撃させて攻撃したが、恐竜の耐久力には通用しなかった。
【使用箇所】
100巻 第1011話  VS ページワン
【コメント】





スプリンクラー

【技の概要】
『ポップグリーン』を用いた技の1つで、飛ばした種子から咲かせた花が周囲に水を巻き散らす。
炎上する鬼ヶ島の消火に使われたが、炎の勢いに対して水が足りず、花自体が燃えてしまい無力に終わった。
【使用箇所】
103巻 第1046話  鬼ヶ島の炎を消す為に使用。
【コメント】
ウソップが開発した『天候棒』の初期モデルにおいて、これと同じ名前の技が使われていたりする。向こうの名付け親はウソップじゃないだろうし、だから何だって話だけど。
あちらが空気中に水分を増やすぐらいの効果しかなかった様に、こちらも炎への対抗手段としては少々心もとない。植物を消火に使おうって時点で何かが間違ってる気もするけど。





ひっさつウソッチョ ハンマーすいせい
必殺ウソッチョ ハンマー彗星

【技の概要】
〝角強化〟状態に変身したチョッパーの角に結んだゴムから、〝ウソップハンマー〟を射出する連携技。
アラバスタでのMr.4ペアとの戦いで使用。射出したハンマーでベーブ(Mr.4)を吹き飛ばし、ラッスーを巻き込みながら柱に叩き付ける事で撃破した。
【使用箇所】
20巻 第186話  VS ベーブ(Mr.4)
     ラッスー
【コメント】
新世界編ではチョッパーの〝角強化〟の形状が変化してしまった為、再現が難しくなったかも。……とはいえ、この技を使う時、正直チョッパーは何もしてないし、その辺の木でも代役が務まりそう。
ゲーム『グラバト3』では、ウソップ単独でパチンコからハンマーを飛ばす〝ウソップハンマ~彗星〟という技が登場している。流石に、チョッパーの力を借りた方が威力は高そう。




パイレーツドッキングシックス ビッグエンペラー
パイレーツドッキング6 ビッグ皇帝

【技の概要】
麦わらの一味の身体をドッキングさせる事で誕生する、巨大ロボ戦士。実際にはただの組体操。
スリラーバークでのオーズとの戦いで使用。チョッパーが頭部、フランキーが胴体、ウソップが右腕、ゾロが右足、サンジが左足を担当するが、『左腕レフトアーム』を担当するロビンが合体を拒否したため、原作中では完成しなかった。
【使用箇所】
49巻 第472話  VS オーズ
【コメント】





スーパーサイズひのとりぼし
スーパーサイズ火の鳥星

【技の概要】
ウソップが放つ『特用油星』に、フランキーの『フレッシュファイア』を引火させる事で、巨大な火の鳥を生み出し敵を焼き払う連携技。
スリラーバークでのオーズとの戦いで使用し、熱さによってオーズを怯ませた。
【使用箇所】
49巻 第475話  VS オーズ
【コメント】





てつじんすいせい
鉄人彗星

【技の概要】
物と物の間に張ったゴムで物体を飛ばす新兵器『クワガタ』により、敵に向けてフランキーを飛ばす連携技。
スリラーバークでのオーズとの戦いで使用。オーズの体内に潜むモリアに接近し、『迫撃砲』を撃ち込んだが、ルフィの身のこなしを得たオーズの動きによって回避された。
【使用箇所】
49巻 第475話  VS モリア
【コメント】
ウソップ曰く、『クワガタ』自体がシャレで作った産物との事。飛ばした相手の着地までは責任取れないという事だろうが、ゲーム『アンリミテッドクルーズ』では拠点であるサニー号に戻れる移動手段として度々お世話になる。




らいこつけん ガボットボンナバン
雷骨剣 革命舞曲ボンナバン

【技の概要】
ウソップの『クワガタ』によって射出したブルックの身体に、ロビンの〝回転蔓〟によって回転を加え、更にナミの〝黒雲=テンポ〟によって雷を帯びた状態で〝革命舞曲ボンナバン〟を放つ連携技。
スリラーバークでのオーズ相手の集団戦で使用し、皮膚がなく雷が効かないブルックの身体を利用した一撃でオーズの右肩を撃ち抜いた。
【使用箇所】
49巻 第476話  VS オーズ
【コメント】





きびだんぼし
きびだん星

【技の概要】
お玉が『キビキビの実』の能力で生み出したきびだんごを、ウソップの狙撃で敵の口に放り込む技。きびだんごの効果により、動物やSMILE能力者を操り、お玉の指示に従わせることができる。
鬼ヶ島での戦いにて、ササキの部下である『装甲部隊』を操る為に使用した。
【使用箇所】
99巻 第1004話  VS 百獣海賊団 装甲部隊(鬼ヶ島)
【コメント】