【ブルック】



戦闘スタイル:刀剣/悪魔の実/氷
年齢:90歳
身長:277cm

麦わらの一味の音楽家。『ヨミヨミの実』を食べた復活人間で、能力を得た後に死亡しても1度だけ蘇る事ができる。52年前に1度死亡したが、遺体が白骨化した後に復活し、以降ガイコツの様な姿となった。
戦闘では杖の中に仕込まれた細剣による斬撃を得意とする他、身体の軽さを活かした身のこなしにより、水面を走ったりする事も可能。
新世界編では手長族に研いで貰った仕込み杖『魂の喪剣(ソウルソリッド)』を愛用する。1度蘇った時点で能力の効果は終わったものと思われていたが、2年間の修行を経て『ヨミヨミの実』の真価に気づくと、斬撃に『黄泉の冷気』を纏わせて敵や物体を凍らせる「凍える剣」を放つ事が可能になった。
また『ヨミヨミの実』で蘇った魂は、この世に実存する為に強力なエネルギーを発しており、音楽を奏でればより強く人々の魂を震わせ、その世界に引き込む事で眠らせたり幻を見せる事ができる。骨そのものが傷つかない限り、たとえ首が外れてもすぐに再生できる為、ダメージを受け流す術にも長けている。







はなうたさんちょう やはずぎり
鼻唄三丁 矢筈斬り

レクイエム・ラバンドゥロル
(鎮魂歌・ラバンドゥロル)

【技の概要】
敵に向かってゆっくりと歩き、擦れ違い様に斬り裂く速斬りの技。跳躍と共に空中で放つ事も可能。その斬撃の速度から、相手は斬られた事にすぐには気付かず、鼻唄まじりに三丁歩いたのちに倒れていくとされる。
ブルックが王国の奇襲部隊に在籍していた頃からの得意技であり、本来の名称は『鎮魂曲・ラバンドゥロル』だった。『鼻唄三丁 矢筈斬り』は、そんなブルックの剣技を称賛した仲間が名付けた通称である。
劇中での初登場はスリラーバークのタララン戦。ロビンとフランキーが交戦している所に現れ、瞬時にタラランを斬り裂く事で捕まったロビンを助け出した。
その後のリューマとの戦いでは、過去の思い出や情を持たないゾンビが「矢筈斬り」の名を語る事に怒りを浮かべながら、互いにこの技を繰り出して戦うも、力及ばずに敗れた。
【使用箇所】
47巻 第454話  VS タララン
48巻 第462話  VS リューマ
【コメント】
まさにブルックの代名詞というべき技であり、2年前までの異名にもなっている技なのだが、意外にもブルック自身の使用シーンは少なめ。リューマのものも含めればもう少しあるんだけど。
というか、これに限らずブルックはそもそも戦闘シーン自体が多くなく、2回以上登場した技がかなり少ない。加入直後に離散イベントが入っちゃったのが尾を引いている感じがする。初代『海賊無双』じゃ、冗談抜きでシャボンディ諸島「だけ」しか出番なかったぐらいだし……。
矢筈斬り自体の出番は多くないが、「擦れ違い様に斬撃を放つ」という攻撃手段自体は他にも様々な技に活かされている。単純な剣豪としての力量ではゾロに及ばない分、スピードという個性で頑張っているブルックを応援してあげよう。




オーバード・クー・ドロア
夜明歌・クー・ドロア

【技の概要】
刀剣を用いた高速の突き技。
リューマの強靭な肉体から放たれた際は突きが飛ぶ斬撃となっていたが、2年前時点でのブルックが使用しても、斬撃が飛ぶことはなかったという。
劇中でブルックが初めて使用したのはパンクハザードで、ローによって切断された錦えもんの胴体と戦った際に使用した。
この際は修行の成果によってか、リューマの時同様に飛ぶ斬撃となっており、錦えもんには避けられたものの後方の岩を貫いていた。
【使用箇所】
67巻 第659話  VS 錦えもん(胴体のみ)
107巻 第1077話  VS パシフィスタ(S-シャーク)
 途中でサンジが乱入した為、不発。
「夜明歌」までしか宣言されていない為推定。
【コメント】
2年間でのブルックの強化は能力面の方が目立っているが、この技を見ると剣術の面でも進化を遂げている事が分かりやすい。まあ今となっては飛ぶ斬撃ぐらい珍しくも何ともないが、筋肉量0%の肉体にしてはよくやってると思う。




プレリュードオフエル
前奏曲オフエル

【技の概要】
相手の持つ武器に対し連続の突きを喰らわせ、破損を狙う武器折りの剣技。
元はブルックの技だと思われるが、劇中ではブルックの影が入れられたリューマのゾンビだけが使用している。
【使用箇所】110巻現在、リューマによる使用シーンでのみ登場。
48巻 第467話  リューマ VS ゾロ
【コメント】
これと〝酒樽舞曲・ルミーズ〟の2つは、110巻現在ではリューマが使用しているのみで、ブルックの使用シーンはない。〝夜明歌・クー・ドロア〟もしばらくは同じ立ち位置だったが新世界に入ってからブルックも使用しているので、もしかしたら残り2つも使われる日が来るかもしれない。
ちなみに、どちらも『アンリミテッドクルーズ』や『ギガントバトル2』などのゲーム作品では、ブルックの技としてきちんと登場している。




ガボットボンナバン
革命舞曲ボンナバン

【技の概要】
相手に向かって突進し、刀剣の突きよって敵を貫く技。
リューマの使用技として初登場し、その後スリラーバーク編では、ナミやウソップ、ロビンとの連携で放つ〝雷骨剣 革命舞曲ボンナバン〟が使用されていた。
その後パンクハザード編で初めてブルック単体の技として登場。錦えもんとの炎と氷の斬撃による同時攻撃で、小型の竜であるドラゴン二十一號を撃破した。
【使用箇所】
69巻 第682話  VS ドラゴン二十一號(パンクハザード)
【コメント】
技名の響きが何となくクセになる。
長らく合体技として以外の出番がなかったが、パンクハザードでは錦えもんとの連携で、炎と氷の斬撃の合わせ技という、別の漫画ならラスボス戦クラスの大技になっていてもおかしくない一撃を実現した。改めて思うと、雷とか氷とか炎とか、地味に属性攻撃と縁の深い技だったりする。




ポルカ・ルミーズ
酒樽舞曲・ルミーズ

【技の概要】
飛ぶ斬撃と思われる連続突きを繰り出す技。
元はブルックの技だと思われるが、劇中ではブルックの影が入れられたリューマのゾンビだけが使用している。
【使用箇所】110巻現在、リューマによる使用シーンでのみ登場。
48巻 第467話  リューマ VS ゾロ
【コメント】





ねむりうた・フラン
眠り歌・フラン

【技の概要】
バイオリンから奏でる音色により、敵を眠りに落とす催眠技。
トビウオライダーズとの戦いで初使用し、高い跳躍から音楽を奏で、敵の操縦士やトビウオを眠らせた上で斬りつけた。
【使用箇所】
51巻 第493話  VS トビウオライダーズ
52巻 第505話  VS 海兵(シャボンディ諸島)
【コメント】
ONEPIECEにはジャンゴとかボビンとか、理屈のよく分からない催眠術師は沢山いるが、これは後から力の理由づけがされた珍しいタイプ。『ヨミヨミの実』には音楽によって他人の魂を震わせ、その世界に引き込む事ができる力がある。2年前のブルックはまだ自覚していなかったが、この技もその能力の片鱗なんだろう。




スワローボンナバン
飛燕ボンナバン

【技の概要】
高所へと跳躍し、落下しながらの突き攻撃によって頭上から敵を貫く技。
シャボンディ諸島でのパシフィスタ(PX-4)との戦いで初使用。ヤルキマン・マングローブの上から飛び降りながら放ち、パシフィスタの肩に剣を突き刺そうとしたが、鉄の身体には剣が刺さらず頭上で止まってしまい、反撃を受けかけた。
【使用箇所】
52巻 第510話  VS パシフィスタ(PX-4)
【コメント】
上空から飛び降りながらあの細い剣で突き刺したら、普通なら自身の体重に耐えられずに剣が折れてしまいそうなものだが、ブルックは体重がとてつもなく軽いので問題ない。まあ、やってる事はカバジの〝一輪刺し〟と同じなので、あんま強そうには見えないんだけど。




ゆうたいりだつ
幽体離脱
(正式名称が存在しないため、便宜上の名前)
【技の概要】
新世界編より新たに会得した、『ヨミヨミの実』の能力の使い方の1つ。
自身の霊魂を肉体から切り離し、魂だけを自由に動かす事が可能になる。魂は他の人間にも視認でき、会話する事も可能だが、物理的な接触を行う事はできず、壁なども自在にすり抜けて動く事ができる。
ブルック曰く、2年間の修行中に祈りを捧げていたところ、霊魂だけが身体から抜け出す事ができる様になったと言う。
劇中では魚人島にて、ホーディによってゾロ、ウソップと共に鉄檻に捕まった際、パッパグに助けを求める為に初使用した。この時見た目はただの霊魂の為、何も知らないパッパグは驚いて逃げ出してしまった。
【使用箇所】
64巻 第629話  魚人島にてパッパグを探す為に使用。
68巻 第678話  パンクハザードにて、シノクニに覆われた外部の様子を窺う際に使用。 
69巻 第685話  パンクハザードにて、海楼石の錠やモモの助を探す際に使用。
83巻 第831話  ホールケーキアイランドにて、歴史の本文の写しを奪いに向かう際に使用。
84巻 第846話  ホールケーキアイランドにて、歴史の本文が置かれた『宝物の間』の様子を窺う際に使用。
93巻 第933話  VS オロチお庭番衆
94巻 第945話  VS オロチお庭番衆
107巻 第1078話  エッグヘッドにて、失踪したベガパンク(本体)を探す為に使用。 
【コメント】
新世界編から登場し、何かと隠密行動に役立っている特技だが、実は新世界突入前のゲームである『ギアスピリット』に登場するブルックは、2年前時点どころか仲間入りすらまだの時系列ながら、ヨミヨミの力で霊魂を飛ばして攻撃する〝ヨミヨミの船唄〟という技を使用できる。当時はまだスリラーバーク編が開始したばかりで、ブルック自身も隠しキャラクターという立ち位置だったのだが、そのせいで原作技がまったく存在しないどころか、戦闘スタイルも剣士ではなく杖を使った棒術で戦うキャラクターとなっていた。そんな中、なんとかして個性を出すべくオリジナル技として採用されたのがあの霊魂飛ばしだった模様。当時としては苦肉の策だったんだろうが、まさか数年の時を経て原作の方でも近い能力を使える様になるとは……。
ちなみに『ギアスピリット』というゲーム自体のクオリティがイマイチな上、ブルックを解放する条件が苦行もいいところなので、当時から拝めた人はあまりいないかもしれない。




パーティーミュージック

【技の概要】
新世界編から登場した技。
『ヨミヨミの実』の能力によって現世に留まり続けるブルックの魂が放つ強力なエネルギーにより、奏でた音楽の世界に相手を引き込む技。
その音楽を聴いた相手はフェスティバルの夜の様な幻覚を見せられ、恍惚とした気分になり戦うことを忘れてしまう。
魚人島・ギョンコルド広場にて、しらほし姫を狙う新魚人海賊団の砲撃部隊に対して使用。フェスティバルの幻覚へと誘われた魚人達は、自分達の構えた大砲を花火と錯覚し、誰もいない上空へと砲弾を打ち上げてしまった。
【使用箇所】
64巻 第635話  VS 新魚人海賊団
【コメント】
一歩間違えたら危ない薬でもやってるのかと見紛う効果を与える技。強敵相手に通用するモンでもないだろうが、音楽さえ聞かせれば周囲の敵を一斉に戦闘不能にできる制圧能力は中々だと思う。幻覚の見せ方次第では同士討ちも誘えそうだし。それこそ多勢に無勢の戦いだった鬼ヶ島なんかでは役に立ちそうなものだが、洗脳行為は完全にお玉に譲っていた辺り、ある程度のレベルを超えるとザコ敵でもそうそう通用しなくなるのかもしれない。




キントーティアスファンタジア
キントーティアス幻想曲

【技の概要】
音楽の力で幻覚を見せた相手の間を駆け抜けながら斬り裂く速斬りの技。
〝矢筈斬り〟同様、技を受けた相手は斬られた事に気付かず、ブルックの納刀と同時に傷を負い倒れていく。
魚人島・ギョンコルド広場での戦いで初使用。〝パーティーミュージック〟によって行動不能となった新魚人海賊団の砲撃部隊を一掃した。
【使用箇所】
64巻 第635話  VS 新魚人海賊団
【コメント】





ソウルソリッド
魂の喪剣

【技の概要】
新世界編から使用されている剣の名前。
見た目は2年前と同様の仕込み杖だが、中の刃は手長族達に研いでもらった代物であり、ブルック自身の魂を纏わせることで黄泉の冷気を伝える『凍える剣』と化す。
魚人島でのゼオとの戦いで使用。一度はへし折れた首が再生した事に驚くゼオに対し、離れた場所から剣を振るい、その冷気を浴びせた。
【使用箇所】(技名として宣言された箇所のみ)
65巻 第643話  VS ゼオ
【コメント】
わざわざ「手長族に研いで貰った」という設定があるが、手長族に特別武器の扱いに長けているイメージがない。テーナ・ゲーナにたまたま凄腕の武器職人でもいたんだろうか。
基本的には武器の名前だが、ゼオとの戦いでは技名の様に叫んでいるシーンがある為、一応ここでは技としてカウント。触れずして冷気を放つ事ができる様で、後に出てくる〝アイスバーン〟なんかはこれの発展形なんだろう。案外、錦えもんとの戦いで放った〝夜明歌・クー・ドロア〟による突きも、単なる飛ぶ斬撃じゃなく冷気の塊を発射してたり……?




かすりうた ふぶきぎり
掠り唄 吹雪斬り

【技の概要】
新世界編から登場した、〝鼻唄三丁 矢筈斬り〟の強化版の様な技。
擦れ違い様に相手を斬り付ける点は同じだが、こちらは『魂の喪剣』から伝わる冷気によって斬った敵の傷口を瞬時に凍結させ、血さえも凍り付かせる効果を持つ。
魚人島でのゼオとの戦いで初使用。ゼオが自身の間合いと称した円の中に、ゼオ自身も気づかない速度で侵入し、その身を縦一閃に斬り裂き撃破した。
【使用箇所】
65巻 第646話  VS ゼオ
【コメント】
冷静に考えると、斬った相手の傷口をわざわざ凍らせる事に何の意味があるのかはよく分からないが、まあなんかカッコいいので良しとする。なんか、突き詰めていくと傷口の細胞が腐ったりとかしてそうで怖いし……。
ブルックは幹部格との戦いが少ない上に大技のバリエーションに乏しく、似た様な「冷気属性の速斬り」が大半を占めている事もあり、新世界編のゲームでは大体がこの〝吹雪斬り〟が最強技を担っている。……と見せかけて、改めて調べてみると〝パーティーミュージック〟の採用率も地味に高かった。言っちゃ悪いけど、原作じゃザコ戦専門だった技が最強技に据えられる辺りに、ブルックの不遇さが表れている様な……。




えかきうた ひとよぎり
絵描き唄 一節斬り

【技の概要】
〝掠り唄 吹雪斬り〟に類似した、冷気を纏った斬撃。
〝吹雪斬り〟が縦一直線の斬撃だったのに対し、こちらは斜めに3本の斬撃を瞬時に繰り出して敵を攻撃する。
ドレスローザ近海でのジョーラとの戦いで使用。同じ芸術家としてジョーラに共鳴したフリをする事で、バイオリンの弓と偽った仕込み杖にかけられた『アトアトの実』の能力を解かせ、瞬時にこの技を見舞う事で反撃のきっかけとなった。
【使用箇所】
73巻 第722話  VS ジョーラ
【コメント】
アーティストという相手との共通点を利用し、寝返ったと見せかけて能力を解かせる狡猾さは見事。ダテに長く海賊をやっていないという経験値を感じさせる。というか、ジョーラもいい歳してあんな簡単に騙されるなよ。振り込め詐欺とかに気をつけた方がいいタイプだと思う、たぶん。




ソウルパラード
魂のパラード

【技の概要】
黄泉の冷気を纏った『魂の喪剣』により、攻撃して来た相手を凍らせる防御技。
時系列順としては、ドレスローザ近海でのビッグ・マム海賊団との戦いで初使用。敵船から撃ち込まれた多数の砲弾を瞬時に凍らせ、〝悪魔風脚〟状態のサンジが蹴り込む事で氷を溶かしながら跳ね返すという連携を見せた。
劇中での初登場はゾウでのシープスヘッドとの戦い。相手の〝シープスホーン〟へのガードとして繰り出し、SMILE能力により羊の角に変化した右腕を凍り付かせ、サンジの反撃に繋げた。
【使用箇所】
79巻 第795話  VS シープスヘッド
81巻 第807話  VS ビッグ・マム海賊団(ゾウ編回想)
【コメント】
斬撃の傷口を凍らせる〝吹雪斬り〟などに対し、こちらは斬らずにその場で凍結させる技。「パラード」というのはフェンシングの用語で相手の攻撃を剣で受ける防御動作の事を指すので、基本的には防御用の技なんだろう。
単に剣で触れた相手を凍らせるだけに留まらず、アニメ版のビッグ・マム海賊団戦を見ると、剣の一振りで放った冷気により、触れずして砲弾を次々と凍らせているのが分かる。ひとつ下の項目で出てくる〝アイスバーン〟の性質を考えると、多分その解釈で正解っぽい。ゼオとの戦いでは『魂の喪剣』による突きで寒さを感じさせていたが、アレの強化版みたいなものだと思う。




ソウルパラード「アイスバーン」
魂のパラード「アイスバーン」

【技の概要】
〝魂のパラード〟の派生技で、黄泉の冷気を放ち足場を凍らせる技。
ゾウでのシープスヘッドとの戦いで初使用。地面を凍らせる事でシープスヘッドが乗るワーニーを転倒させ、追われているトリスタンを守った。
鬼ヶ島でのブラックマリアとの戦いでは、炎上する床の消火に使用された。
【使用箇所】
81巻 第810話  VS シープスヘッド(ゾウ編回想)
101巻 第1020話  VS ブラックマリア
【コメント】
第1105話でエッグヘッドの島雲を凍らせ、サニー号を滑り下ろさせるシーンがあるが、アレもこの技だと思う。微妙にハッキリしないので上記の使用箇所には記載してないけど。
ともかく、アレが〝アイスバーン〟だとすると、その凍結範囲は只事ではない域に達している。広大なエッグヘッドの研究層を一気に滑り落ち……もとい、降りれるだけの範囲を一気に凍らせているわけなので、数十メートルどころの規模ではないだろう。しかも凍った地面を滑っている間本人は優雅に紅茶を飲んでいたので、徐々に凍らせながら進んでいるのではなく、一発でこの範囲を凍らせた事になる。もうやってる事、ヒエヒエの実の領域では……?




チャマスィーの叫び
魂の叫び

【技の概要】
自らの執念が篭もった音楽を奏で、自身の背後に巨大な
『魂王』
ソウルキング
の幻影を見せる技。
強力な魂のエネルギーを放出する事で、『ソルソルの実』によってホーミーズ達が得た「取ってつけた様なソウル」を引き剥がし、無力化する力を持つ。
ホールケーキアイランドにて、ペドロが囮となる事で数を減らした『宝物の間』の守衛を更に一掃する為に使用。ホーミーズ達を一網打尽にした。
その後リンリンと直接交戦したが、リンリンのソウルを直接入れられたホーミーズは魂の格が高いため、通用しなかった。
【使用箇所】
84巻 第848話  VS ビッグ・マム海賊団
【コメント】
技なのか微妙な所だけど、一応アプリゲーム『サウザンドストーム』では必殺技として採用されてたので記載。




スワローバンドゥロル
飛燕曲バンドゥロル

【技の概要】
敵の頭上を飛び越える跳躍から『魂の喪剣』を振り下ろす事で、正面へと走り抜ける氷の斬撃を浴びせる技。
ホールケーキアイランドにて、宝物の間を守るビッグ・マム海賊団の船員を相手に初使用。
【使用箇所】
85巻 第849話  VS ビッグ・マム海賊団
【コメント】
〝飛燕ボンナバン〟の跳躍に、〝鎮魂歌・ラバンドゥロル〟の速斬りを足した物と思われる技。なのは良いのだが、〝飛燕〟と〝飛燕曲〟、〝ラバンドゥロル〟と〝バンドゥロル〟と、1つの技で2つの表記揺れを起こしている珍しい技でもある。まあ別の技なので表記揺れも何もないとは思うが、〝鎮魂歌・ラバンドゥロル〟の方はブルックの一番の決め技で知名度もある為、妙に目立つ。目立ちすぎて別の言葉(フェンシング用語)なのかと思ったが、調べてもブルックの技に検索結果を完全に乗っ取られていた為、捜索は打ち切られた。




はなうたさんちょう チャマスィーのやはずぎり
鼻唄三丁 魂の矢筈斬り

【技の概要】
〝矢筈斬り〟の強化版。
自らの魂を乗せた剣技により、実体を持たず物理的な攻撃が通用しないホーミーズに対しても有効な速斬りの技を繰り出す。
トットランドの海上にて、サニー号に乗り込んで来たリンリンとの戦いで使用。リンリンですら見切れない速度で繰り出される斬撃によってリンリンが乗るゼウスを真っ二つに斬り裂き、ナミの〝ブラックボール〟で切り口から放電させる事でリンリンに強力な雷撃を浴びせた。
【使用箇所】
89巻 第890話  VS ゼウス
【コメント】
意表を突いた一撃とはいえ、四皇の一角でさえも何をされたか認識できない斬撃の速度は異常と言える域。瞬間的な加速力だけで言えば、〝剃〟どころじゃない速度が出ていてもおかしくない気がする。スピードという分野でなら新世界クラスでもかなり上位に食い込めそうだが、それでも戦闘面での活躍があまり見られないのは、やはりいくら速くても攻撃に大した威力がなきゃ意味がないという悲しい現実があるんだろうか。




コールドソウル
コールド魂

【技の概要】
『ヨミヨミの実』の能力で幽体離脱させた魂を飛ばし、すり抜けた相手の肉体を凍らせる技。
鬼ヶ島でのブラックマリアとの戦いで初登場。ブラックマリアが武器として使う輪入道を凍らせる事で、武器の回転を無力化した。
【使用箇所】
101巻 第1020話  VS 輪入道
【コメント】
技の使用前に「あの武器が生き物なら…!!」と発しているため、対生物にのみ有効な様子。同じ黄泉の冷気でもアイスバーンなんかは思いっきり無機物も凍らせているが、魂そのものの力で凍らせている分、同じく魂を持つ生物にしか効かないんだろう。




フラーズダルムオーケストラ
フラーズダルム管弦楽

【技の概要】
ト音記号を描く様に斬撃を放ち、斬った相手の傷口を凍らせる技。
鬼ヶ島での戦いで初使用。ロビンとブラックマリアの戦いの終結直後、生み出した氷の壁の隙間に残った敵を誘導し、縦一直線に整列した敵を薙ぎ払った。
【使用箇所】
101巻 第1021話  VS 九忍(ナンバーズ)、濡れ女、天井下り、さらへび先生など
【コメント】






らいこつけん ガボットボンナバン
雷骨剣 革命舞曲ボンナバン

【技の概要】
ウソップの『クワガタ』によって射出したブルックの身体に、ロビンの〝回転蔓〟によって回転を加え、更にナミの〝黒雲=テンポ〟によって雷を帯びた状態で〝革命舞曲ボンナバン〟を放つ連携技。
スリラーバークでのオーズ相手の集団戦で使用し、皮膚がなく雷が効かないブルックの身体を利用した一撃でオーズの右肩を撃ち抜いた。
【使用箇所】
49巻 第476話  VS オーズ
【コメント】