【モンキー・D・ルフィ】



戦闘スタイル:悪魔の実/打撃/覇気

『ゴムゴムの実』を食べたゴム人間で、身体をゴムの様に伸び縮みさせる事ができる超人系能力者。その能力を活かし、手足を伸ばす事で離れた敵への攻撃を行う事や、伸縮を利用して威力を増した打撃を得意とする。
ゴムの性質によって打撃・銃撃および雷撃を無効化できる反面、斬撃には弱い。またマゼランの毒で生死を彷徨った事で抗体ができ、新世界以降は毒に対しても大きな耐性ができた。(ただし、こちらは猛毒の強さによっては通用してしまう。)
ゴムの身体を活かした『ギア』と呼ばれる自己強化の手段を用い、ギア2~5までの戦闘スタイルを使い分ける、または重ねがけする事が可能(『ギア4』には複数のフォームが存在する)。
のちに能力の真の名前が、動物系幻獣種『ヒトヒトの実 モデル ニカ』であった事が判明。ギア5はこの能力が覚醒した事による変身形である。









ゴムゴムのピストル
ゴムゴムの銃

【技の概要】
『ゴムゴムの実』の能力により、振りかぶった腕を前方へと伸ばす事で、離れた敵に対するパンチを食らわせる技。
ルフィが幼少期から考案していた技であり、当初は腕を真っ直ぐに伸ばすことができず、地面に跳ね返って自身の顔面を殴ってしまうなど散々であった。
エースが出航した14歳の頃には完全に使いこなせる様になっており、岩をも砕く威力を手に入れている。

原作中での初使用は第1話で、10年前は歯が立たなかった近海の主を一撃で撃破し、修行の成果を見せつけた。
以降もルフィの基本的な技として数多く使用されており、戦闘スタイルが〝ギア2〟等に移行した後も多数の派生技が登場している。
ただし新世界編以降ではギア技や覇気の併用が基本となってきた事もあり、使用頻度が大きく減っている。
【使用箇所】
1巻 第1話  VS 近海の主
1巻 第2話  VS アルビダ
1巻 第6話  VS ヘルメッポ
3巻 第18話  VS バギー
5巻 第37話  VS クロ
9巻 第73話  VS モーム
10巻 第83話  VS アーロン
12巻 第100話  VS スモーカー
14巻 第125話  VS ギャルディーノ(Mr.3)
20巻 第177話  VS クロコダイル
22巻 第200話  VS クロコダイル
26巻 第246話  VS サトリ
27巻 第247話  VS サトリ
28巻 第260話  VS ワイパー
33巻 第314話  VS フォクシー
33巻 第316話  VS フォクシー
35巻 第333話  VS ウソップ
48巻 第463話  VS モリア
49巻 第479話  VS モーズ、モリア
  ナイトメアルフィ状態で使用
54巻 第529話  VS マンティコラ、パズルサソリ
60巻 第585話  VS エース(修行時・ルフィ7歳)
60巻 第589話  VS エース(修行時・ルフィ7歳)
60巻 第589話  修行のために岩を破壊(14歳時)
91巻 第913話  VS ホーキンスの部下
【コメント】
 劇中でもトップクラスの使用回数を誇る技。原作ONEPIECEにおいて初めて登場した必殺技でもあるが、TVアニメ版ではエピソード順の変更等もあり、その座をゴムゴムのロケットに譲ってしまった。
 基本的には「前方に腕を伸ばして攻撃する技」で、後ろに振りかぶる際に腕を伸ばす技は〝ゴムゴムの銃弾〟となる。要は前後どちらに伸ばすかがゴムゴムの銃弾との違いなのだが、初期のアニメでは割とまちまちで、第1話の時点で既に「後ろに伸ばして反動をつけ、引き戻しながら更に前方に伸ばして殴る」というハイブリット型が生まれてしまった。
この影響なのか、似たような技があって紛らわしいという判断なのか、アニメではW7の印象的なシーン辺りまで、ゴムゴムの銃弾の登場シーンはすべて名前だけこちらに挿げ替えられるハメに。哀れ銃弾。
活躍としては初期技の宿命か、初期に戦った近海の主、アルビダ、ヘルメッポと、ネームドキャラを3人連続で撃破したのを最後に、目立ったダメージを与えられる機会は登場頻度に比べると少ない。
しかしこの技の真価は第1話が全てと言ってもいい。ONE PIECEの第1話は、主人公が最初「弱者」のポジションで登場するという、いわゆるジャンプらしい王道のバトル漫画とは異なるテイストで始まる。そしてその弱かった頃のフラストレーションを晴らすが如く、成長したルフィが近海の主を一撃でブッ飛ばす。シャンクスという男の存在がルフィの人物像を彩るなら、ゴムゴムの銃が、ルフィの「強さ」を読者に知らしめる。この〝ゴムゴムの銃〟が見せた「強さ」がなければ、私達は今後の展開に対する充分なワクワク感を得る事ができず、ONE PIECEという漫画がここまで大きくなる事はなかったと言っても過言ではないのだ。




ゴムゴムのロケット

【技の概要】
大きく伸ばした腕で周囲の物体を掴み、元に戻す勢いを利用して飛んで行く移動技。
基本的には長距離を移動する目的で使われるが、体当たりによる攻撃に利用される場合もある。
原作での初使用はシェルズタウン編で、ゾロの刀を探す際、海軍基地の屋上へと飛ぶ為に使用された。しかしその際に誤って飛びすぎてしまい、屋上のモーガン像のロープを掴んで引き倒し、破壊してしまった。

TVアニメ版では第1話にて、アルビダ海賊団との戦闘で初使用。逃げるフリをして船のマストを掴み、飛ぶ勢いで体当たりを食らわせ海賊達を一掃した。 
【使用箇所】
1巻 第4話  シェルズタウンで使用。
 勢いあまってモーガンの像を破壊。
1巻 第5話  シェルズタウンで使用。
1巻 第8話  怪鳥ピンキーを捕まえるために使用。
6巻 第53話  VS クリーク海賊団
14巻 第118話  VS ドリー
18巻 第158話  ナノハナでメシ屋(Spice been)に飛び込む際に使用。
32巻 第298話  VS エネル
36巻 第344話  ガレーラ本社への突入時に使用。
39巻 第371話  ロケットマンから海列車への移動に使用。
39巻 第376話  エニエスロビーへの突入時に使用。
41巻 第389話  ロビン救出に向かおうとしたが、ロビンに拒否され中断。
44巻 第422話  VS ルッチ(ギア3状態で使用)
45巻 第436話  フランキーのパンツを奪ってサニー号に向かう際に使用。
72巻 第719話  VS チンジャオ
98巻 第989話  カイドウがいる鬼ヶ島屋上へと向かう際に使用したが、クイーンに食べられ中断
105巻 第1062話  ホログラムの宇宙海獣に飛び乗る際に使用。
【コメント】





ゴムゴムのムチ
ゴムゴムの鞭

【技の概要】
足を大きく伸ばし、周囲の相手を薙ぎ払う蹴り技。
シェルズタウン編で初使用し、ゾロが食い止めた多数の海兵を一掃した。 
【使用箇所】
1巻 第6話  VS モーガンの部下
5巻 第37話  VS クロ
10巻 第89話  VS アーロン
20巻 第178話  VS クロコダイル
30巻 第280話  VS エネル
32巻 第304話  トンジットの竹馬をへし折る際に使用。
35巻 第336話  VS フランキー
【コメント】
ONEPIECE史上初の「多人数を同時に攻撃する技」。
その印象が強いのか、RPG等でも対複数専用の技として登場する事が多いが、意外にも原作では「JET」などの派生技含め、多人数に攻撃しているシーンはほとんどなかったりする。というか初登場のシェルズタウン編ぐらいしか見当たらない。どうしても見た目の迫力的に、銃乱打系の方が使い勝手がいいのだろうか。




ゴムゴムのつち
ゴムゴムの槌

【技の概要】
捻じった両腕で相手を掴み、回転させながら地面に叩き付ける技。 
バギー編で初使用。猛獣リッチーの口を塞ぐと同時に、地面に頭がめり込む程の勢いで叩きつけた。
【使用箇所】
2巻 第13話  VS リッチー
【コメント】





ゴムゴムのふうせん
ゴムゴムの風船

【技の概要】
大きく息を吸い込む事で身体を膨張させ、砲弾などによる攻撃を跳ね返す防御技。味方を連れたまま高所から落下した時、その衝撃を和らげるためにも使用される。
バギー編で初使用。バギー玉を弾き返し、バギー海賊団を半壊させた。

ギア5使用時には、同様の技が異なる性質で使用された。詳細はギア5の項目にて。  
【使用箇所】
2巻 第15話  VS バギー海賊団
5巻 第43話  VS フルボディ
12巻 第101話  リヴァース・マウンテンを登っている際に使用。
19巻 第168話  VS スモーカー
27巻 第252話  VS ワイパー
52巻 第504話  VS 海兵(シャボンディ諸島)
53巻 第515話  マーガレットを連れて崖から飛んだ時
67巻 第667話  VS ロック(ロック&スコッチ)
75巻 第747話  ゾロとローを連れて王の台地から飛ぶ際に使用。
【『ギア5』使用時】
103巻 第1045話  VS カイドウ
【コメント】





ゴムゴムのかま
ゴムゴムの鎌

【技の概要】
片腕を伸ばしての『ゴムゴムのロケット』の要領で敵に突っ込みながら、もう片方の腕でラリアットを見舞う技。
バギー編で初使用。『ゴムゴムの銃』で伸ばした腕で窓枠を掴み、飛んでいく勢いで攻撃を繰り出したが、『バラバラ緊急脱出』で回避された。

オーズが使用した際や劇場版などでは、伸ばした腕を振り回して敵を薙ぎ払う技としても使われている。 
【使用箇所】
3巻 第18話  VS バギー
【コメント】
原作中ではルフィとオーズが1回ずつ使用しているが、その様相はそれぞれに全く違う。まあオーズの身体は伸びないのだから見た目が違うのは当たり前なんだけど、ルフィが使った時は殴る方の腕を伸ばさないラリアット、オーズの時は手首を曲げた状態での指先の突きと、攻撃の仕方自体がまったく違っていた。
同じ技なのに何故こんなに違っているのかは謎だが、恐らく劇中で披露する機会がなかっただけで、ルフィの中で改良があった技なんだろう。たぶん気づいたんだと思う、このラリアットあんまり「鎌」って感じしないなって。




ゴムゴムのバズーカ

【技の概要】
両腕を大きく後ろに引き伸ばし、伸縮の勢いを利用した掌打によって相手を吹き飛ばす技。
バギーとの戦いで初使用。パーツを奪われて小さくなったバギーを吹き飛ばしてトドメの技となった。

また、通常よりも長く両腕を伸ばした状態から放つ〝ゴムゴムゴムゴムのバズーカ〟も存在する。ドラム島でのワポルとの戦いで使用し、屋根にめり込んで動けなくなったワポルを遥か彼方まで吹き飛ばした。
【使用箇所】
3巻 第20話  VS バギー
7巻 第55話  VS クリーク
8巻 第65話  VS クリーク(2回連続で使用)
13巻 第112話  VS ゾロ
14巻 第123話  ギャルディーノのキャンドルサービスを破壊するために使用したが、キャンドル壁に阻まれた。
14巻 第124話  同上。カラーズトラップに阻止された(2回連続で使用)。
20巻 第177話  VS クロコダイル
20巻 第178話  VS クロコダイル
22巻 第200話  VS クロコダイル
26巻 第245話  アッパーヤードにて、振り子鎌の地帯を抜ける為に使用。
28巻 第260話  VS ワイパー
29巻 第266話  ノラ(ウワバミ)の体内にて、壁を突き破る為に使用。
30巻 第281話  VS エネル
35巻 第333話  VS ウソップ
47巻 第450話  VS 敷きグマ
51巻 第498話  VS 賞金稼ぎ(シャボンディ諸島)
54巻 第529話  VS スフィンクス(インペルダウン)
【ゴムゴムゴムゴムのバズーカ】
17巻 第151話  VS ワポル
【コメント】
劇中初めての大ボスとなるバギーを倒した技だからか、「元祖・必殺技」といった印象が強い。以降もクリークやクロコダイル、エネルと言った名だたる強敵に大ダメージを与えており、序盤の大技と言えばコレ、というイメージの人も多いんじゃないだろうか。
マイナーチェンジ版を含むとはいえ、ボス級の敵を2人も倒した技はそう多くないが、これはどちらも身動きが取れなくなった敵へのトドメとして使用している。両腕を使った渾身の一撃という事もあり、案外クリーンヒットさせるのは難しい技なのかもしれない。
通常のバズーカに加え、更にギア2版ではブルーノを、ギア3ではオーズを撃破した技でもあり、ルフィにとってトップクラスに頼れる大技である事は間違いない。




ゴムゴムのガトリング
ゴムゴムの銃乱打

【技の概要】
両腕を伸び縮みさせながら拳の乱打を繰り出し、無数の打撃を繰り出す技。 
クロ編にてジャンゴの催眠がかかった状態で初使用し、シロップ村に迫ろうとするクロネコ海賊団を一掃した。
フォクシー戦では『ゴムゴムの銃乱射』と表記されていた。
【使用箇所】
4巻 第30話  VS クロネコ海賊団
8巻 第65話  VS クリーク
10巻 第89話  VS アーロン
20巻 第177話  VS クロコダイル
23巻 第206話  VS クロコダイル
27巻 第247話  VS サトリ
30巻 第280話  VS エネル(2回使用)
34巻 第317話  VS フォクシー
35巻 第333話  VS ウソップ
37巻 第347話  VS ルッチ
40巻 第379話  VS 海兵、役人(エニエスロビー)
40巻 第383話  VS ブルーノ
48巻 第463話  VS モリア(影法師)
52巻 第511話  VS 戦桃丸
53巻 第519話  VS サンダーソニア
54巻 第530話  VS ブルゴリ、極卒(インペルダウン)
67巻 第667話  VS ロック&スコッチ
75巻 第750話  VS ドンキホーテファミリー
83巻 第831話  VS ルフィ(ブリュレの鏡像)
【コメント】
39巻で発表された「キミの好きな技」人気投票では、見事第1位に輝いた技。初使用がザコ戦というのも手伝い、使用頻度に反してそこまで活躍している印象のない技でもあるが、北斗やジョジョの時代から続く「パンチの連打」という技はやはり少年心をくすぐるんだろうか。
しかし、初使用が催眠状態だった事を考えると、意外と修業期間から考案されていた技ではなく、本能的なアドリブで生み出された技だったり……?




ゴムゴムのやり
ゴムゴムの槍

【技の概要】
両足の裏を合わせた状態で大きく足を伸ばし、爪先による蹴りを喰らわせる技。 
クロとの戦闘で初使用。相手の攻撃を回避し逆立ちになった状態で使用したが、〝抜き足〟の高速移動によって回避された。
【使用箇所】
5巻 第36話  VS クロ
11巻 第92話  VS アーロン
30巻 第280話  VS エネル
40巻 第381話  VS 役人(エニエスロビー)
【コメント】





ゴムゴムのかね
ゴムゴムの鐘

【技の概要】
首を後ろに伸ばし、反動をつけた強烈な頭突きを喰らわせる。
クロとの戦闘で初使用。相手に抱き着き両腕を拘束した状態で頭突きを食らわせ、トドメの技となった。 
【使用箇所】
5巻 第39話  VS クロ
10巻 第89話  VS アーロン
65巻 第637話  VS 鉄の甲羅部隊(新魚人海賊団)
68巻 第671話  VS シーザー
80巻 第805話  VS ロディ
【コメント】
 相手の手足を抑えたガード不能の状態で喰らわせる頭突きなので、単純な威力で言えば相当高いだろう。とはいえ、そもそも相手に抱き着ける程に接近を許してくれる敵ばかりではないので、強敵相手にこの技がフルパワーを発揮できる局面は多くはなさそう。実際、ほとんどのシーンでは抱き着いたりせず、飛び掛かりながら繰り出してるしね。




ゴムゴムのおおがま
ゴムゴムの大鎌

【技の概要】
『ゴムゴムのロケット』で飛ぶ勢いを利用し、空中で大きく伸ばした両腕で敵を薙ぎ倒す技。
クリーク海賊団との戦闘で使用され、多数の敵を海へと叩き落した。
【使用箇所】
6巻 第53話  VS クリーク海賊団
【コメント】
〝ゴムゴムの鎌〟は拳を握りしめたラリアットだったが、こちらは手首を曲げた状態で指先を伸ばし、鎌っぽい形を作っている。オーズが披露した〝ゴムゴムの鎌〟はこちらの方が絵的に近いので、もしかしたらシンプルに鎌と大鎌を混同してたのかも。
範囲攻撃としての性能は充分そうな技だが、わざわざ一回前方に飛ぶ必要がある分使い勝手に劣るのか、出番には恵まれない。まあ雑魚敵を一掃したいなら、鞭とか銃乱打があるしなぁ。




ゴムゴムのオノ
ゴムゴムの戦斧

【技の概要】
上方に大きく伸ばした足を振り下ろし、足裏で踏み潰すような蹴りを喰らわせる技。 
3年前、ゴア王国のコルボ山にて1人で修行をしていた際に編み出した技で、仲間がピンチになった時の為の必殺技として考案されていた。
劇中での初使用はバラティエ編で、店を守る為に命を捨てようとするサンジに痺れを切らし、クリークらの目的を失わせる為にバラティエの「ヒレ」を破壊した。
その後のアーロン編ではアーロンとの戦いで使用。〝鮫・ON・歯車〟の攻撃を受けながらもアーロンを踏み潰し、アーロンパークごと倒壊させココヤシ村を魚人の支配から解放した。
【使用箇所】
7巻 第59話  バラティエのヒレを破壊するために使用。
11巻 第93話  VS アーロン
20巻 第177話  VS クロコダイル
30巻 第280話  VS エネル
109巻 第1101話  3年前の修行時、コルボ山の大岩を破壊。 
【コメント】
初登場から100巻以上が経過した今になって、「相当な敵を相手にした時」の為に昔から考案されていた技だという事が判明した。
初使用はクリーク編で、既に仲間同然の存在だったサンジがゼフや店を人質に取られ一方的になぶられていた際に使用していたので、「仲間を守る為」という当初の目的にも合致する。そして何より、20年の時を経てクリーク海賊団が「相当な敵」という評価を得た事が、何となく嬉しかった。
ちなみに「踏みつけ」という攻撃はその前にもバギー(の腕)にも行っていたりする。あの時もカバジと交戦中のゾロを守る為の攻撃だったので目的も一致しているのだが、残念ながらバギーは強敵認定されてはいなかったのかもしれない。でも、もしあの踏みつけがゴムゴムの戦斧だったら、今頃バギーの右腕は骨を粉々にされて再起不能になっていたと思うので、バギーが弱くて本当に良かった。




ゴムゴムのブレット
ゴムゴムの銃弾

【技の概要】
後ろへ大きく伸ばした片腕を引き戻す際の反動を利用し、近距離の敵に対し高威力の打撃を叩き込む技。 
クリークとの戦闘で初使用し、クリークを剣山マントの上から殴り飛ばした。

TVアニメ版での上記のシーンは、技の見た目はそのままに名前が〝ゴムゴムの銃〟に置き換わっており、以降しばらくの間、原作での使用シーンはすべて同様の措置が取られていた。
ウォーターセブン編のウソップとの決闘で初めて〝ゴムゴムの銃弾〟として使用され、以降はブルーノ1戦目(37巻)で〝銃〟が使用された以外は、本来の〝銃弾〟となっている。
【使用箇所】
8巻 第63話  VS クリーク
8巻 第65話  VS クリーク
10巻 第89話  VS アーロン
16巻 第141話
~145話
 VS ワポル
(回想を挟んで使用)
22巻 第205話  VS クロコダイル
34巻 第320話  VS クザン(青キジ)
35巻 第333話  VS ウソップ
37巻 第348話  VS ブルーノ
40巻 第387話  VS ブルーノ
58巻 第569話  VS コビー
【コメント】
『ゴムゴムの銃』の項目でも触れた通り、この2つの技は似ている様で明確な使い分けがされている。『銃』は腕を前方に伸ばす遠距離攻撃で、『銃弾』は後方に伸ばして反動をつけ、威力を増す近距離攻撃という差がある。攻撃がヒットする際のルフィの身体の位置でイメージすると覚えやすいと思う(銃は発射するものなので遠距離、銃弾は標的に接近するものなので近距離)。
TVアニメ版初期の頃には技の出し方は同じままに名前だけ『ゴムゴムの銃』に挿げ替えられ、半ば存在しないものとして扱われていた不遇の技だが、ストーリー的に重要な技である『ゴムゴムの火拳銃』は名称に反して『銃』よりもこちらを意識した技になっているし、何だかんだ愛されてるんだと思う。
ちなみにGBAソフト「めざせキングオブベリー」では、『ゴムゴムの弾丸』と書いて「ブレット」と読むよく似た技が登場している。普通に考えると誤字以外の何でもないのだが、技の内容も「両腕を伸ばして遠方の敵に攻撃する」というツインJET銃のような似ても似つかないものになっており、無駄に謎が深まっている。まあ、ゲーム本編中にはルビが存在しないため、攻略本で読み方を確認しなければオリジナル技と言い張れるかもしれない……?




ゴムゴムのおおづち
ゴムゴムの大槌

【技の概要】
両足をねじった状態で伸ばして相手の頭部を挟み、大きく回転させながら地面に叩き付ける、〝ゴムゴムの槌〟を足で放つ様な技。
クリークとの戦いの最終盤で使用。鉄の網で海に引きずり込まれそうになった所を、網から出した手足を使ってクリークをバラティエの甲板に叩きつけ、戦いを終わらせた。
【使用箇所】
8巻 第66話  VS クリーク
【コメント】
仮にも強敵へのトドメに使われた技なのだが、直前に2連発した〝ゴムゴムのバズーカ〟の印象が強いせいか、どうにも影が薄いところがある。しかしあのタフなクリークを沈めた一撃なだけあって、威力の方は本物だと思う。
大槌があまり使われない要因として、攻撃を成功させる難易度の高さが挙げられると思う。両足をねじって回転させなければいけない時点で、まずルフィ自身は無防備な空中にいなければならない。「足の甲で挟む」というホールドの仕方も、普通に手で掴む〝ゴムゴムの槌〟に比べあまりにも保持しづらく、ちょっと力を込めれば簡単に逃れられてしまいそうだ。クリークに対し有効打となったのは、2度の『ゴムゴムのバズーカ』で相手が既に満身創痍の状態であった事が大きいと思われる。両者が空中にいて攻撃から逃れるのが難しい事、そして鉄網で身体の自由が利かず、シンプルな打撃技が打ちにくい事と言った状況を加味し、瞬時にこの技をチョイスしたルフィの戦闘センスが光る結果になったと言える。
 ……なお、新世界以降の戦いでは武装色の覇気を纏った攻撃が主流となっているが、覇気にはこの様な「地面に叩きつける」攻撃手段では実体を捉えられないという特徴がある。ゆえに、もう一線級の戦いで大槌が輝く事はないのかもしれない。合掌。




ゴムゴムのかざぐるま
ゴムゴムの風車

【技の概要】
両足を地面に突き刺すなどして固定し、上半身を大きく捻じる。そのまま対象の物体や巨大な敵を掴み、身体が元に戻る勢いを利用して振り回す事で、周囲の全てを無差別に吹き飛ばす技。
アーロン編にて初使用。モームの角を掴んで振り回し、周囲のアーロン一味を一掃した。しかし技の使用時に地面に足を突き刺してしまったため、身動きが取れなくなり、そのままアーロンにくり抜いた地面ごと海に沈められてしまった。
【使用箇所】
10巻 第82話  VS モーム、アーロン一味
【コメント】
エッグヘッドに登場したDOMシューズには、磁力を用いて靴底を床に固定できる仕組みがある。アレを上手く使えば、リスクを抑えて高威力の範囲技を繰り出せるかもしれない。……いやまあ、そこまでして使いたい技なのかは知らないけど。




ゴムゴムのたて
ゴムゴムの盾

【技の概要】
片手の指を引き伸ばし、盾の様に使う事で相手の攻撃を受け止める技。
アーロンとの戦いにて、〝鮫・ON・DARTS〟の猛攻に対して使用。鋭利な鼻によるダメージを食い止めながらわざと弾き飛ばされる事で、攻撃から一時的に逃れた。
【使用箇所】
11巻 第92話  VS アーロン
【コメント】
ルフィのおふざけ技その1。一応狙いはあったのだが、アーロンが壁越しにも正確に狙いをつけて来た為あまり意味はなさなかった。
今ならギア3状態で使えば悪くない防御手段になるかも。




ゴムゴムのあみ
ゴムゴムの網

【技の概要】
編み込んだ両手の指を大きく伸ばし、投網の様に広げて敵を捕らえる技。 
アーロンとの戦いで初使用し、〝鮫・ON・DARTS〟で飛んできたアーロンを引っかけて空中に投げ出し、無防備となった所に〝ゴムゴムの槍〟を叩き込んだ。
【使用箇所】
11巻 第92話  VS アーロン
20巻 第178話  VS クロコダイル
【コメント】
ルフィのおふざけ技その2。と見せかけて、これはアーロンをブチギレさせる程の大ダメージを与える布石となった。「この世でもっともふざけた能力」の持ち主だけあって、おふざけ技がきっちり役に立つ事があるのが面白い。




ゴムゴムのいけばな
ゴムゴムの生け花

【技の概要】
船のマスト等をへし折り、腕を伸ばしながら巨大な体格を持つ相手に対して突き刺す技。
ラブーンに決闘を仕掛けた際に使用し、ラブーンの鼻先にマストを突き刺して攻撃した。
【使用箇所】
12巻 第104話  VS ラブーン
【コメント】
冷静に考えると、ウォーターセブンでの大喧嘩の時、ウソップの脳にこの時の事がうっすら浮かんでてもおかしくない暴挙に出ている。ある意味大激突の引き金になったきっかけとも言えるかも。
メリーの葬儀の時、ルフィは氷山にぶつけた事を謝っていたけど、いの一番にこっちを謝罪した方がいいと思う。




ゴムゴムのスタンプ

【技の概要】
片足を伸ばし、遠距離の敵に足裏の蹴りを繰り出す技。 
リトルガーデン編にて、ギャルディーノ(Mr.3)との戦いで初使用。1度目の使用時にはキャンドルチャンピオンの防御に弾かれたが、その後〝ドルドルの館〟にて無数の偽物の中に紛れ込んだギャルディーノを1発で見抜き、撃破した。
【使用箇所】
14巻 第125話  VS ギャルディーノ(Mr.3)
14巻 第126話  VS ギャルディーノ(Mr.3)
20巻 第177話  VS クロコダイル
28巻 第260話  VS ワイパー(3回連続で使用)
44巻 第421話  VS ルッチ
48巻 第463話  VS モリア
53巻 第519話  VS マリーゴールド
55巻 第534話  VS マゼラン
56巻 第547話  VS マゼラン
【コメント】





ゴムゴムのボーガン

【技の概要】
相手の肩を掴んだ状態で自分の肩から両足にかけて腕を巻き付ける様に縦回転し、更に両足で相手の身体を挟み、巻き付けた身体が元に戻る際の回転を利用して相手を上方へと打ち上げる技。 
ワポルとの戦いで初使用。ドラム城内からワポルの身体を上方に打ち上げ、屋根へと突き刺した。
【使用箇所】
17巻 第151話  VS ワポル
【コメント】
正直なところ、何をどうやって相手を打ち上げているのかサッパリ分からない技。
両腕を足から肩に巻き付けたまま手足で相手をホールドしているので、手足のどちらかを離す事で大回転を起こし、相手を弾き飛ばしている……んだと思うが、この体勢でもし足を離したとしても、ルフィ自信がグルグルと回るだけでワポルに大きな影響はないと思う。
たぶん先に離すのは手の方のホールドで、自分の身体の回転に相手を巻き込む形で一緒に縦回転させ、反動をつけた上で最後に足を離す事でその勢いのままに吹っ飛ばしてるんだと思う。
ただ、この方法だと手を離した後に充分な反動がつくまで、両者が空中で浮かんだまましばらくグルグルと回っている時間が必要になってしまう。普通に考えたら先にワポルの身体は地面に叩きつけられ、上に吹き飛ばすどころの話ではなくなる。可能性があるとすれば、ルフィが両手両足を地面から離したまま軽くジャンプし、落下距離を稼いでいるパターンが考えられるが……可能なのか?
以降まったく再登場の気配がない辺りからしても、作者的にもちょっと無茶な技だったと思ってるのかも。




ゴムゴムのダメだ

【技の概要】
腕をあらゆる方向へと伸ばす事で、手にした物体を相手から遠ざける技。 
アラバスタ編にてユバを出発した後、トトが一晩かけて掘り当てた水を簡単には飲ませない様にする為、ウソップに対して使用した。
【使用箇所】
19巻 第167話 トトから貰った水をウソップに簡単に飲ませない様にする為に使用。
【コメント】
ルフィのおふざけ技その3。そもそも戦闘に使ったものですらないので技と呼べるのかも微妙だが、本人はいたってマジメ。




ゴムゴムのバクバク

【技の概要】
ルフィのおふざけ技その4。
口を大きく膨張させ、相手を口内に閉じ込める技。 
クロコダイルとの最初の戦いにて、攻撃の通用しないクロコダイルを捉える為に使用されたが、すぐに脱出された。
【使用箇所】
20巻 第178話  VS クロコダイル
【コメント】
おそらく直近で戦ったワポルから着想を得た技。
ギア5になった時に似たような手段でボルサリーノの光を受け止めていたが、その時にこの技名を叫んでいたら「初期のこんなネタ技が大将との戦いで!」とテンションが上がってたかもしれない。





ゴムゴムのまるノコ
ゴムゴムの丸鋸

【技の概要】
その場で助走をつけながら腕を伸ばして相手を掴み、身体を縦に回転させながら突進し体当たりを喰らわせる技。
クロコダイルとの2戦目にて、水を浴びた状態の攻撃でクロコダイルにダメージを与えた。
【使用箇所】
22巻 第199話  VS クロコダイル
【コメント】
地面を転がり駆けながら放つ〝ゴムゴムのロケット〟の亜種の様な技。わざわざ回転を加えているという事はその分ダメージも増えてるんだろうが、球体状でもない人間が転がったところで、加速どころかむしろ減速しそうだ。たぶん足をうまく回転させて走ってるんじゃないかと思うのだけど、例によって出番がなさすぎる技なので真相は闇の中。
ちなみに、攻撃の仕方は原作だと膝蹴りっぽく見えるが、アニメでは頭突きだった。




ゴムゴムのショット
ゴムゴムの散弾

【技の概要】
『ゴムゴムの銃』を繰り出した際、もう片方の腕で伸ばした腕を弾く事で、拳にブレを与え無数の打撃を生み出す技。 
クロコダイルとの2戦目で使用。水に濡らした腕での攻撃を試みたが、回避された。
【使用箇所】
22巻 第200話  VS クロコダイル
【コメント】





みずルフィ
水ルフィ

【技の概要】
大量の水を一気飲みする事で、体内を水で満たし膨張した身体に変身する。 
クロコダイルとの2戦目で使用。
【使用箇所】
22巻 第200話  VS クロコダイル
【コメント】
ついさっきまで串刺しになってた人間が「お腹からの水漏れ」で笑いを取ってくるのはズルい。
ルフィの変身形の中でもかなりフザけた部類の技だが、張本人は至ってマジメに勝つ為にやってるのがルフィらしい。




みずみずのピストル
水水の銃

【技の概要】
『水ルフィ』状態でのみ使用可能な技。
両腕をポンプの様に動かし、口から水の弾丸を吐き出す事で攻撃する。 
クロコダイルとの2戦目で使用し、クロコダイルに正面から水を浴びせる事で〝ゴムゴムのバズーカ〟を叩き込む布石となった。
【使用箇所】
22巻 第201話  VS クロコダイル
【コメント】
ゴムの腕をポンプ状に使う技という事で、ギア2の原型になっていると言えなくも……ない……?
腹の中に一度収まった水を思いっきりぶっかけられたクロコダイルはちょっと気の毒。




ゴムゴムのストーム
ゴムゴムの暴風雨

【技の概要】
大きく息を吸い込んで膨張した身体に捻りを加え、息を吐き出す事で回転しながら飛び、その勢いを加えた無数のパンチを撃ち込む技。 息を吐き出す方向によって上にも横にも飛ぶ事が可能。
葬祭殿でのクロコダイルとの戦いで初使用。血の着いた拳で〝砂漠の金剛宝刀〟を打ち崩しながら拳を叩き込み、岩盤を貫きながらクロコダイルを地上まで吹き飛ばした。
【使用箇所】
23巻 第209話  VS クロコダイル
34巻 第321話  VS クザン(青キジ)
40巻 第378話  VS 海兵、役人(エニエスロビー)
49巻 第479話  VS オーズ、モリア
 ナイトメアルフィ状態で使用。
【コメント】





ゴムゴムのはなび
ゴムゴムの花火

【技の概要】
空中で身体を不規則に回転させ、伸ばした両手両足による無数の打撃を全方位に撃ち込む技。
スカイピア到着直後、エンジェルビーチでのホワイトベレー部隊との戦いで初使用。隊長のマッキンリーを含むホワイトベレーを全滅させた。
【使用箇所】
26巻 第242話  VS マッキンリー、ホワイトベレー部隊
55巻 第533話  VS 極卒(インペルダウン)
【コメント】





ゴムゴムのボー

【技の概要】
身体の力を抜き無意識のままに動く事で、相手の『見聞色の覇気』を無効化し反射神経だけで攻撃を回避する技。
ただし何も考えていないため、こちらからの反撃も不可能となってしまう。 
方舟マクシムでのエネルとの戦いで使用し、槍の連撃を回避した。
【使用箇所】
30巻 第281話  VS エネル
【コメント】
案外六式の〝紙絵〟もこんな原理なのかもしれない。ここまで無意識の動きではないけれど、力を抜いて相手の攻撃に身を任せるっていう点では近いものがありそう。




ゴムゴムのたこ

【技の概要】
身体の力を抜き、手足を蛸の様に垂れ下がらせる。 
マクシムでのエネルとの戦闘で初使用したが、ナミには「変なアイデアやめろ」と一蹴された。
【使用箇所】
30巻 第281話  VS エネル
【コメント】





ゴムゴムのたこはなび
ゴムゴムのたこ花火

【技の概要】
 『ゴムゴムのたこ』状態から跳躍して放つ『ゴムゴムの花火』。手足の力を抜いているためか、壁に当たった打撃はそのまま跳ね返り、使用者本人の意識を介さない無作為な打撃を生み出す。 
マクシムでのエネルとの戦闘で初使用。跳弾を利用した攻撃でエネルの〝心綱〟を無効化し、打撃を叩き込んだ。
【使用箇所】
30巻 第281話  VS エネル
【コメント】





ゴムゴムのライフル
ゴムゴムの回転弾

【技の概要】
大きく捻じった片腕を後ろに伸ばし、引き戻すと同時に回転の力を加えた強烈な打撃を叩き込む。〝ゴムゴムの銃弾〟の強化版のような立ち位置の技。 
マクシムでのエネルとの戦闘で初使用。心綱の効かない〝ゴムゴムのたこ花火〟で体勢を崩し、〝バズーカ〟→〝回転弾〟の連続攻撃を食らわせ大ダメージを与えた。
【使用箇所】
30巻 第281話  VS エネル
40巻 第383話  VS ブルーノ
44巻 第421話  VS ルッチ
50巻 第490話  VS 海兎
【コメント】





ゴムフック

【技の概要】
腕を横方向に伸ばし、相手の側面・背面からの不意を突いたフックパンチを繰り出す。
フォクシーとのコンバットで使用。〝ノロノロビーム〟を回避し背後に回ると同時に、パンチを背中に叩き込んだ。
【使用箇所】
33巻 第315話  VS フォクシー
【コメント】
ルフィの技では相当珍しい〝ゴムゴムの〟とつかない技。ボクシングを模したコンバットの最中だからこその技だろうし、その場のアドリブで出来た技かも。




ゴムゴムのフレイル
ゴムゴムの連接鎚矛

【技の概要】
伸ばした腕をもう一方の腕で振り回し、遠心力を利用した強烈な拳を相手に叩き付ける技。
コンバットにて、〝ノロノロビーム〟の反射で動きがノロくなったフォクシーに対して使用。顔面に攻撃を叩き込み、ビームによる減速が解ける8カウントと同時にフォクシーをフィールドの外へと吹き飛ばし、試合を決着させた。
【使用箇所】
34巻 第317話  VS フォクシー
【コメント】





ゴムゴムのキャノン
ゴムゴムの攻城砲

【技の概要】
敵の眼前で『ゴムゴムの銃乱打』の素振りを行い、その勢いを利用した『ゴムゴムのバズーカ』を喰らわせる、2つの必殺技を複合させた一撃。
フランキー一家に殴り込みを仕掛けた際に初使用し、怪力デストロイヤーズの1人が着る、戦艦の砲撃も通じないという巨大鋼鉄アーマーを貫いた。
【使用箇所】
35巻 第330話  VS フランキー一家
【コメント】
何かと合体技で使われている為出番は多いが、これ単体での活躍は驚く程地味。
パンチ連打の素振りに意味があるのかは正直分からないが、ゲーム等では大体普通に攻撃判定がある。




ゴムゴムのみかたロボ
ゴムゴムの味方ロボ

【技の概要】
背後から手足を巻き付ける事で敵の体に憑りつき、盾として扱いつつ身体を意のままに操る技。
エニエスロビーに乗り込んだ際、海兵の1人を自在に操った。
【使用箇所】
39巻 第377話  VS 海兵(エニエスロビー)
【コメント】
「ルフィってたまにこういう事するよね」な、ヒール丸出しの技。
海賊だからね。主人公だけどちゃんとした悪党だからね。




みかたロボパンチ
味方ロボパンチ

【技の概要】
『ゴムゴムの味方ロボ』によって操った敵の腕を動かして繰り出すパンチ。 
エニエスロビーに乗り込んだ際、 海兵の1人を操って同士討ちさせる為に使用された。
【使用箇所】
39巻 第377話  VS 海兵(エニエスロビー)
【コメント】





みかたロボキック
味方ロボキック

【技の概要】
『ゴムゴムの味方ロボ』によって操った敵の脚を動かして繰り出すキック。 
エニエスロビーに乗り込んだ際、 海兵の1人を操って同士討ちさせる為に使用された。
【使用箇所】
39巻 第377話  VS 海兵(エニエスロビー)
【コメント】





ゴムゴムのかざん
ゴムゴムの火山

【技の概要】
頭上へと足を伸ばし、建物の天井などを破壊する蹴りを繰り出す技。
エニエスロビー上陸後、1人で大暴れしていた際、建物の天井を破壊する事で屋上にいた海兵や役人を吹き飛ばした。
【使用箇所】
40巻 第379話  VS 海兵(エニエスロビー)
【コメント】
第463話でモリアにやった〝ゴムゴムのスタンプ〟はこっち名義でもいいんじゃないかって気がするが、きちんと噴火っぽく見えてるかどうかでルフィの中にコダワリでもあるんだろうか。




ゴムゴムのあめ
ゴムゴムの雨

【技の概要】
上空から落下する際の力を利用し、身体を回転させながら下方の敵目掛けて『ゴムゴムの銃乱打』を放つ。 
インペルダウンにてジンベエ、クロコダイルと共闘した際に使用され、監獄弾を跳躍で避けつつ技を放ち、多数の極卒達を撃破した。
【使用箇所】
55巻 第541話  VS 極卒(インペルダウン)
【コメント】





ゴムゴムのみがわり
ゴムゴムの身代わり

【技の概要】
伸ばした腕で他者の身体を掴み、自分の前に突き出す事で盾として使用する。 
頂上戦争でのミホークとの戦いで使用。〝ゴムゴムのJET身代わり〟で引き下ろしていたバギーを突き飛ばし、ミホークの斬撃から身を守った。
【使用箇所】
57巻 第561話  バギーを身代わりにしてミホークからの攻撃の盾にした。
【コメント】
たった2コマの差とはいえ、「JET」版が先に登場している珍しいパターン。まあほぼギャグ技なので、こちらは「JET」が省略されて書かれただけかもしれないけど。
これで突き飛ばされたバギーは結構な勢いで細切れにされているが、バラバラの実の細分化には限界もある様なので、最悪これで制御不能になって死んでてもおかしくなかったかもしれない。そうなってたら相当後味悪そうだが、ミホークにしてみれば後々バギーの下につくハメにならずに済んだので、その方が良かった気もする。




ゴムゴムのスタンプガトリング
ゴムゴムのスタンプ乱打

【技の概要】
両足を伸ばしながら、足裏での蹴りの連打を繰り出す技。〝ゴムゴムのスタンプ〟を〝ゴムゴムの銃乱打〟の要領で放ったもの。
頂上戦争編で初使用。当時の三大将に向かって使用したが、覇気を使えなかったルフィの攻撃はすべて受け流された。
【使用箇所】
58巻 第565話  VS サカズキ、クザン、ボルサリーノ
【コメント】





ゴムゴムのスネークショット
ゴムゴムの蛇銃

【技の概要】
蛇のような蛇行した軌道で腕を伸ばし、相手の身体を握り潰す技。 
魚人島編において、ホーディから逃げるしらほしを守る為に使用。海中での使用だった為威力は落ちていたが、それでもホーディに叫び声を上げさせるダメージを与えた。
【使用箇所】
65巻 第639話  VS ホーディ
【コメント】
エネルギーステロイドで強化されたタフなホーディに対し、腕だけとはいえ海中で力が抜けた状態で覇気も纏わずに使用したにも関わらず、それなりのダメージを与えている。
そういえばクロコダイル1戦目の時に水がかかった腕を握った時も死にかけだったにも関わらず悶絶させていたし、ルフィの「握力」ってあんま目立たないけど地味に凄いのかも。




ゴムゴムのおれいファイア
ゴムゴムのお礼砲

【技の概要】
『ゴムゴムの風船』で砲弾を跳ね返す際、目標への狙いを定め、一発残らず倍の力で跳ね返す“攻撃”へと変える技。
闇雲に弾き返すだけの防御方法に対し、レイリーからムダを指摘された事で考案された技。劇中での初使用はパンクハザード編で、ロックが撃って来た砲弾を威力を増して撃ち返した。
【使用箇所】
67巻 第667話  VS ロック(ロック&スコッチ)
【コメント】





ゴムゴムのユーフォー
ゴムゴムのUFO

【技の概要】
下半身を円盤の様に回転させ、宙に浮かびながら敵を蹴り倒す技。
パンクハザード編にて初使用。シーザーの部下達を一掃したが、油断に対して叱責された矢先にふざけた技を使った為、ゾロには呆れられた。
【使用箇所】
68巻 第678話  VS パンクハザード兵
【コメント】
ONE PIECEの世界でも「UFO」って一般的な概念なんや、っていう驚きがあった技。
ゲーム『ワールドシーカー』ではジャンプボタンを連打するだけで使用でき、普通に歩いては行けない場所にも行ける様になる為、重宝する。




ゴムゴムのタコスタンプ

【技の概要】
武装色の覇気を纏い硬化させた足裏での連続蹴りを繰り出す技。
ドレスローザにて、ドフラミンゴの糸人形と操られたベラミーの攻撃に腕を縛られた状態で対抗する為に使用された。
【使用箇所】
76巻 第761話  VS ドフラミンゴ(影武者)、ベラミー
【コメント】
〝スタンプ乱打〟と〝たこ花火〟を合体させた様な技。敵が近かった為、足を曲げながら使用した辺りが「タコ」要素なんだと思う。




ゴムゴムのつっぱり

【技の概要】
伸ばした腕を突き出して放つ張り手。名称から『ギア3』の技ではないと思われるが、相手の体格に合わせて腕を若干膨張させている様に見える。
TVアニメ版では、実際に腕を膨らませる描写がされていた。ただしこの際に指から空気を送り込む動作は行っておらず、また『ギア3』に比べ膨らんだ後の腕も小さめになっている。
ワノ国編にて、浦島との土俵内での戦闘にて使用。菊之丞を狙った〝彼岸張手〟に対して使用され、攻撃が相殺しお互いに土俵際まで弾かれた。
【使用箇所】
91巻 第916話  VS 浦島
【コメント】





はおうしょくのはき
覇王色の覇気

【技の概要】
数百万人に1人の選ばれた人間のみが扱える覇気。世界で大きく名を上げる人物が秘めている事が多い力であり、本人の成長によってのみ強化されるという。
使用者の気迫により相手を威圧し、力に大きな差のある敵を気絶させる事ができる。 
2人の使い手が同時に覇王色を放つ事で「覇王色の衝突」と呼ばれる現象が起こり、真の強者同士の衝突は天を割る事すらある。

シャボンディ諸島編のトビウオライダーズとの戦闘にて、モトバロを威圧した際に覇気の片鱗が現れる。当初は無意識化にて発動するだけだったが、修業を経た新世界編では自由に発動する事が可能となった。
更に鬼ヶ島での戦いでは、覇王色の覇気を武装色と同じく身体に纏わせる技を会得。覇王色の使い手の中でもひと握りの強者にだけ扱える技術であり、拳や武器に纏った覇気により相手に直接触れる事なく強力な攻撃を繰り出す事が可能となった。
【使用箇所】
51巻 第495話  VS モトバロ
53巻 第519話   『蛇穴の舞い』にて使用。
55巻 第536話  VS 軍隊ウルフ(インペルダウン)
58巻 第569話  マリンフォードにて、エースが処刑されそうになった時に無意識に発動。
 ジャンゴや処刑台に潜入していたギャルディーノなどを無差別に気絶させた。
61巻 第599話  VS デマロ、ショコラ、マウンブルテン、トルコ(偽麦わらの一味)
63巻 第618話  VS 魚人島の浜人
64巻 第634話  VS 魚人街の無法者5万人
72巻 第716話  VS チンジャオ
78巻 第782話  VS ドフラミンゴ
89巻 第893話  VS カタクリ
91巻 第915話  VS ワノ国の侍
92巻 第924話  VS 百獣海賊団
(カイドウとの戦闘後、気絶したまま無意識に発動)
93巻 第936話  VS ウェイターズ(百獣海賊団)
93巻 第940話  VS 百獣海賊団
 大相撲インフェルノの就寝時間中、見張りを気絶させた。
102巻 第1026話  VS カイドウ
103巻 第1044話  VS カイドウ
 ギア5発動時。
【コメント】





ソル

【技の概要】
世界政府の実力者が使用する、〝六式〟の体術の1つ。地面を瞬間的に10回以上蹴る事で、消えたように見える程の爆発的な速度で移動を行う技。
エニエスロビーでのブルーノとの戦いで初使用。ウォーターセブンでCP9と戦った際にその移動法を見抜き、また〝ギア2〟によってその動きに耐えられるだけの肉体に進化した事で使用が実現した。
【使用箇所】
40巻 第388話  VS ブルーノ
【コメント】
〝ギア2〟会得以降の戦いでは高速移動なんて珍しくも何ともなくなる為あまり目立たないが、ゲーム『ワールドシーカー』では、見聞色モードに切り替えた状態で〇ボタンを押すと、この〝剃〟が使える。実態はただの回避アクションなんで特別感があるわけじゃないが、ルフィのモーションに名指しでこの技が採用されてるのは結構珍しい。









特殊な条件下でのみ使用可能な技


ゴムゴムのトンカチ

【技の概要】
ギャルディーノ(Mr.3)が『ドルドルの実』の能力で作り出した〝キャンドルロック〟を利用し、鉄の硬度による強力な打撃を叩き込む技。 
リトルガーデンでのギャルディーノとの戦いで初使用。〝キャンドルロック〟で足を拘束された際、ブロギーの手に刺さった〝ドルドル彫刻〟に腕を巻き付け、回転を利用した打撃で〝キャンドルサービス〟の柱をへし折った。
その後腕にキャンドルを着けられた際は〝ゴムゴムの銃〟の様なパンチで繰り出し、〝キャンドル壁〟を砕きギャルディーノを殴り飛ばした。
【使用箇所】
14巻 第123話  ギャルディーノの〝特大キャンドルサービスセット〟を破壊する為に使用。
14巻 第123話  VS ギャルディーノ(Mr.3)
【コメント】





ゴムゴムのはなび おうごんぼたん
ゴムゴムの花火 黄金牡丹

【技の概要】
エネルによって腕に取り付けられた球体型の黄金を利用し、黄金の腕から全方位に打撃の連打を繰り出す技。
エネルとの最終決戦で使用。〝雷迎〟の中へと飛び込み無数のパンチを放ち、雷雲の電気を黄金に伝導させる事で放電させ、〝雷迎〟を破った。
【使用箇所】
32巻 第297話  VS エネル
  〝雷迎〟を破壊する為に使用。
【コメント】





ゴムゴムのおうごんライフル
ゴムゴムの黄金回転弾

【技の概要】
エネルによって腕に取り付けられた黄金によって威力を増した〝ゴムゴムの回転弾〟。
エネルとの最終決戦で使用。〝ゴムゴムのロケット〟でマクシムの上のエネルへと迫り、心綱でも見切れない速度の拳を叩き込む事で、トドメを刺すと同時に黄金の鐘の音を青海まで届けた。
【使用箇所】
32巻 第298話  VS エネル
【コメント】







アルメ・ド・レール ゴムシュート
空軍ゴムシュート

【技の概要】
伸ばした腕でサンジの足を掴み、蹴りの勢いで射出する事で敵に突進する技。
ドラム島でのワポルとの戦いで初使用し、食われかけたチョッパーを回転を加えた突進で吐き出させた。
【使用箇所】
17巻 第146話  VS ワポル
65巻 第638話  ノアへと飛び移る際
【コメント】





ゴムゴムのたつエポール まきムチシュート
ゴムゴムの龍肩肉 〝巻き〟〝ムチ〟〝シュート〟

【技の概要】
ルフィの〝ゴムゴムの鞭〟、ゾロの〝三刀流 龍巻き〟、サンジの〝肩肉シュート〟を同時に繰り出す連携技。 
アラバスタ編で初使用し、同時攻撃によってサンドラ大トカゲを撃破した。
【使用箇所】
18巻 第162話  VS サンドラ大トカゲ
【コメント】





ゴムゴムのさんびゃくポンドキャノン
ゴムゴムの三百煩悩攻城砲

【技の概要】
ルフィの〝ゴムゴムの攻城砲〟と、ゾロの〝三刀流 百八煩悩鳳〟を同時に繰り出す連携技。技名は「108を2つで216」となる所を、ルフィが「長い」と言った為300になった。
エニエスロビーへと向かう道中に初使用し、アクア・ラグナに風穴を空けてロケットマンの抜け道を作った。
【使用箇所】
38巻 第367話  ロケットマンを呑み込もうとする〝アクア・ラグナ〟に対して使用。
【コメント】
「ルフィって百八煩悩鳳の技名知ってたんだ」という驚きが来るシーン。この時点ではルフィの前で煩悩鳳を使った事はなかったが、空島帰りに話していたんだろうか。
ゲーム『海賊無双3』では、操作キャラと仲間の技名の上の句と下の句をくっつけた連携技を放つシステムがある為、ルフィ操作で使うとこの技を繰り出せる。ゾロ操作だと順番が逆になって〝攻城砲煩悩鳳〟になってしまうが。




ろくおくベル・ジャック・ポット
6億B・JACK・POT

【技の概要】
ルフィ、ゾロ、サンジ、ロビン、フランキーの5人が一斉に技を放ち、周囲の敵を一掃する連携技。 
スリラーバーク編で使用し、大量のゾンビ達を一掃した。
【使用箇所】
46巻 第448話  VS 兵士ゾンビ(スリラーバーク)
【コメント】
スリラーバーク編当時の麦わらの一味(ブルックは除く)の総合懸賞金が、6億6700万と50ベリー。
ワノ国編後の麦わらの一味が一斉攻撃を放つと、たぶん〝88億B・JACK・POT〟。……こう見ると、大きくなったもんだなぁこの一味も。




さんとうりゅうゴムゴムのディアブル ムートンジェットろっぴゃくポンドキャノン
三刀流ゴムゴムの悪魔風 羊肉JET六百煩悩攻城砲

【技の概要】
ルフィの〝ゴムゴムのJET攻城砲〟、ゾロの〝三刀流 百八煩悩鳳〟、サンジの〝悪魔風脚 羊肉ショット〟を同時に放つ連携技。
シャボンディ諸島12番グローブでの戦いで使用。同時攻撃でパシフィスタを吹き飛ばしたが、倒すには至らなかった。
【使用箇所】
52巻 第509話  VS パシフィスタ(PX-4)
【コメント】
技名がとんでもなく長い。
攻城砲と羊肉ショットが乱打技なのに対し、ゾロの煩悩砲だけが単発の技なので、アニメで見るとルフィとサンジが必死に乱打してる間ゾロだけずっと静止してて、とてもシュール。




ゴムゴムのトンカチライフル
ゴムゴムのトンカチ回転弾

【技の概要】
ギャルディーノ(Mr.3)の協力を得て、〝キャンドルロック〟を装着した腕によって〝ゴムゴムの回転弾〟を放つ連携技。 
インペルダウンLEVEL3でのミノタウロスとの戦いで使用。LEVEL4の焦熱地獄を目の前にした場所だった為〝キャンドルロック〟の持続は3秒が限界だったが、その一撃でミノタウロスをダウンさせた。
【使用箇所】
54巻第532話 VS ミノタウロス
【コメント】





ゴムゴムのチャンピオンライフル
ゴムゴムのチャンピオン回転弾

【技の概要】
ギャルディーノの協力を得て、鉄の硬度を持つロウで出来たグローブを装着した状態で〝ゴムゴムの回転弾〟を放つ連携技。
インペルダウンLEVEL1でのマゼランとの戦いで使用。鉄のロウで毒を防ぎつつ威力を増した攻撃で、マゼランにダメージを与えた。
【使用箇所】
56巻第546話 VS マゼラン
【コメント】





ゴムゴムのヘビースタンプ

【技の概要】
ルフィの〝ゴムゴムのスタンプ〟とチョッパーの〝重量ゴング〟を同時に繰り出す連携技。
ワノ国編にて、クイーンが去った後の兎丼の戦いで使用。百獣海賊団数名を蹴散らした。
【使用箇所】
94巻 第949話  VS 百獣海賊団(ワノ国編 兎丼)
【コメント】