【錦えもん】



戦闘スタイル:斬撃/炎/覇気/狐火流/おでん二刀流
年齢:36歳(生年は56年前)
身長:295㎝

光月家の家臣で、赤鞘九人男の筆頭格。『フクフクの実』の能力者で、人の頭に葉っぱや石などを置く事で、自身の思い描いた衣服を出現させる事ができる。ただし能力で出した服は、一度脱いだり破損したりすれば元の衣装に戻ってしまう。〝狐火流〟と呼ばれる剣術の使い手で、斬撃に炎を纏い、また炎や爆炎を自在に斬り裂く事ができる。使用する2本の刀の名は『助参』と『角参』(位列はなし)で、一刀流と二刀流を使い分けた戦い方を得意とする。武装色と見聞色の覇気使いで、鉄を斬る技術も持っている。
能力や狐火流を除いた戦闘能力に関しても、ローに身体を切断され胴体だけとなった状態でもブルックと互角に戦うなど、かなりの強さを持つ。





きつねびりゅう
狐火流

【技の概要】
錦えもんが使う剣術の流派。炎で敵を焼き斬り、また炎を斬り裂く事を奥義としている。また刀に炎を纏う事で、負傷した味方の傷を焼き出血を止める事もできる。
パンクハザードにて、スマイリーが飛ばしたゲル状の毒ガスの破片に取り囲まれた際に初使用。狐火流の剣技でスマイリーズを焼き斬り、またそれによって生じた爆炎をも斬る事で活路を開いた。
また錦えもんの剣技を見た事で、ワノ国ではゾロが同様の剣術を習得している。
【出典】
・68巻 第672話  VS スマイリーズ
【コメント】
ワノ国に伝わる流派なのか、錦えもん独自の技なのかは結局ハッキリしなかったが、カイドウの〝熱息〟すら斬り裂けるのだから「拙者に斬れぬ炎はない」という言葉に偽りはないだろう。ワノ国にルーツを持つゾロが模倣できた事でワノ国に古くからある流派という説も出てきたが、あの人はあの人でミホークの柔剣も見て習得しているので、あまり参考にならない。まあそもそも錦えもんの生まれは九里なので、鈴後生まれのゾロの一族とは系譜が違いそうなんだけど。
当初は摩擦熱か何かを利用して炎を起こしているものと思っていたが、菊之丞の傷を治療するシーンでは刀を振る事すらなく突然発火しているので、もはやそういう能力者にしか見えなくなってくる。覇気の特殊な応用で発火させてるんだろうか?




きつねびりゅう ほむらさき
狐火流 焔裂き

【技の概要】
〝狐火流〟の剣術の1つで、いかなる炎をも真っ二つに切断する技。
パンクハザードの研究所内での、ドラゴン二十一號との戦いで初使用。小型の竜が吐き出す炎を叩き斬った。
この際にこの技を見ていたゾロが、のちにワノ国で同じ技を模倣して使用している。
【使用箇所】
69巻 第682話  VS ドラゴン二十一號
98巻 第991話  VS カイドウ
【コメント】
名前の響きがほぼほぼ小紫。
上記2つの使用シーンでは炎を真っ二つにして脇に逸らせているだけだが、スマイリーズの爆炎を斬った名も無き技の方では爆炎そのものを消滅させているので、この技でも多分出来ると思う。炎系の能力者は割と多く、カイドウやリンリンの様に武器の1つとして使用する者もいれば、サボやサカズキの様にメイン戦術として炎を使う実力者も多々いる(マグマが炎にカウントされるのかは微妙だけど)。まあこのクラスになると基礎戦闘能力の時点で錦えもんが太刀打ちできる相手ではなくなって来るけど、せっかくルフィにも準仲間の様な扱いを受けた事だし、大一番での活躍が巡って来るといいなぁ。
ちなみに『海賊無双4』では、炎を斬るだけだとゲーム的に使い勝手が悪いのか、普通に斬撃で炎を出して攻撃するので、「焔」を「裂」いてない。




かりゅういっせん
火柳一閃

【技の概要】
1本の刀を両手で握り、敵に飛び掛かりながら振り下ろす事で敵を焼き斬る技。
パンクハザード研究所内での、ドラゴン二十一號との戦いで使用。竜が吐き出す炎を〝焔裂き〟で断ち斬り、そのままブルックの〝革命舞曲ボンナバン〟と同時に繰り出す事で遺恨ある竜を撃破した。
【使用箇所】
69巻 第682話  VS ドラゴン二十一號
【コメント】
一刀流を両手で握る構え、飛び掛かりながらの斬撃、そして斬り口の発火と、ゾロがスリラーバークで見せた〝飛竜 火焔〟と酷似している。奇しくも技名の「火柳」と「飛竜」も、読み方をちょっとイジればそっくりになる。しかもゾロが劇中で飛竜 火焔を使用した相手は、あのリューマとカイドウ。ここまで来ると何か意図的なものを感じるが、残念ながら現状の関係性は不明。何かしらのルーツは繋がりそうなんだけどね。
ちなみに『海賊無双4』では、飛び掛かる際に何故か前方にグルグルと回転しながら迫る仕様になっている。




フクフクの「きんちゃんごふくてん」
フクフクの「錦ちゃん呉服店」

【技の概要】
『フクフクの実』の大技で、能力によって暖簾のかかった門を作り出し、その門をくぐった人物を強制的に任意の服装に着替えさせる技。一度脱いだり破損すれば、着替えた服が消滅して元の姿に戻ってしまうという点は、通常のフクフクの術と変わらない。
鬼ヶ島への突入時に使用。共闘する麦わらの一味やキッド海賊団の衣装を百獣海賊団のものに変え、兵力差の大きい敵陣内で動きやすい様にした。
【使用箇所】
97巻 第978話  鬼ヶ島への突入時、キッド海賊団および麦わらの一味に対して使用。
【コメント】





おでんにとうりゅう とうげんとつか
おでん二刀流 桃源十拳

【技の概要】
かつて光月おでんが使用し、カイドウに傷を付けた剣技。
赤鞘九人男の中で誰がおでんの一番弟子になるかで死者が出そうになる程の大ゲンカになった為、おでんから直接の師事は受けず独自に会得した。
おでんの死から20年後、鬼ヶ島屋上でのカイドウとの戦いで初使用。錦えもん、傳ジロー、アシュラ童子、イヌアラシの4人が一斉に技を繰り出し、かつておでんが付けた十字の傷に再び斬撃を浴びせ、血を流させたが、仕留めるには至らなかった。
【使用箇所】
98巻 第992話  VS カイドウ
【コメント】